「オンラインゲームのネット環境が欲しいけど、WiMAXでも大丈夫・・?」
自宅の固定回線代わりにも使えるWiMAX、オンラインゲームでも楽しめるのか気になるところです。
結論から言うと、WiMAXでもオンラインゲームのプレイは可能、通信速度も十分です。
ただし、ゲームのジャンルによっては合わないことも。FPSや格ゲーなどは、Ping値の低い光回線が有利となっています。
この記事では、WiMAXでオンラインゲームをプレイできるのか注意点も合わせて詳しく解説していきます。
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WiMAXでオンラインゲームは快適にプレイ可能?
結論から言うと、WiMAXでもオンラインゲームを快適にプレイすることは可能です。ただし、いくつか注意点があります。
WiMAXは無線通信のため、電波状況によって速度が変動。建物の中や人が多い場所では電波が弱くなり、速度が落ちる可能性があります。
また、Pingについても注意が必要です。
通信速度は問題ない
WiMAXでもオンラインゲームのプレイは可能です。通信速度は問題ありません。
PS5は、FPSや格闘ゲームのようにシビアなゲームでなければ10Mbps以上の速度が出ていればOK。
WiMAXは最大通信速度が向上しており、通信環境が悪くなければ実効値で約100Mbpsが出ます。
容量が大きいゲームのダウンロード・アップデートにはやや時間がかかりますが、ゲームプレイには大きな支障はありません。
Pingはジャンルによって不利となる
オンラインゲームで重要なのは、通信速度だけでなくPing値(応答速度)の安定性です。Ping値が高いと、ゲーム内の操作に遅延が生じてしまいます。
WiMAXの下り最大速度は440Mbpsと高速ですが、Ping値は光回線と比べると高めです。とはいえ、WiMAXのPing値は概ね50ms前後で、ほとんどのオンラインゲームを快適にプレイできるレベルと言えます。
ただし、FPSなどシューティング系やアクション・格闘ゲームなど素早い反応が求められるジャンルでは、最低でも15ms以内のPingを求めたいところ。
レベルの高い環境では、WiMAXのPingだと物足りず勝負に負けることもあるでしょう。
クレードルで安定感が高まる
クレードルとはスタンド型の充電器で、モバイルルーターを立て掛けるだけで充電できます。LANポートを備えているため、ゲーム機との有線接続が可能です。
外ではモバイルルーターとして利用し、自宅では有線接続OK。
電波の弱い場所では、クレードルを使った方が通信速度が最大60%程度向上すると言われています。
ただし、クレードルにはデメリットもあります。別途購入が必要な上、ある程度のサイズがあるため、持ち運びには不向きです。自宅利用が中心なら据え置き型のホームルーターという選択肢もあります。
速度制限にかかる可能性はあるか
WiMAXはデータ無制限ですが、極端にデータを消費すると一時的に速度制限がかかる可能性があります。
容量の大きいゲームは、ダウンロードおよびアップデートで数GB~数十GBのデータ容量が消費されます。そのため、ダウンロードを繰り返すと速度制限にかかる可能性があります。
また、PS5などは本体のアップデートでもデータ容量を消費します。本体のアップデート容量は数百MBの場合が多いのですが、大型アップデートだと数GB単位になることも。
頻繁にゲームをダウンロード購入する、あるいはアップデートが多いオンラインゲームをプレイするなら、WiMAXではなく光回線の導入も検討しましょう。
光回線との違い
WiMAXは手軽で外出先でもゲームを楽しめますが、電波状況の影響を受けやすいのがデメリット。
一方、光回線は安定した通信が可能で、Ping値も非常に低いです。ただし、工事が必要で導入に時間がかかり、自宅以外では使えません。
WiMAXと光回線のゲーム利用時の違い
項目 | WiMAX | 光回線 |
---|---|---|
通信速度 | 最大4.2Gbps | 最大1~10Gbps |
実効速度 | 100~200Mbps程度 | 200~7000Mbps程度 |
安定性 | やや不安定 (電波状況に影響される) | 非常に安定 |
遅延 | やや大きい | 小さい |
データ容量 | 無制限 | 無制限 |
複数端末での同時利用 | 可能だが速度低下の可能性あり | 安定して利用可能 |
屋外での利用 | 可能 | 不可 |
設置工事 | 不要 | 必要 |
月額料金 | 比較的安価 | やや高め |
結論としては、自宅でじっくりオンラインゲームを楽しみたい人は光回線、外出先でもプレイしたい人はWiMAXがおすすめです。
ラグが許されないFPSや格闘ゲームには光回線
WiMAXでもオンラインゲームはプレイできます。しかし、FPSや格闘ゲームなどラグが許されないゲームは光回線がおすすめです。
無線通信に限ればWiMAXと光回線(無線)の実効速度に大きな差はありません。
大きな差があるのは、
- 安定感(有線接続時の速度)
- ping値
- 速度制限
の3つです。安定感は光ケーブルで接続する光回線が圧倒的、ping値もWiMAXと比べると光回線のほうがが低いです。
軽いゲームならそこまで違いは感じませんが、人が多く集まるオンラインゲームや、ラグが発生しやすいFPS/格闘ゲームでは大きな差が生まれます。
さらに、光回線には速度制限がありません(厳密には極端すぎる通信に対して制限が設けられることもあるが、気にしなくていいレベル)。
