「Wi-Fiが遅いけど、どうして・・?」
Wi-Fiを利用するとき、動画がなかなか再生されなかったりWEBページの表示が遅れたりとりストレスに感じることが多いですよね。
Wi-Fiが遅い原因は様々です。必ず何らかの原因はあるので、何が問題になっているのか突き止めることが大切です。
そこで今回は、Wi-Fiが遅くなってしまう原因はもちろん対処法についても徹底解説していきます。ぜひ、ご参考に。
Wi-Fiが遅いのはなぜ?原因として考えられること
Wi-Fiの通信速度が遅い原因は、さまざまなことが考えられます。よくある原因は以下の通りです。
- 混雑する時間帯に使用している
- 通信障害が発生している
- 電波干渉が起こっている
- Wi-Fiルーターの近くに障害物がある
- Wi-Fiルーターが古すぎる
- Wi-Fiルーターが故障している
- 同時接続中の端末が多すぎる
- セキュリティソフトで重くなっている
混雑する時間帯に使用している
Wi-Fiは、時間帯によって高速になったり低速になったりします。何も原因が思い当たらないのに遅くなったときは、回線混雑に問題があると考えられます。
特に回線が混みやすいのは、
- お昼(12時~13時くらい)
- 夜(18時~23時くらい)
- 休日
の時間帯です。この時間帯は、多くの人がインターネットを使います。
通信障害が発生している
いきなりWi-Fiが遅くなったり、まったく繋がらなくなったときは、通信障害を疑った方がいいでしょう。頻繁に起こることではありませんが、実際に障害が発生することはあります。
通信障害が発生すると、回線サービスを提供している通信会社が障害の影響に関するお知らせを発表します。通信障害が疑わしいときはチェックしておきましょう。
復旧の目途についても記載されているはずです。
電波干渉が起こっている
Wi-Fiが遅い理由として、電波障害も考えられます。よくあるのが電子レンジによる干渉です。
電子レンジはWi-Fiと同じ周波数帯を使うことがあり、電波干渉によってWi-Fiが遅くなるときがあります。
もし、電子レンジをはじめ家電製品の使用中にWi-Fiの接続が遅くなるときは、電波の干渉によって繋がりにくくなっていることが予測されます。
Wi-Fiルーターの近くに障害物がある
Wi-Fiルーターの近くに障害物があると電波の妨げになり速度が遅くなることがあります。使用中の端末とWi-Fiルーターの間に大きな家具や家電が置かれている場合は要注意です。
また、Wi-Fiルーターから大幅に距離が離れているときも速度が遅くなりやすい原因です。
メッシュWi-Fiを使って建物全体に電波が届くのなら別ですが、そうでない場合は構造上の問題で電波を拾いづらくなってしまう可能性があります。
Wi-Fiルーターが古すぎる
こちらは、Wi-Fiの回線に問題が無くても端末の性能が追い付いていないパターンです。Wi-Fiルーターが古すぎてスペックが低いと、動画・ゲーム・WEBページなどの読み込みが遅れます。
最新の通信規格「11ax」は、古いWi-Fiルーターは対応していません。
最新規格なので必ずしも対応している必要はありませんが、少なくとも一つ前の規格である「11ac」には対応しておきたいところ。古い規格のままだと十分な速度が出ない可能性があります。
Wi-Fiルーターが故障している
Wi-Fiルーターには寿命があるため、長く使っていれば当然劣化します。完全に使えなくなるのではなく、部分的に不具合が発生して通信が遅くなるケースも珍しくありません。
Wi-Fiルーターは他の電化製品に比べると、電源を入れっぱなしにする時間が長いです。そのため、熱を帯びやすく故障を誘発するときがあります。
その他、水に濡れたり落としたりして外的なダメージにより故障するケースもあります。
同時接続中の端末が多すぎる
高性能なWi-Fiルーターでも、最大同時接続台数には限りがあります。スマホ、パソコン、テレビ、ゲーム機など最大同時接続台数ギリギリまで使用していると、速度が遅くなりやすいです。
また、複数端末で動画再生やオンラインゲームなど大容量データ通信を行っていたらなおさら遅くなります。
家族全員で同じWi-Fiルーターをシェアしているときは、この問題が起こりやすいです。
セキュリティソフトで重くなっている
稀にセキュリティソフトの設定で速度が遅くなることもあります。
セキュリティソフトは、ネットに接続する際に不正アクセスがないかスキャンする機能があり、この動作で通信が重くなってしまうことがあるのです。
Wi-Fiが遅いときの対処法
Wi-Fiが遅いときの対処法としては、以下の対策が有効です。
- Wi-Fiルーターや接続中の端末を再起動する
- Wi-Fiルーターの配置を変更する
- Wi-Fiルーターの中継機を用意する
- 同時接続中の端末数を減らす
- 周波数帯を変更する
- Wi-Fiルーターを買い替える
Wi-Fiルーターや接続中の端末を再起動する
