「工事不要ですぐにWi-Fiを使いたいけど、どうすればいいの・・?」
現在主流なインターネット回線は大きく分けて固定回線(光回線)とWi-Fiサービスの2種類に分かれます。
光回線をはじめとする固定回線は基本的に開通工事が必要です。工事には2週間~1ヶ月ほどかかりますし、繁忙期には2ヶ月以上待つことも。
対して、Wi-Fiサービスなら開通工事が不要です。
そのため、すぐにインターネットを利用したい場合は、工事不要WiFiの利用がおすすめです。
この記事では、工事不要WiFiのおすすめサービスを厳選してご紹介していきます。詳しい選び方も解説していくので、ぜひ参考にして下さいね。
工事不要WiFiのおすすめランキングへ(工事不要WiFiの種類
工事不要で使えるWiFiサービスならルーターの電源を入れるだけですぐにインターネットを利用できます。
主な種類としては、
- ホームルーター
- ポケット型WiFi
の2つに分かれます。
どちらも工事不要で即日利用できる点は共通ですが、利用スタイルや重視するポイントによって最適なサービスが異なります。
それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
自宅で使う置き型WiFi「ホームルーター」

ホームルーターは、自宅用の据え置き型WiFiサービスで、コンセントに挿すだけで即日利用が可能です。
据え置き型なので、ポケット型WiFiより電波を掴みやすいのが特徴です。
工事不要のWiFiでも、通信品質にこだわりたい人にはおすすめ。有線LAN接続も可能となっています。
端末が届いたその日からインターネットが使えます。
メリット | デメリット |
---|---|
申し込みから2~3日、早ければ当日から利用可能 ポケット型WiFiよりも電波を掴みやすく、複数台同時接続にも強い 一部機種では有線LANポートを搭載し、パソコンやゲーム機と直接接続できる 同時に10台以上の機器を接続できるモデルも多く、家族での利用に向いている | 無線通信のため、光回線より速度・安定性で劣る 外出先での利用には向かない 大量通信や混雑時に速度制限がかかる場合がある |
デメリットは、あくまでも無線LANサービスなので安定性では光回線に劣ります。また、持ち運びができません。
ホームルーターは自宅で使う人専用です。外出先でもネットを使いたい人には向かないので注意しましょう。
月額料金は4,000円台後半ですが、キャンペーンを活用すればさらに安く使えます。
また、同時接続台数が非常に多いため、一人ではなく家族用のネット回線を探している人にも向いていますよ。
ホームルーターが向いている人
- ポケット型WiFiより安定した通信品質を求める
- 自宅で使う据え置き型のインターネット回線を探している
- 2人以上の人数でデータ通信を利用したい
どこでも持ち運びできる「ポケット型WiFi」
モバイルルーターを使うポケット型WiFiは、持ち運びできるので外出先でもインターネットを利用できます。自宅はもちろん、カフェや新幹線などでも場所を選びません。
メリット | デメリット |
---|---|
カフェや新幹線、旅行先など場所を選ばず利用可 申し込み後、端末が届けばすぐに使える 料金が安い 引っ越しや単身赴任に最適 用途や予算に合わせて最適なプランを選べる | 通信速度・安定性はホームルーターや光回線に劣る 複数人・多数台での利用には不向き バッテリー管理が必要 |
引っ越しの際も、手間がかからないのがメリット。一人暮らしや単身赴任中の方などはピッタリです。
月額料金は3,000円台~4,000円台が一般的です。5,000円前後が相場の光回線と比べると月額料金は安くなります。
ポケット型WiFiが向いている人
- 外出先でもネットを使いたい
- 引っ越しの予定がある
- 1人用のネット回線が欲しい
ポケット型WiFiはさらに回線の種類が分かれる

