TOPICS
bizair
2023年11月01日
様々な目的で店舗向けWi-Fiの導入を検討している飲食店の方がいるでしょう。飲食店におけるWi-Fi環境というのは、店舗にとっても顧客にとっても重要な要素です。そのため、目的に合った店舗向けWi-Fiを導入することをおすすめします。
そこで今回の記事では、飲食店におすすめの店舗向けWi-Fiを6つ紹介します。導入のメリットや選び方、導入手順についても解説するので、飲食店の方はぜひ参考にしてみてください。
目次
飲食店にWi-Fiを設置するメリットには、様々なものがあります。まずは、メリットについて詳しく解説していきます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
インターネットやスマホの普及によって、飲食店でスマホゲーム・SNSをしたり、パソコンを開いて仕事をしたりするユーザーが増加しています。そのため、飲食店にWi-Fiを設置することで、若者やビジネスマン、さらには外国人観光客などの幅広い顧客を獲得することが可能です。
最近ではWi-Fi環境が整っているかが飲食店選びの1つの基準にもなっており、飲食店へのWi-Fi導入は、集客力向上と顧客ターゲットの拡大につながります。
Wi-Fiを使える飲食店であれば、待ち時間に通信量(通信制限)を気にせずSNSやネットサーフィンを楽しめます。そのため、待ち時間が快適になります。
特に混雑しがちなランチなどの時間帯は、席や注文の待ち時間がクレームの原因になりやすいです。飲食店にWi-Fiを設置することで、顧客のストレスを軽減し、クレームを減らしたり、顧客満足度を向上させたりすることができます。
店舗にWi-Fi環境を整備することで、注文端末・決済端末を活用できるようになります。例えば、客席にオーダー用のタブレット端末を置いたり、ハンディ型のキャッシュレス決済によってテーブルで決済したりすることが可能です。
顧客にとって店員を呼ぶ必要がなく手軽に注文できるというメリットがあるだけでなく、飲食店にとってもオーダーミスが減るというメリットがあります。
Wi-Fi環境が整っている飲食店では、顧客の平均滞在時間が長くなります。そのため、滞在時間が長くなる分顧客単価も上昇するというメリットがあります。
注文数が増え顧客単価が上昇するので、特に顧客単価が伸び悩んでいる飲食店は店舗向けWi-Fiの導入がおすすめです。
店舗にWi-Fiを導入することで、これまでケーブルで接続していた機器の配線を撤去できるため、店舗のレイアウトがしやすくなります。ケーブルが露出していると、顧客へ汚い印象を与えたり、ホコリがかぶって掃除する必要が出たりします。
Wi-Fi環境を整えれば、POSレジや防犯カメラへの配線は必要ありません。店舗の余計な配線がなくなるため、店舗のコンセプトに合わせた自由なレイアウトが可能になります。
ここでは、飲食店に設置するWi-Fiの選び方について解説します。店舗向けWi-Fiを選ぶ際は、以下のポイントに注目して選んでみてください。
飲食店に設置するWi-Fiの選定ポイントの1つ目は、「費用」です。店舗向けWi-Fiの費用として考慮すべき料金は、主に以下の4つです。
ただし、以上の料金全てが必ずかかるわけではなく、契約するWi-Fiのタイプによって異なります。例えば、光回線をつなぐ場合は工事費用はかからず、ルーターを設置するだけの場合は導入の際は契約料だけかかるといった具合です。
修理・メンテナンス費用は、オプションとして月額料金に含めることができる場合もあります。月額料金はWi-Fiを通信する際にかかる料金なので、毎月支払わなければなりません。同時接続台数や通信速度によっていくつかのプランが用意されているため、月額料金はそれぞれで異なります。
月額料金が安いプランはその分制限も多いため、自店舗の来店数から逆算して導入するWi-Fiを選ぶと良いでしょう。