最初に試しておきたいのが、Wi-Fiルーターや接続中の端末を再起動することです。
接続が不安定なときは、一時的な不具合が原因となっていることが多く、その場合は再起動で改善されます。念のため、コンセントも抜き差ししておくとベターです。
Wi-Fiルーターと端末のどちらに不具合があるのか判別できないときは、ひとまず両方を再起動してみましょう。
特に熱がこもっているときは、すぐに再起動せずしばらく電源を切った状態で15分くらい放置するのが望ましいです。
時間を置くことで、こもっていた熱が放出されて、不具合が解消されやすくなります。
Wi-Fiルーターの配置を変更する
ルーター付近に障害物が多いときは、そのせいでWi-Fiが遅くなっていると考えられます。対処法としては、シンプルに配置を変更するだけです。
家具や家電でごちゃごちゃしている場所にはWi-Fiルーターを置かないようにしましょう。整理整頓されている電波を拾いやすい場所に配置して下さい。
Wi-Fiルーターの中継機を用意する
広い一軒家などは、1階と2階で回線の安定度が変わる現象は頻繁に起こります。対処法としては、中継機を各階に用意すれば接続状況が安定します。
Wi-Fiの中継機は、広い室内で通信を安定させるために役立ちます。部屋の配置的に、端末とWi-Fiルーターの距離が離れすぎている場所に導入してみてください。
予算に余裕があるなら、メッシュWi-Fiに対応した中継器を使うと、広範囲でもより通信が安定化します。
同時接続中の端末数を減らす
同時接続している端末数が多いと、高速通信のWi-Fi回線でも速度が不安定になりやすいです。
そのため、複数の端末をネット接続中にWi-Fiが遅いと感じたら、できるだけ同時接続中の端末数を減らしましょう。使用していない端末は、Wi-Fi接続をオフにしておけばOK。
目安としては、最大同時接続台数の半分まで(最大30台なら15台まで)に留めておくのがおすすめです。
周波数帯を変更する
一般的には2.4Ghzが頻繁に使用されますが、この周波数帯は他の通信機器でもよく使われます。
そのため、電波干渉を起こさないためにもWi-Fiルーターの設定を変更して、5Ghzを試してみましょう。5Ghzに変更することで、速度が遅い状況が改善される可能性があります。
Wi-Fiルーターを買い替える
新しい通信規格に対応していないWi-Fiルーターは、回線自体が良質でも高速通信ができない可能性があります。
せっかく高速通信で契約しても、ルーター側が最新規格に対応していないのでは意味がありません。最低でも11ac以上、できれば11ax(Wi-Fi6)に対応しているルーターが好ましいです。
古くからWi-Fiルーターを買い替えていないなら、購入を検討しましょう。
最新のポケット型Wi-Fiを導入すれば問題は解決できる
Wi-Fi環境の改善でチェックしておきたいのがポケット型Wi-Fiです。具体的には、以下のメリットがあります。
メリット
- 外出先で快適にWi-Fi接続ができる
- ルーターの配置や端末との距離を気にしなくていい
- 工事が不要で接続設定が簡単
- リーズナブルな価格で利用できる
最新のポケット型Wi-Fiなら外出先でネット環境が手に入るのはもちろん、ルーターの配置や端末との距離を気にする必要がありません。障害物で通信が遅くなるリスクを極限まで抑えられます。
また、ポケット型Wi-Fiなら工事不要で導入可能です。簡単な設定をするだけでネット接続できるのは大きなメリットです。
その他、比較的リーズナブルな価格でWi-Fi環境を導入できるのも魅力的です。
ポケット型Wi-Fiを選ぶときのポイント
通信速度
Wi-Fiが遅いと困らないために、高速通信が可能なサービスを選ぶことが大切です。
特に動画をたくさん視聴する人やビデオ会議で使いたい人は、通信の速さが欠かせません。オンラインゲームも楽しみたいなら、5G通信対応のサービスを選ぶといいですよ。
データ通信量
ポケット型Wi-Fiを選ぶ上で、毎月のデータ通信量は重要です。スマホと同じで、ひと月あたり何GBまで通信したいか決めておきましょう。
ゲーム、動画視聴、音楽再生など大容量のデータ通信を頻繁に行うなら、少ないデータ通信量だとすぐ速度制限にかかってしまいます。
大容量のデータ通信を毎日使う人は、毎月100GB以上かデータ無制限のプランがおすすめです。
月額料金
ポケット型Wi-Fiは毎月支払うコストなので、月額料金がいくらになるのかが重要ポイントです。プランは、大容量になるほど料金が高くなります。
賢く選ぶコツとしては、表面的なプラン価格ではなく割引を考慮した実質月額に着目することです。
キャンペーンやキャッシュバックの特典で、元々の利用料金より大幅に安くなることがあります。Wi-Fiルーターの端末代金も含めた実質的な支払額を考慮して選びましょう。
Wi-Fiが遅いときに検討したい!おすすめのポケット型Wi-Fi3選