ひとくちにポケット型WiFiといっても、いくつか種類が分かれます。
種類 | 速度・安定性 | 料金 |
---|---|---|
WiMAX | 高速 | 標準 |
キャリア系 | 高速 | 高め |
楽天モバイル | 標準 | 安い |
クラウドWiFi | やや遅い | 安い |
特徴
- WiMAX:5G対応で高速・無制限。キャンペーンやキャッシュバックも豊富で都市部に強い。
- キャリア系:ドコモ・au・ソフトバンクの大手回線で安心。
- 楽天モバイル:無制限で最安値、端末1円キャンペーンも実施中。プラチナバンド対応でエリアも拡大。
- クラウドWiFi:複数キャリアの回線を自動選択。大容量プランが安く使え、エリアの広さが魅力。ただし速度はやや控えめでライトユーザー向き
最もバランスが取れているのが、UQコミュニケーションズが手掛けるWiMAXです。ドコモやauなど大手キャリアのポケット型WiFiに匹敵する回線の品質を保ちつつ、月額料金がお得です。
WiMAXは、プロバイダを経由して申し込むことで月額割引やキャッシュバックを活用できます。
また、近年人気が急浮上してきたのが楽天モバイルが提供するポケット型WiFiです。安定した速度を保ちつつ、従量制で決まる無駄のない料金プランが魅力です。
初期費用と解約金がかからないのも人気の理由となっています。
その他、多くの企業が参入しているクラウドWiFiも見逃せません。クラウドWiFiは大手キャリアの回線を利用するサービスで大容量プランを安く利用できます。
通信品質はあまり良くないので利用するなら用途が軽いライトユーザーがおすすめです。
工事不要WiFiのおすすめランキングへ(工事不要WiFiの選び方ポイント
工事不要WiFiを選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 据え置き型か持ち運び型かを選ぶ
- 料金だけでなく通信品質も考慮する
- 実質月額料金を確認する
- 同時接続台数や端末の使い勝手にも着目する
- スマホとのセット割引の有無を確認する
据え置き型か持ち運び型かを選ぶ
先述した通り、工事不要WiFiにはホームルーター(据え置き型)とポケット型WiFi(持ち運び型)の2種類があります。
ホームルーターは自宅のコンセントに挿すだけで利用でき、安定した通信品質や高速通信、同時接続台数の多さが魅力です。
家族での利用や複数台の機器を接続したい場合に最適です。
ポケット型WiFiは小型・軽量でバッテリー内蔵。自宅でも外出先でも使え、移動が多い方や一人暮らしの方におすすめ。
ただし、通信の安定性や速度はホームルーターにやや劣ります。
ホームルーター | ポケット型WiFi | |
---|---|---|
用途 | 自宅用 | 自宅・外出先 |
通信の安定性 | 高い | 場所による |
通信速度 | 高速 (100Mbps前後) | 普通※ (20Mbps~100Mbps) |
同時接続台数 | 多い (32~128台程度) | 少なめ (10~20台前後) |
どちらを選べばいいのか?
自宅中心ならホームルーター、外出先でも使うならポケット型WiFiを選ぶ
自宅で利用することを想定しているならホームルーターがおすすめです。ポケット型WiFiと比べて、ホームルーターの方が安定感があるためです。
自宅だけでなく、外にネット環境を持ち運びたいならポケット型WiFiを選びましょう。
ホームルーターより少し速度は落ちますが、エリア内ならどこでも使用できる利便性が魅力です。
料金だけでなく通信品質も考慮する
料金の安さは重要ですが、通信品質も必ず考慮しましょう。
通信品質が高いのは、ホームルーターです。特に「ドコモhome 5G」は高速通信に加えて高い安定性で評価されています。
実測値でも下り平均200Mbps以上と、動画視聴やリモートワークにも十分な速度を誇ります。
ポケット型WiFiでは「WiMAX」が通信速度・安定性ともに優れています。WiMAX 5G端末の実測値は下り平均350Mbps以上(5G回線時)と非常に高速です。
一方、クラウドWiFiは料金が安い反面、通信速度や安定性はWiMAXやホームルーターに劣る場合があります。
クラウドWiFiはキャリアから回線を借りて運用する関係上、帯域制限を受けてしまい速度が低下しやすくなっています。
用途が軽いライトユーザーならそこまでこだわらなくていいのですが、動画やゲームも楽しみたいなら通信品質を重視したほうがいいですよ。
実質月額料金を確認する

「実質月額料金」とは、月額基本料金に初期費用や端末代金を加えて、そこからキャッシュバックや月額割引の特典を引いた金額を意味します。
この金額が実際の負担額となるため、表面的な月額料金よりも重視しましょう。長期的なコストを抑えられます。
例えば、GMOとくとくBB WiMAXなどは表面上は安くないのですが、特設サイトでのキャンペーンが豪華なので、実質月額料金が非常にお得です。
同時接続台数や端末の使い勝手にも着目する
ホームルーターは32~128台程度、ポケット型WiFiは10~20台程度の同時接続が可能です。
家族や複数人での利用、大量の機器接続を想定する場合はホームルーターが有利です。
また、端末の大きさや操作性、設置場所の自由度も比較ポイントになります。
スマホとのセット割引の有無を確認する
現在利用しているスマホキャリアに合わせて工事不要WiFiを選ぶのが、通信費を最も安く抑えるコツです。
セット割は「スマホの利用料金」に適用されるため、家族の人数が多いほど割引額が大きくなります。
例えば、au、UQモバイル、ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイルなどのスマホと組み合わせることで、月額料金が最大1,100円程度割引される場合があります。
通信費全体を抑えたい方は、利用中のスマホキャリアとセット割の有無を必ずチェックしましょう。
セット割の組み合わせ
スマホとのセット割引は大手キャリアのホームルーターやWiMAXを中心に用意されています。
セット割名 | 割引対象 | 割引額 (月額/1回線) | |
---|---|---|---|
ドコモhome 5G | home 5G セット割 | ドコモ | 最大1,100円 |
WiMAX | auスマートバリュー/自宅セット割 | au/UQモバイル | 最大1,100円 |
ソフトバンクエアー モバレコエアー | おうち割 光セット/おうち割 光セット(A) | ソフトバンク/ワイモバイル | 最大1,100円/1,650円 |
ドコモは「home 5G セット割」を適用することで、スマホ1回線ごとに最大1,100円割引。三親等以内の家族まで対象で、最大20回線まで割引が可能です。
WiMAXは au・UQモバイルとの割引あり。auスマホは「auスマートバリュー」、UQモバイルは「自宅セット割 インターネットコース」が適用されます。
スマホ1回線あたり最大1,100円割引。「プラスエリアモード利用料」も自宅セット割で毎月無料になる特典あります。
ソフトバンクエアー・モバレコエアーは、「おうち割 光セット」適用でソフトバンクスマホは最大1,100円、ワイモバイルスマホは最大1,650円割引。
家族のスマホも対象で、離れて暮らす家族もOK。最大10回線まで適用できます。
おすすめの工事不要WiFi【ホームルーター】
2025年7月時点、工事不要WiFiでホームルーターを選ぶ場合、おすすめは以下の3社に絞られます。
おすすめ3選
ドコモhome 5G | ソフトバンクエアー | WiMAXホームルーター | |
---|---|---|---|
月額料金 | 5,280円 | 5,368円 | 約4,800円 ※プロバイダによって変わる |
データ通信量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 (混雑時のみ速度制限の可能性あり |
契約期間 | なし | 2年/なし | 2~3年/なし |
スマホセット割 | ドコモ | ソフトバンク、ワイモバイル | au、UQモバイル |
端末代金 | 73,260円 (実質無料) | 71,280円 (実質無料) | 27,720円 (実質無料) |
解約金 | なし | なし | プロバイダによるが基本なし |
初期費用 (事務手数料) | 3,850円 | 3,300円 | 3,300円 |
特徴 | ドコモ回線で高速、安定 | キャンペーンが豊富 | プロバイダの選択肢が多い |
おすすめな人 | ・ドコモユーザー ・家族で使いたい方 | ・ソフトバンク/ワイモバイルユーザー ・キャンペーン重視の方 | ・au/UQユーザー ・料金と速度のバランス重視 |
おすすめの根拠とした項目
以下の項目を数値化し、上位サービスを厳選してご紹介しています。
実質月額料金
キャンペーンやキャッシュバックを含めたトータルコストで比較。
通信の安定性
Ping値や上り・下り速度、混雑時の安定性。オンラインゲームや動画視聴、大容量通信など、用途ごとに必要な速度基準を満たしているか。
対応エリア
全国どこでも使えるか、サービスエリアの広さや電波の強さを評価。
同時接続台数
複数台接続時の安定性や、最大接続台数も比較要素として検討。
契約期間・解約金の有無
契約期間の縛りや解約金の有無、短期利用のしやすさも評価。
利用者満足度
実際の利用者による満足度や口コミ評価を考慮。
①ドコモhome 5G