速度制限を気にすることなく、大容量データのダウンロード・アップデートOK。工事が必要な光回線ですが、WiMAXとは比較にならないほど快適なゲーム環境が手に入ります。
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ゲームのジャンル別にWiMAXとの相性を評価
ここでは、人気ゲームジャンルごとにWiMAXとの相性を検証していきます。
FPSゲームとの相性
FPS(ファーストパーソン・シューティング)は、素早い反応速度が求められるジャンルです。WiMAXだと通信速度は問題ありませんが、Ping値(応答速度)は若干高め。
とはいえ、ほとんどのFPSゲームを快適にプレイできるレベルと言えます。ただし、プロゲーマーレベルの反応を求める場合は、Pingの差で勝敗を分けることがあるでしょう。
一般的なFPSファンであれば、WiMAXでも十分に楽しますがプロ志向の方には向きません。
代表的なFPSゲーム
- コール オブ デューティ
- バトルフィールド
- カウンターストライク
- オーバーウォッチ
- レインボーシックス シージ
- Apex Legends(エーペックスレジェンズ)
- PUBG
- デスティニー
- タイタンフォール
- Halo(ヘイロー)
格闘ゲームとの相性
格闘ゲームもFPS同様、素早い反応速度が求められるジャンルです。理想的なPing値は15ms以下と言われており、WiMAXではやや厳しい数値。
格ゲーの上級者にとっては、0.1秒単位の反応速度が勝敗を分けるため、WiMAXでのプレイはおすすめできません。ただし、ライトユーザーであれば、多少のラグを感じつつも楽しめるレベルです。
格ゲーに本気で取り組みたい人は、Ping値の低い光回線を選ぶ方が賢明でしょう。
代表的な格闘ゲーム
- ストリートファイター
- 鉄拳
- ザ・キング・オブ・ファイターズ
- ギルティギア
- ブレイブルー
- モータルコンバット
- ソウルキャリバー
- デッドオアアライブ
- バーチャファイター
- サムライスピリッツ
- スマッシュブラザーズ
RPGとの相性
MMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)などは、反応速度をそれほど必要としないため、WiMAXでも快適にプレイ可能。
ファイナルファンタジーやドラゴンクエストなど、人気RPGの推奨通信速度は3Mbps程度なので、WiMAXなら余裕でクリアできます。
ただし、大容量のゲームデータのダウンロードには時間がかかります。
WiMAXの通信制限(3日で15GBまでのルールは撤廃されたが、極端な大容量通信には制限がかかる場合あり)にも注意が必要です。
高度なグラフィックで描かれるオープンワールドなどは、WiMAXだと重くなる可能性あり
代表的なRPGゲーム
- ドラゴンクエスト
- ファイナルファンタジー
- ペルソナ
- 真・女神転生
- ポケットモンスター
- ゼノブレイド
- テイルズ オブ シリーズ
- 英雄伝説 軌跡シリーズ
- ニーア
- ウィッチャー
- キングダムハーツ
- モンスターハンター
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WiMAXで快適にゲームを楽しむための環境を作るには?
WiMAXでオンラインゲームを楽しむ方が増えていますが、快適にプレイするにはいくつかのポイントがあります。ここでは、WiMAX環境を最適化してオンラインゲームを存分に楽しむためのコツをご紹介します。
5G対応プランを選択する
WiMAXでオンラインゲームを快適にプレイするには、適切な環境構築が不可欠です。まず重要なのは、WiMAX +5G対応のプランを選択することです。
5G対応のプランは、高速で安定した通信が可能なため、オンラインゲームに適しています。
なお、現行のWiMAXプランなら、WiMAX 2+の新規受付がほぼ終わっており、どのプランでも5G対応が基本です。
ホームルーターの利用を検討する
WiMAXのルーターは大きく分けて、
- モバイルルーター
- ホームルーター
の2種類があります。WiMAXでオンラインゲームを快適にプレイしたいなら据え置き型のホームルーターの方が安定感は高いです。
モバイルルーターとの違い
モバイルルーター | ホームルーター | |
---|---|---|
持ち運び | 〇 | × |
通信の安定性 | △ | 〇 |
同時接続台数 (端末の種類による) | 10~16台 | 20~40台 |
有線接続 | × (クレードルなら可) | 〇 |
電源 | バッテリー | ACアダプタ |
ホームルーターは持ち運びが基本的にできませんが(自宅以外の住所で使うことはOK)、アンテナ性能が良くモバイルルーターと比べて安定性に優れています。さらに有線接続対応なので、LANケーブルで接続可。
光回線ほどではありませんが、モバイルルーターよりも安定してゲームを楽しめます。
ルーターの設置場所を考える
ルーターは可能な限り高い場所に設置しましょう。電波は上から下に広がりやすい性質があるため、高い場所に設置する方が、より広範囲に電波が届きます。
また、壁や家具などの障害物から離して設置することも重要。特に、金属製の物や電子レンジなどの電化製品は電波を遮断する可能性があるので気を付けましょう。
さらに、ゲーム機器とルーターの距離をできるだけ近づけることも大切です。
設置場所に加えて以下の項目も考慮することで、さらに快適度は増しますよ!