飲食店に設置するWi-Fiの選定ポイントの2つ目は、「通信速度」です。店舗向けWi-Fiは、通信速度がとても重要です。もし通信速度が遅いと、顧客から不満の声が上がり、せっかくWi-Fiを導入した意味がありません。
Wi-Fiの通信速度は通信規格によって異なり、最新の通信規格と古い通信規格では通信速度に10倍以上の差があるとも言われています。最新の通信規格であるWi-Fi6に対応しているWi-Fiや、対応通信速度ができるだけ早いWi-Fiを選ぶのがおすすめです。
飲食店に設置するWi-Fiの選定ポイントの3つ目は、「同時接続台数」です。同時接続台数はWi-Fiサービスごとに定められており、制限を超えてしまうとWi-Fiがつながらない場合もあります。
一般的な家庭用Wi-Fiの場合、同時接続台数が10台に設定されているケースが多いため注意しましょう。100台接続可能な店舗向けWi-Fiもあれば、別途オプションとして同時接続台数を増やせるWi-Fiもあるので、自店舗に合った最適なWi-Fiを導入しましょう。
飲食店に設置するWi-Fiの選定ポイントの4つ目は、「サポート体制の充実度」です。店舗向けWi-Fiを導入してから運用する際は、機会トラブルなどが発生する可能性があります。
顧客の利便性が下がり店舗の信用を下げてしまうだけでなく、店舗の営業に支障をきたす場合もあります。そのため、店舗向けWi-Fiはサポート体制の充実度で選ぶことが大切です。
飲食店に設置するWi-Fiの選定ポイントの5つ目は、「セキュリティ性」です。セキュリティは、顧客と店舗の安全性を確保するために重要なポイントです。Wi-Fiのセキュリティ性が低いと、悪意のある第三者に情報を抜き取られてしまうなどの危険性があります。
暗号化のセキュリティ規格としては、最新のWPA3もしくはWPA2を選ぶのがおすすめです。Wi-Fiの安全性を確保して、安心してWi-Fiを導入できるようにしましょう。
飲食店に設置するWi-Fiの選定ポイントの6つ目は、「ゲストWi-Fiが設定できるか」です。ゲストWi-Fiは、来店する顧客が一時的にインターネット接続できるようにする機能です。
ゲストWi-Fiを設定すれば、店舗のネットワークへ接続しないでWi-Fiを利用できるため、設定することでセキュリティ性が高くなります。また、ネットワークを分けてWi-Fiに接続できるため、安定した通信環境の提供が可能になり、顧客満足度を向上させられます。
飲食店におすすめの店舗向けWi-Fi6選を紹介します。初期費用や月額料金、同時接続台数を比べて、自店舗にとって最適な店舗向けWi-Fiを選んでみてください。
特徴などを踏まえながらそれぞれについて解説していきます。
初期費用 | |
月額料金 | 4,378円【WEB限定】初月無料 |
同時接続台数 | 最大40台 |
通信速度 | 下り:3.9Gbps上り:183Mbps |
「BizAir+5GforWiMAX」は、工事不要で最短3日で導入可能な店舗向けWi-Fiです。高速・大容量通信の5Gに対応しており、容量無制限で使い放題です。「BizAir+5GforWiMAX」が店舗向けWi-Fiとして選ばれる理由として、以下のような特徴が挙げられます。
また、「モバイルオーダー率の上昇」「顧客単価のアップ」「リピート率の向上」などの口コミもあります。
引用元:ギガらくWi-Fi公式HP
初期費用 | 約1万~2万円(2023年12月1日申込受付分より一部工事費を改定) |
月額料金 | 4,180円~ |
同時接続台数 | 30~100台 |
通信速度 | 最大1.3Gbps |
「ギガらくWi-Fi」は、NTT東日本が提供する法人向けのWi-Fiです。インターネット回線をつないでいる場合は、契約料なしの初期費用無料で利用できます。
小規模店舗向けのライトプランやWi-Fi6に対応したハイエンド6プランなど、様々なプランから自店舗に合ったものを選べるのが特徴です。また、顧客と従業員が同じネットワークに接続できないように設定できるため、セキュリティ対策も万全です。
引用元:Softbank光公式HP