月額料金 | 5,280円 |
---|---|
データ通信量 | 無制限 |
契約期間 | 縛りなし (定期契約・違約金なし) |
スマホセット割 | あり (ドコモ) |
端末代金 | 73,260円 (月々サポートで実質無料) |
主なキャンペーン | 代理店経由でAmazonギフト券、dポイント還元、月額割引など |
全ホームルーターでトップクラスの速さ
ドコモhome 5Gが他のホームルーターに勝る最大のポイントが通信速度です。平均速度は180Mbpsを上回っています。
この速度は、ホームルーターに限らず無線通信のネットサービスの中では最速クラス。高画質で動画を楽しみたい人やテレワークの環境を導入したい人には心強いです。
ドコモのスマホは最大1,100円割引(家族適用OK)

ドコモhome 5Gは、ドコモユーザーの人には特におすすめです。その理由は、最大1,100円のセット割を適用できるからです。
eximo、irumo(0.5GBを除く)、ギガプランなども適用可。ahamoや旧パケットパックは対象外です。
ファミリー割引グループ内で最大20回線まで適用可能です。同居中の家族はもちろん、離れて暮らす家族(三親等以内)も対象です。
実家の両親や単身赴任中の夫、一人暮らし中の子供なども割引を受けられます。例えば家族5人なら、毎月5,500円もの割引額です。
家族でドコモのスマホを利用している人は、ドコモhome 5Gの導入で家族全体のスマホ代が安くなります。
解約金と端末代金がかからない
ドコモhome 5Gは契約縛りや最低利用期間が設定されていません。いつでも解約金なしで解約可能です。
そのため、2~3年の契約縛りがある他のホームルーターと比べて気軽に契約できます。また、端末代金も月々サポートにより36ヶ月継続利用すれば実質無料となります。
注意点として、月々サポートは3年かけて端末代金を相殺するため、36ヶ月未満で解約した場合は端末代の残債が一括請求されます。十分に注意しましょう。
20,000円還元の窓口あり
ドコモhome 5Gはドコモ本家で契約するより、お得な契約窓口があります。それが代理店「GMOとくとくBB」の特設ページです。
2025年7月現在、GMOとくとくBBを経由することで、20,000円のAmazonギフト券を貰えます。適用条件は特設ページから申し込むだけ。
プラン内容や解約条件はまったく変わらないので、シンプルに貰わないのは損ですよ。
\ アマギフ2万円の限定ページ /

②ソフトバンクエアー

月額料金 | 5,368円 |
---|---|
データ通信量 | 無制限 |
契約期間 | 2年または縛りなしプラン選択可 (途中解約時は端末残債が発生) |
スマホセット割 | あり (ソフトバンク、ワイモバイル) |
端末代金 | 71,280円 (月月割で実質無料) |
主なキャンペーン | モバレコエアー経由でキャッシュバック、月額割引など |
ソフトバンクとワイモバイルの人は割引あり
ソフトバンクかワイモバイル ユーザーの人は、おうち割光セットが適用されてスマホ代が安くなります。
おうち割光セット
- ソフトバンク: 最大1,100円割引
- ワイモバイル :最大1,650円割引
ソフトバンクは、一部のプランを除けば1,100円の割引を受けられます。一時的ではなく永年無料なのが嬉しいポイント。
また、ワイモバイルユーザーの人も、割引を適用できます。
プランSで割引を適用すれば月額1,000円程度(家族割とは併用できないが、おうち割の方がお得)。
なお、おうち割光セットは契約者だけでなく家族にも適用できます。4人家族なら、毎月4,400円以上の割引に。
家族に適用する場合でも、ソフトバンクエアーの契約は一つで構いません。
他社の違約金を最大10万円まで免除してくれる
現在、他社の光回線やポケット型WiFiを利用している人は、「SoftBank あんしん乗り換えキャンペーン」により、解約時に伴う費用を最大10万円まで還元してくれます。