Wi-Fiが遅いときに検討したい、おすすめのポケット型Wi-Fiサービスは以下の通りです。
- GMOとくとくBB WiMAX
- 楽天モバイル
- THE WiFi
最もおすすめできるのはデータ無制限かつ高速のWiMAXです。導入すれば、Wi-Fiが遅いと感じることは無くなります。
GMOとくとくBB WiMAX
GMOとくとくBB WiMAXは、WiMAXプロバイダの中でも特に高額なキャッシュバックが特徴的です。
2024年12月現在のキャッシュバック金額は最大76,500円
- すべての人が対象:34,500円
- 他社から乗り換える人:最大40,000円まで他社の違約金を負担
- 2つのオプション加入:2,000円追加
料金プランはシンプルに、初月1,375円、2ヶ月目以降4,807円となっています。契約期間の縛りはなく、解約違約金も0円。
auやUQモバイルとのセット割引も適用可能で、最大1,100円/月の割引が受けられます。通信速度は最大4.2Gbpsで、データ容量は実質無制限です。
現在、GMOとくとくBBは最も安くWiMAXを利用できるプロバイダとなっています。
実質月額(利用期間別) | ||||
---|---|---|---|---|
6カ月 | 12カ月 | 24カ月 | 36カ月 | |
GMOとくとくBB WiMAX (キャッシュバック適用) | 8,635円 | 3,461円 | 3,749円 | 3,845円 |
GMOとくとくBB WiMAX (キャンペーンなし) | 8,635円 | 6,336円 | 5,187円 | 4,803円 |
カシモWiMAX | 8,650円 | 6,349円 | 5,198円 | 4,815円 |
UQ WiMAX | 6,138円 | 5,203円 | 5,048円 | 5,015円 |
BIGLOBE WiMAX (キャッシュバック適用) | 5,435円 | 4,357円 | 3,817円 | 4,142円 |
BIGLOBE WiMAX (キャンペーンなし) | 7,352円 | 5,315円 | 4,296円 | 4,461円 |
Broad WiMAX (キャンペーン適用) | 9,414円 | 6,594円 | 4,977円 | 4,713円 |
Broad WiMAX (キャンペーンなし) | 12,761円 | 8,267円 | 5,814円 | 5,271円 |
5G CONNECT | 7,215円 | 4,630円 | 3,938円 | 4,225円 |
\ 安価なのに高速通信 /
楽天モバイル
楽天モバイルのポケット型WiFiは、遅いイメージがありますが「Rakuten WiFi Pocket Platinum」では最新のプラチナバンドに対応。月額3,278円で無制限にデータ通信が可能です。
料金は使用量に応じた3段階制で、少量利用時はさらに安価に。
端末本体はキャンペーン中につき1円で購入でき、契約期間の縛りや解約金もなし。
また、16台まで同時接続可能で、海外72カ国で月間2GBまで無料で利用できる点も魅力です。楽天市場での買い物時にポイント還元率が4倍になるなど、楽天経済圏との連携も強み。
WiMAXや他の3キャリアと比べて、電波の不安定さが課題として挙げられますが、コストパフォーマンスの高さから、多くのユーザーに支持されている人気サービスです。
\ 端末代金が1円 /
THE WiFi
スマートモバイルコミュニケーションズが提供するポケット型Wi-Fiサービス「THE WiFi」。使い方に合わせて2つのプランを選べるのがポイントです。
一つ目は大容量向けの100GBまで使い放題プラン。大容量ながら月額3,828円とリーズナブルです。
現在、キャンペーンを適用できるため4~6カ月分の料金が実質0円となっています。
もう一つのプランは、データ消費量に合わせて料金が変わる従量課金制です。1GBまでに収まれば、利用料金は1,298円のみ。
毎月のデータ消費量にバラツキがあるならお得感があります。
従量制プランの詳細
データ容量 | 月額料金 |
---|---|
1GBまで | 1,298円 |
5GBまで | 1,628円 |
20GBまで | 2,068円 |
40GBまで | 2,596円 |
100GBまで | 3,960円 |
なお、端末代金はレンタルとなる代わりに無料となります。
\ 柔軟にプランを選べる /
まとめ
Wi-Fiが遅いときは、まず低速になっている原因を調べてみることが大事です。原因がわかれば、速度を安定化させる対策を取りましょう。
多くのケースではWi-Fiルーターや端末の再起動で解消しますが、そもそもWi-Fiルーターに問題があるなら買い替えを検討する必要があります。
最新のポケット型Wi-Fiなら利便性に優れているため、導入の価値あり。もし契約する際は、しっかりとサービス内容や料金をチェックしたうえで、自分に合ったサービス会社を選んでみて下さいね。