初期費用 | 契約料:3,300円 工事費用:0~26,400円 |
月額料金 | 4,180円~ |
同時接続台数 | 10台 |
通信速度 | 最大1Gbps |
「Softbank光」は、安定した高速通信が特徴の店舗向けWi-Fiです。様々なキャンペーンを定期的に開催しており、他社から乗り換える場合は違約金・撤去工事費を最大10万円まで満額還元しています。
同時接続台数が10台では足りないという方は、オプションを追加して最大64台まで同時接続台数を増やすことも可能です。ただ、同時接続台数を増やし過ぎると、通信速度が落ちる場合もあるみたいので注意しましょう。
引用元:プラットWi-Fi公式HP
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 2,178円~ |
同時接続台数 | 100台 |
通信速度 | 最大1,167~6,579Mbps |
「プラットWi-Fi」は、世界シェアNo.1の高性能ルーターを月額利用でお得に利用できるサブスク型のレンタルサービスです。広範囲で安定した通信が可能なメッシュWi-Fiが利用できるため、規模の大きい飲食店にもおすすめです。
初期費用はかかりませんが、60か月の契約期間の縛りがあるためその点は注意しましょう。解約金は「月額×残月数」で、端末違約金は21,780円です。
引用元:おしごと回線.com公式HP
初期費用 | 契約料:880円工事費用:約19,800円 |
月額料金 | 3,135円~ |
同時接続台数 | 最大1Gbps |
通信速度 | 10台 |
「おしごと回線.com」は、NTT西日本の正規代理店による飲食店に特化したWi-Fiサービスです。Wi-Fiの導入とともに、電話やネットワークカメラを合わせてお得に導入できるのも特徴です。
無線LANをつなげることで同時接続台数を増やすこともでき、NTT西日本の安定した通信速度のWi-Fiを使えます。
引用元:NURO Biz公式HP
初期費用 | 契約料:3,300円工事費用:約50,000円 |
月額料金 | 5,200円 |
同時接続台数 | 最大2Gbps |
通信速度 | 10台 |
「NURO Biz」は、高速通信が可能な法人向けのWi-Fiサービスです。同時接続台数が10台では足りないという場合は、別途Wi-Fiルーターを追加することで対応できます。
クラウドサービスやIP電話も提供しており、DX化を検討している場合は相談してみると良いでしょう。
飲食店にWi-Fiを導入する際は、以下の手順で進めましょう。
工事日程を組む際は余裕を持ったスケジュールにしましょう。特殊な回線が必要な場合など、開通工事に時間がかかる場合もあるので注意が必要です。
また、Wi-Fiルーターの設置場所は店舗の中心かつ開けた場所がおすすめです。Wi-Fiの電波が壁や床に阻まれると、速度が落ちてしまうため注意しましょう。
飲食店にWi-Fiを設置するデメリットもあります。主に考えられるデメリットとしては、以下の2つです。
導入費用に関して、費用対効果が得られなそうな場合は導入を検討しなおした方が良いかもしれません。また、長居する顧客が増えるため、飲食店にとって大切な「回転率」が低下する可能性がある点には注意が必要です。
飲食店にWi-Fiを設置する際は、以下の注意点に気を付けるようにしましょう。
長居防止対策としては、Wi-Fiの利用時間を設定することをおすすめします。また、パスワードを設定しないと、飲食店を利用しない近くの人もWi-Fiを利用できてしまうため注意しましょう。
長居する顧客が増えて回転率が低下するデメリットについて解説しましたが、それ以上のメリットが得られることが多いです。そのため、「顧客単価の向上」「集客力の強化」などを狙う飲食店は、店舗向けWi-Fiを導入するのがおすすめです。
店舗向けWi-Fiを選ぶ際は、この記事で紹介した飲食店におすすめの店舗向けWi-Fiをぜひ参考にしてみてください。