申請方法は、ソフトバンクエアーに契約したあとに他社の違約金の金額が確認できる証明書を専用ページにアップロードするだけです。違約金の他に撤去工事費も還元の対象となります。
還元方法は普通為替(郵便局で現金化)で手続きしてくれるため、キャッシュバックと考えていいでしょう。
通常、違約金と撤去工事費が10万円を超えることはないので、実質全額免除と言えるサービスです。
最安契約窓口「モバレコエアー」なら実質月額料金が安い
ソフトバンクエアーの契約窓口は、
- ソフトバンク公式
- モバレコエアー
- ソフトバンクエアーの代理店
のいずれかに分かれます。この中で、最もお得にソフトバンクエアーを利用できるのがモバレコエアーです。
モバレコエアーはソフトバクエアーのアライアンスモデルという位置づけですが、使用する端末や回線はまったく同じです。実際に料金比較してみましょう。
料金比較
モバレコエアーは1か月目770円、2~36か月目4,180円、37か月目以降5,368円。さらにキャッシュバック特典あり。
ソフトバンクエアー本家は1~48か月目4,950円、49か月目以降5,368円。キャッシュバックは基本無し。
ちなみに、ソフトバンクエアーの代理店は高額キャッシュバックがあるのですが、モバレコエアーと比べて月額割引が劣っています。
ソフトバンク公式はさらに損をする契約窓口となっており、モバレコエアーと比べて実質月額で毎月平均1,000円ほど損をする計算に。
以上の結果から、ソフトバクエアーを最もお得に契約したいならモバレコエアー一択となります。
\ 限定キャッシュバック /

③WiMAXホームルーター

月額料金 | 約4,800円 ※プロバイダによって変わる |
---|---|
データ通信量 | 無制限 |
契約期間 | なし ※プロバイダによっては2~3年契約プランもあり |
スマホセット割 | あり (au・UQモバイル) |
端末代金 | 27,720円 (プロバイダによっては実質無料や割引キャンペーンあり) |
主なキャンペーン | キャッシュバック、月額割引、初期費用無料など |
速度制限なしで高速通信OK
最新のプランはデータ容量無制限で利用でき、災害時などを除けば基本的に速度制限はありません。
月間の通信量を気にせず、動画視聴やテレワーク、大容量のデータ通信も安心して利用できます。
実測値でも200Mbps超のケースが多く、光回線に匹敵する通信速度を実現しています。
au回線の併用でエリア・品質が優秀
WiMAXはKDDIグループのUQコミュニケーションズが運営し、WiMAX回線だけでなくau 4G/5G回線も利用可能です。
そのため、サービスエリアが広く、通信が安定しやすいのが特長です。
以前は弱点とされていた人口カバー率の低さも、改善されています。都市部から郊外まで広いエリアで安定した通信が可能です。
登録住所以外でも利用OK
ドコモhome 5Gやソフトバンクエアーは契約住所以外での利用が禁止されていますが、WiMAXホームルーターは登録住所以外でも利用できます。
引っ越しや一時的な滞在先でも住所変更不要で使えるため、移動が多い方にも最適です。
プロバイダの選択肢が豊富
WiMAXは、多くのプロバイダが参入しており、価格競争が激しいためキャンペーンや割引で実質料金が安くなりやすいです。
独自のキャッシュバックや特典も充実しています。
プロバイダ選びについてですが、2025年はGMOとくとくBBが最もお得です。
\ 最安プロバイダで激安 /
おすすめの工事不要WiFi【ポケット型WiFi】
続いて、2025年7月にポケット型WiFiでおすすめできるサービスは以下となります。
おすすめ3選
項目 | 楽天モバイル(Rakuten WiFi Pocket) | WiMAX(ポケット型WiFi) | THE WiFi |
---|---|---|---|
月額料金 | ~3GB:1,078円 3~20GB:2,178円 20GB超:3,278円 | 3,500円~4,950円ほど(プロバイダ・キャンペーンにより変動) | 3,828円 (100GBプラン) |
データ通信量 | 無制限 | 無制限 | 最大100GB |
契約期間 | なし | なし~3年契約 (プロバイダによる) | 2年 |
スマホセット割 | なし | au・UQモバイル (最大1,100円割引) | なし |
端末代金 | キャンペーンで1円 | キャンペーンで実質無料 | 無料レンタル |
解約金 | なし | なし | 10,780円 (24ヶ月以内の解約時) |
初期費用 (事務手数料) | 無料 | 3,300円 | 3,300円 |
特徴 | ・無制限で安い ・端末1円 ・エリア拡大中 ・海外2GB無料 ・SPU対象 | ・5G対応で高速 ・プロバイダ選択肢豊富 ・スマホ割あり ・実効速度が非常に速い | ・3キャリア対応クラウドSIM ・100GB最安クラス ・従量制プランも選べる |
おすすめな人 | ・コスト重視の人 ・楽天経済圏を活用したい人 ・短期利用の人 ・海外利用もしたい人 | ・通信速度重視の人 ・スマホセット割を活用したい人 | ・月100GBまでで十分な人 ・全国どこでも使いたい人 ・柔軟なプランを選びたい人 |
おすすめの根拠とした項目
以下の項目を数値化し、上位サービスを厳選してご紹介しています。
実質的な月額負担額
端末代金・初期費用(事務手数料)も加味し、契約期間(1年/2年/3年)ごとの総支払額を比較。
通信速度
実測平均速度(下り100Mbps以上か)を重視。混雑時や時間帯による速度低下の有無も評価。
回線種別
WiMAX/au/ドコモ/ソフトバンク/楽天回線など、利用回線の広さ。地方や山間部でのカバー率も評価。
端末性能
バッテリー持続時間は連続通信10時間以上か)。同時接続可能台数は10台以上か。サイズ・重量(ポケットサイズか、充電器兼用か)も評価。
契約条件
契約期間の縛りや解約金の有無を評価。
ユーザーの口コミ
実際の利用者による通信品質やサポート対応の評判。故障率やサポート窓口の対応速度(電話・チャットの待ち時間)も評価。
運営会社の信頼性
主に実績を評価。突然のサービス終了やプラン改悪のリスクが低いかどうか。
①楽天モバイル(Rakuten WiFi Pocket)