- 2.4GHz帯ではなく可能な限り5GHz帯を利用
- 定期的に端末のファームウェア更新をチェック
- 接続機器の台数を減らす
WiMAXと人気ゲーム機の接続方法
ここでは、主要なゲーム機とWiMAXの接続方法について詳しく解説します。
PS4と接続
PlayStation 4(PS4)とWiMAXを接続する方法は以下の通りです。
- PS4のホーム画面から「設定」を選択
- 「ネットワーク」を選び、「インターネット接続を設定する」を選択
- 「Wi-Fiを使う」を選択し、「かんたん」を選ぶ
- 利用可能なWi-Fiネットワークの一覧が表示されるので、WiMAXルーターのSSIDを選択
- Wi-Fiのパスワードを入力
5のパスワードですが、WiMAXルーターの底面や同梱の説明書に記載されています。
接続が完了したら、「インターネット接続を診断する」を実行して、正常に接続できているか確認しましょう。
PS4でWPSプッシュボタン方式を使用する場合は、「かんたん」の代わりに「カスタム」を選び「WPSプッシュボタン」を選択。その後、WiMAXルーターのWPSボタンを押せば接続できます。
PS5と接続
PlayStation 5(PS5)とWiMAXの接続方法は以下の通りです。
- PS5のホーム画面から「設定」アイコンを選択
- 「ネットワーク」を選び、「インターネット接続を設定する」を選択
- 「Wi-Fiを使う」を選択
- 利用可能なWi-Fiネットワークの一覧から、WiMAXルーターのSSIDを選ぶ
- Wi-Fiのパスワードを入力
WPSプッシュボタン方式を利用したいときは、Wi-Fiネットワークの一覧画面で「WPSプッシュボタンを使用」を選択し、WiMAXルーターのWPSボタンを押せば接続できます。
もし、ゲームプレイ中に通信が不安定になるときは、WiMAXルーターをPS5の近くに設置してみましょう。
Nintendo Switchと接続
Nintendo SwitchとWiMAXの接続も以下の手通りです。
- Nintendo Switchのホーム画面から「設定」を選択
- 「インターネット」→「インターネット設定」の順に選択
- 「接続先を登録する」を選択
- 「無線接続」を選び、近くのアクセスポイントを検索
- 表示されたWi-Fiネットワークの一覧から、WiMAXルーターのSSIDを選択
- Wi-Fiのパスワードを入力
WPSプッシュボタン方式を利用したいときは「プッシュボタンによる接続」を選択してください。
Nintendo Switchは携帯して使用できるため、WiMAXとの相性は他のゲーム機より良いと言えるでしょう。
PCゲームと接続
PCゲームとWiMAXの接続方法は、使用しているPCの種類によって若干異なります。ここでは、Windows PCを例に説明します。
- タスクバーのWi-Fiアイコンをクリック
- 利用可能なWi-Fiネットワークの一覧が表示されるので、WiMAXルーターのSSIDを選択
- 「自動的に接続する」にチェックを入れ、「接続」をクリック
- Wi-Fiのパスワードを入力し、「次へ」をクリック
接続が完了したら、ブラウザを開いてインターネットに接続できるか確認しましょう。
WiMAXでPCゲームを快適にプレイするためには、不要なアプリケーションを終了してゲーム内の設定で地域サーバーを適切に選択してください。
また、SteamやEpic Games Storeなどプラットフォームでのダウンロード設定を最適化しておくことも重要です。
まとめ
WiMAXでもオンラインゲームはデータ無制限でプレイ可能です。ホームルーターやクレードルを活用すれば有線接続もできます。
適切に設定して良好な電波環境で使用すれば、十分にオンラインゲームを楽しむことができますよ。
ただし、プロの競技や低遅延が要求されるゲームでは向いていません。
ダウンロード版のゲームを頻繁に買う人や、ラグが許されないFPSや格闘ゲームをプレイする人も光回線を検選んだ方がいいでしょう。
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