月額料金 | 0~3GB:1,078円 3GB超~20GB:2,178円 20GB超~無制限:3,278円 ※事務手数料無料 |
---|---|
データ通信量 | 無制限 |
回線 | 楽天モバイル |
契約期間 | なし (縛りなし・違約金なし) |
スマホセット割 | なし |
端末代金 | 10,820円 (キャンペーンで1円) |
主なキャンペーン | 楽天ポイント還元 |
月額3,278円でデータ使い放題
楽天モバイルは月額3,278円という安さでデータ通信が使い放題です。
キャンペーンを含めた実質料金ではなく、通常の月額料金がこれだけ安い無制限のポケット型WiFiは他にありません。
以前は速度低下や提供エリアの狭さがデメリットだったのですが、2024年からはプラチナバンド対応が進み、楽天回線エリアは急速に拡大中。
「Rakuten WiFi Pocket Platinum」以降の端末でプラチナバンドに対応し、より広いエリアで安定した通信が可能になっています。
従量制プランなので無駄がない
楽天モバイルは利用したデータ容量に応じて料金が変動する従量制プランを採用しています。
データ通信をあまり使わなかった月は、勝手に月額料金が安くなります。
データ容量 | 月額料金 |
---|---|
3GBまで | 1,078円 |
20GBまで | 2,178円 |
20GB以上 | 3,278円 |
月によってデータ容量にばらつきがある人でも損しないのがメリットです。
例えば18GBしか使わなかった月は2,178円で済みますし、20GBを超えた月は3,278円で使い放題になります。
月によって利用量が変動する方でも、無駄なくお得に利用できます。
海外でも月2GBまで無料で利用OK。対応国・地域は70以上あり、追加チャージも1GBごとに550円とリーズナブル。出張や旅行の際にも便利に使えます。
初期費用0円、さらに契約縛りなしでいつでも解約できる
現在、Rakuten WiFi Pocketシリーズは端末1円キャンペーンを実施中。事務手数料も無料で、初期費用をかけずに始められます。
時期によっては、楽天ポイント還元や3カ月間ほどの無料キャンペーンなども追加で適用できます。
また、楽天モバイルは最低利用期間や解約金が一切ありません。いつでも好きなタイミングで解約できます。
短期間だけ使いたい場合や、必要なくなったタイミングですぐに解約できるのも大きなメリットです。
解約手続きもWebから簡単に行えます(my 楽天モバイルから簡単に手続きでき、SIMカード返却も不要)。
楽天経済圏との相性が抜群
楽天モバイルの契約者は、楽天市場のポイント還元率がアップする「SPU(スーパーポイントアップ)」の対象です。
貯めた楽天ポイントは月額料金の支払いにも使えます。
\ 端末1円の限定窓口 /

②WiMAX

月額料金 | 3,500円~4,950円ほど (プロバイダ・キャンペーンによって変動) |
---|---|
データ通信量 | 無制限 |
回線 | WiMAX 2+/au 4G LTE/au 5G |
契約期間 | プロバイダによって縛りなし~3年契約あり |
スマホセット割 | au・UQモバイル |
端末代金 | 27,720円 (キャンペーンで実質無料や割引あり) |
主なキャンペーン | キャッシュバック、月額割引、初期費用無料など |
弱点の無い総合力の高さが魅力
WiMAXは他のモバイルWiFiサービスと比べて、総合力の高さが優秀。
まず、最新の5G/4G回線に対応しており、実測値でも100Mbpsを超える高速通信が可能です。
他のポケット型WiFi(クラウドSIM系や大手キャリア系)と比較しても、平均実測速度が最速クラス。動画視聴やテレワーク、大容量データのやり取りも快適に行えます。
また、月間のデータ容量を気にせず使えるのも大きな魅力です。
一般的なポケット型WiFiは50GBや100GBなどの容量制限がある場合が多いですが、WiMAXなら実質無制限で利用でき、速度制限もありません。
料金面でも、月額3,000円台から4,000円台と比較的安価で、端末代も実質無料や割引キャンペーンが豊富です。
さらに、auやUQモバイルとのセット割を活用すれば、スマホ代も毎月最大1,100円割引されるため、通信費全体を抑えられます。
「GMOとくとくBB WiMAX」なら豪華キャンペーンで安く使える
GMOとくとくBB WiMAXとは、WiMAXプロバイダの一つです(どのプロバイダを選んでも通信品質は同じ)。
キャンペーンを含めた実質月額料金は3,461円(12カ月利用の場合)で数あるWiMAXプロバイダの中でも最安クラス。
現在の目玉キャンペーンは、高額キャッシュバックとなっています。
キャッシュバック特典
- すべての人が対象:12,000円~35,000円
- 他社から乗り換える人:最大40,000円まで他社の違約金を負担
- 2つのオプション加入:2,000円追加
他社から乗り換えだけでなく、完全新規の申し込みでも現金をもらえます。
さらに今なら、初月は月額割引を受けることが可能です。
最新端末も実質0円で購入できる
端末代金は24回払いで支払いますが、同額の月額割引が適用されるため、実質無料となります。
最新の5G対応端末も実質無料の対象です。
この特典だけで約3万円の特典を受けられる計算に。端末代がかからないので、初期費用をグッと抑えられます。
即日発送に対応
在庫状況や地域によっては到着まで数日かかる場合もありますが、平日15:30、土日祝14:00までの申し込みで即日発送。
最短で翌日到着も可能です。
\ WiMAXを格安利用するなら /
③THE WiFi

月額料金 | ・100GBプラン:3,828円 ・Fitプラン:1GB 1,298円/5GB 1,628円/20GB 2,068円/40GB 2,596円/100GB 3,960円 |
---|---|
データ通信量 | 1~100GB |
回線 | ドコモ・au・ソフトバンク (クラウドSIM方式で自動切替) |
契約期間 | 2年 |
スマホセット割 | なし |
端末代金 | 無料レンタル |
主なキャンペーン | 月額割引、ポイント還元、初期費用割引など |
長期利用なら100GBのポケット型WiFiの中で最安級
100GBのポケット型WiFiを2年間利用する場合、THE WiFiの100GBプランは業界最安クラスです。
月額料金は3,828円と特別安いわけではありません。
しかし、キャンペーンにより長期の割引が適用され、さらに1万円分以上のTHE WiFiポイントがもらえるため、実質的な負担はかなり軽減されます。
このポイントは月額料金の支払いにも使えます。
2年間の実質月額は約2,500円まで下がり、同等スペックの他社サービスと比べても非常にお得です。
契約期間は2年で、24ヶ月以内の解約時には10,780円の解約手数料が発生します。
従量制プランがあるのでデータ容量にばらつきがあっても損しない
THE WiFiは月100GBのプランだけでなく、使った分だけ料金が決まる「THE WiFi Fit」も用意されています。
データ容量 | 月額料金 |
---|---|
1GBまで | 1,298円 |
5GBまで | 1,628円 |
20GBまで | 2,068円 |
40GBまで | 2,596円 |
100GBまで | 3,960円 |
月によってデータ利用量が大きく変動する方はFitプランが無駄なくおすすめです。
クラウドSIM対応で広いエリアに強い
THE WiFiはクラウドSIM方式を採用しており、ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアのLTE回線を自動で切り替えて利用できます。
そのため、全国幅広いエリアで安定した通信が期待できます。旅行や出張先でも安心して使えます。
\ 特設キャンペーンページ /

条件別で工事不要WiFiを比較
ここでは、こだわり条件(主に速度と安さ)で工事不要WiFiを選びたい人に向けて、詳しく解説します。
オンラインゲームを楽しみたい
大前提として、工事不要WiFiはオンラインゲームには向きません。その理由は、応答速度を示すPing値が高いからです。
オンラインゲームの快適さを左右するのは「Ping値(応答速度)」と「通信速度」です。
FPSやTPSなど動きが激しいゲームでは、Ping値15ms以下が理想、30ms以下で快適、50msを超えるとラグが目立ち始めます。
ホームルーターやポケット型WiFiの実測Ping値は多くの場合40~50ms前後で、光回線(10~20ms台)より高めです。
遅すぎて話にならないわけではありませんが、光回線のプレイヤーと比べて不利になることは頭に入れておきましょう。
なお、他のゲームジャンルなら工事不要WiFiでも気にする必要はありません。
後悔しないゲーマー向けの選び方 どのサービスを選ぶべきか?
結論から言うと、以下となります。
ゲームジャンル別のおすすめ
FPS・格闘ゲーム・MOBA
→ ドコモhome 5Gがベスト
その他(MMORPG・ボードゲーム・シミュレーションなど)
→ホームルーター(ドコモhome5G以外もOK)かWiMAXのポケット型WiFiでも快適にプレイ可能
以上を踏まえて、最もゲームユーザーにおすすめしたいのがホームルータータイプのドコモhome 5Gです。理由はずばり、Wi-Fiとは思えないほどの速さを誇るからです。
他のホームルーター(WiMAX、ソフトバンクエアー、楽天ターボ)と比較しても、優れた実測データが複数出ています。
有線接続に匹敵するほどのスピードとなっています。
ホームルーターの平均速度
ドコモhome 5G | 185Mbps |
---|---|
WiMAX | 172Mbps |
ソフトバンクエアー | 131Mbps |
楽天ターボ | 123Mbps |
とくとくBBホームWi-Fi | 101Mbps |
ポケット型WiFiは、安定感が落ちるためゲームには不向きです。思いっきりゲームを楽しみたいなら、据え置き型のホームルーターがベストでしょう。
ですが、MMOやRPG、パズルなどリアルタイム性がそこまで求められないゲームなら十分プレイ可能です。
ポケット型WiFiから選ぶ際は、WiMAXをおすすめします。
ポケット型WiFiの平均速度
ポケット型WiFi | 実効速度 |
---|---|
WiMAX | 100~200Mbps |
ドコモ | 100~200Mbps |
楽天モバイル | 70~100Mbps |
ソフトバンク | 70~100Mbps |
ワイモバイル | 40~60Mbps |
クラウドSIM※ | 15~40Mbps |
ホームルーターで最安を狙いたい
ホームルーターを安く使いたいなら、
- ソフトバンクエアー
- WiMAX
- とくとくBBホームWi-Fi
のいずれかがおすすめです。
サービス名 | 実質月額料金 (目安) |
---|---|
ドコモhome5G | 4,338円~4,950円 |
WiMAX (最安プロバイダの場合) | 3,180円~3,634円 |
楽天ターボ | 4,033円 |
ソフトバンクエアー (モバレコエアー) | 3,344円~4,361円 |
とくとくBBホームWi-Fi | 3,390円~4,928円 |
安定的に実質月額料金が安いのが、ソフトバンクエアーです。
契約窓口でモバレコエアーを選べば、代理店限定特典が充実。キャッシュバックや割引キャンペーンが豊富です。
また、WiMAXもキャンペーンによって最安クラスに。
プロバイダでGMOとくとくBB WiMAXを選べば、高額キャッシュバックによりホームルーターの最安契約を狙えます。
その他、とくとくBBホームWi-Fiも、実質月額料金3,500円を切る安さに。
他社より知名度は劣るものの、運営元のGMOインターネットグループは、20年以上の実績がある大手プロバイダーで信頼性が高いです。候補の一つに加えるといいでしょう。
ポケット型WiFiで最安を狙いたい
ポケット型WiFiで最安を狙うなら、楽天モバイル(Rakuten WiFi Pocket)・WiMAX・クラウドSIM型のサービスのいずれかとなります。
- ドコモ:約6,200円
- WiMAX:約3,500円(最安プロバイダ「GMOとくとくBB」の場合)
- ソフトバンク:約5,300円(50GBまで)
- 楽天モバイル:約3,300円
- クラウドSIM:3,200円~4,000円(利用できるデータ容量は100GBまで)
※クラウドSIMはAiR-WiFi・MUGEN WiFi・THE WiFi・モンスターモバイル・ゼウスWiFi・ぴたっとWi-Fiなど有名サービスの平均価格
万人におすすめできるのは、楽天モバイルです。初期費用もかかりませんし、解約時の手数料もなし。
短期利用にも向いています。データ消費の少ない月は、月額1,000円程度まで自動的に下がる点も魅力です。端末代もキャンペーンにより1円となっています。
WiMAXで最安値を狙うなら
ポケット型WiFiを2年以上利用するなら、実質月額料金が格安となるWiMAXも非常におすすめです。
なぜ2年以上かというと、端末代金が分割割引によって0円になるからです。
以下、詳しい料金比較となります。
プロバイダ | 実質月額料金 (目安) |
---|---|
GMOとくとくBB WiMAX | 3,461円~4,473円 |
カシモWiMAX | 3,634円~4,813円 |
BIGLOBE WiMAX | 3,867円~4,279円 |
5G CONNECT | 3,800円~5,433円 |
Broad WiMAX | 4,282円~4,492円 |
Vision WiMAX | 4,509円~4,539円 |
UQ WiMAX | 4,969円~5,041円 |
安定して安いのが、ホームルーターと同様にGMOとくとくBB WiMAXです。
時期によってはBIGLOBE WiMAXも激安となります。
カシモWiMAXは一部の窓口で実施しているAmazonギフト券還元などを受けられれば安くなります。
なお、WiMAXは基本的に端末購入が必須となりますが、レンタルを希望するなら5G CONNECTを選びましょう。最新の5G対応端末をレンタル可能です。
長期利用だとコスパは悪くなりますが、短期でWiMAX端末を使いたいなら利用価値があります。
工事不要WiFiのメリット
工事不要WiFiのメリットは以下の通りです。
- 開通工事が一切不要で初期費用を大幅に抑えられる
- 専門知識が不要ですぐに使える
- 賃貸住宅や工事ができない物件でも導入しやすい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
開通工事が一切不要で初期費用を大幅に抑えられる
最大のメリットは何と言っても手軽さです。開通工事が必要な光回線だと、最長で2ヶ月ほど待つことがあります。
工事不要WiFiなら回線工事を伴わないため、手間や時間が大幅に短縮。端末(ホームルーターやポケット型WiFi)が届き次第、即日で利用できます。
最短即日発送されるサービスもあり、申し込みから利用開始までが非常にスピーディーです。
また、光回線の工事費用は3万円前後かかることが多く、工事日程の調整や立ち合いも必要で手間がかかります。
一方、工事不要WiFiは端末代金や事務手数料はかかるものの、工事費用が不要なため初期費用を大幅に抑えられます。
例えば、モバレコエアーやGMOとくとくBB WiMAXでは端末代が実質無料となるキャンペーンが多く、初期費用を抑えて始められます。
専門知識が不要ですぐに使える
工事不要WiFiは、専門的な知識や技術がなくても簡単に使い始められる点も大きなメリット。端末の電源を入れればすぐにWi-Fiを使用できます。
初期設定もスマホやパソコンから簡単にできるように設計されており、難しいネットワーク設定は不要です。
設置場所も自由で、電波の入りやすい窓際や高い場所に置くだけでOK。配線工事やルーターの配線も必要ありません。
賃貸住宅や工事ができない物件でも導入しやすい
物件の構造上、光回線などの工事が難しい場合でも工事不要WiFiなら導入が可能です。賃貸マンション・アパートの人は特に重宝したいところ。
光回線は建物の管理者の許可や工事が必要で、許可が下りないケースや工事不可の物件も少なくありません。
賃貸の人は、管理人に工事の許可(ビス穴の問題など)を取る必要があったりと、とにかく面倒です。
工事不要WiFiは回線工事が不要のため、許可を得る必要がなく気軽に設置できます。
短期滞在の住居でも、引越し時に回線を解約して新居で再契約する手間を軽減できます。住居の制約に左右されず利用可能です。
工事不要WiFiのデメリット
一方で工事不要WiFiには、以下のデメリット・注意点があります。
- 通信速度や安定性が光回線に比べて劣る
- オンラインゲームや高画質動画配信など、常時高速通信が求められる用途には適さない
- IPv6対応や固定IPアドレス利用など、高度なネットワーク設定には非対応の場合が多い
通信速度や安定性が光回線に比べて劣る
工事不要WiFi(ホームルーターやポケット型WiFi)は、無線のモバイル回線を利用しているため、物理的にケーブルで繋がっている光回線と比べて、やはり速度は安定しにくいです。
一応、ホームルーターもポケット型WiFiも有線接続は可能なのですが、大本の受信電波が無線となるのは変えられません。
実際の平均速度を比較すると、ホームルーターの下り速度は90~200Mbps程度、上り速度は20Mbps前後が多いのに対し、光回線は下り400~700Mbps、上り300Mbps以上と圧倒的に高速です。
また、光回線は有線で直接宅内に回線を引き込むため、電波干渉や障害物による影響を受けにくく、通信が安定しています。
一方、工事不要WiFiは基地局からの電波を無線で受信するため、天候や建物、周囲の利用状況によって速度低下や不安定さが生じやすいです。
イメージとしてはスマホに近いでしょうか。スマホを利用中、さっきまで快適だったのに急に遅くなることがあると思います。
工事不要のWiFi(特にポケット型WiFi)では、それと同じ状況になりやすいです。最高品質の通信環境を求めるなら、光回線には敵わないといったことを覚えておきましょう。
オンラインゲームや4K動画配信など、常に高速通信が求められる用途には適さない
オンラインゲームや4K動画配信など、常に高速かつ安定した通信が必要な用途では基本的に不向きです。
オンラインゲームで重要なPing値(応答速度)は、光回線なら10~20ms台が一般的ですが、ホームルーターやポケット型WiFiでは50msを超えることも珍しくありません。
FPSや格闘ゲームなど、瞬間的な反応が求められるジャンルではラグや遅延が発生しやすく、快適なプレイが難しい場合があります。
また、4K動画配信には下り25Mbps以上の安定した速度が必要ですが、工事不要WiFiは時間帯や環境によって速度が大きく変動し、画質が落ちたり再生が止まるリスクもあります。
IPv6対応や固定IPアドレス利用など、高度なネットワーク設定には非対応の場合が多い
光回線ではIPv6(IPoE)や固定IPアドレスなど、高度なネットワーク機能を標準またはオプションで利用できるサービスが多いです。
工事不要WiFiではこれらの機能に非対応、または一部の法人向けオプションのみ対応というケースが大半です。
特に、一般家庭向けのホームルーターやポケット型WiFiは動的IPアドレスが基本で、外部からのリモートアクセスやサーバー公開、VPN利用などには不向きです。
IPv6対応をうたうサービスも増えていますが、光回線のような高速かつ安定したIPv6通信(IPoE方式)には対応していないケースが多く、ネットワークの高度なカスタマイズには制約が残ります。
工事不要WiFiのおすすめランキングへ(工事不要WiFiに関するよくあるQ&A
設定はコンセントに挿すだけ?
ホームルーターに関しては、電源が必要となります。通常の電源ケーブルなのでコンセントに挿すだけでOKです。
初期設定も自動化されており、特にやることはありません。
Wi-FiのSSIDとパスワードは本体や同梱の説明書に記載されているので、接続したい端末からWi-Fiを選びパスワードを入力すればすぐにインターネットが使えます。
ポケット型WiFiも同様に、電源を入れれば自動で回線に接続されます。何も設定は要りません。
ただし、一部の端末ではSIMカードの挿入が必要です。
また、初回利用時にはSSIDとパスワードの入力が必要です。端末によってはUSBケーブルを使ってパソコンと有線接続することも可能です。
データ容量は無制限?
データ容量は、サービス会社によって容量が異なります。
完全無制限プランを提供しているのは、主にWiMAX(ポケット型WiFi)とホームルーター全般です。
無制限プランなら、オンラインゲームや動画視聴、大容量ファイルのダウンロードなどにも安心して利用できます。
WiMAXは以前「3日で15GB制限」がありましたが、2022年に撤廃され、現在は月間・短期での速度制限がなくなっています。
一人暮らしにはどのタイプがおすすめ?
一人暮らしなら、外出先でも使える「ポケット型WiFi」がおすすめです。同居人がいないので、ネット環境を外に持ち出しても困る人はいません。
持ち運びができるため、カフェや外出先、旅行先でもネット環境を確保できます。
ポケット型WiFiはいくつかの種類に分かれますが、特にこだわりがなければ料金と通信品質のバランスが取れたWiMAXがおすすめです。
スマホのテザリングで代用できる?
スマホのデータ無制限プランを契約していれば、テザリングでパソコンやタブレットもインターネットに接続できます。
おすすめなのが楽天モバイル(スマホ)です。楽天モバイルは月間のデータ容量が無制限です。速度も平均で40Mbpsを超えており十分に速いです。
一人暮らしで自宅の固定回線代わりに使うこともできます。テザリングも追加料金なしで利用可能です。
テザリングにはスマホのバッテリー消費が激しくなったり、同時接続台数が少ないなどのデメリットもあります。
まとめ
ポケット型WiFiやホームルーターといったサービスは開通工事が不要です。ルーターが届いたら電源を付けるだけですぐにインターネットを利用できます。
ホームルーターは、光回線の工事が難しい物件や、すぐにネット環境を整えたい方、家族で複数台利用したい方におすすめです。
ポケット型WiFiは、外出先でもネットを使いたい方や、引っ越しが多い方、1人用のネット回線を探している方におすすめできます。
テレワークなどで急にインターネット回線が必要になった人や、何らかの事情で開通工事ができない人は利用を検討しましょう。
工事不要WiFiは複数あるため、どれにすればいいか迷うかもしれません。迷った時は、ドコモhome 5GやWiMAXなど通信品質の優れたサービスを選ぶと、あとから後悔しにくいです。
発送スピードも早いので、とにかく早くインターネット回線を使いたいときに便利ですよ。
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