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2023年06月27日
店舗や飲食店でWi-Fi導入を検討する場合、その目的はさまざまでしょう。
「店舗全体をWi-Fi接続できるようにしたい」「お客様へのサービスとしてWi-Fi環境を整備したい」「Wi-Fiの設置はしたいけれど、できれば費用は抑えたい。」など、目的に合ったWi-Fiサービスを選ぶと良いでしょう。
この記事では、店舗・飲食店におすすめのWi-Fiを紹介します。
目次
店舗・飲食店向けWi-Fiの選び方・比較ポイントは、以下の7つです。
Wi-Fiの選択肢は数多くあります。
迷った際の選ぶ基準を以下に挙げていきますので、参考にしてみてください。
Wi-Fiを設置する時は、まず初期費用がかかります。初期費用の内訳は、開通工事の費用や事務手数料などです。設置するWi-Fiによって費用は異なりますが、回線工事が必要な場合は、30,000円〜50,000円ほどかかります。
しかし、置くだけWi-FiやポケットWi-Fiであれば、開通工事の費用はかかりません。中には、初期費用が無料のサービスもあります。そのため、費用を抑えたい場合はそのようなサービスを検討するのも1つの手です。
法人向けWi-Fiの月額料金は4,000円〜7,000円ほどが相場ですが、スペックなどによっても異なります。安さだけで選んでしまうと、その分かかる制限も多くなります。
そのため、来店客数や利用客数を見込んだうえで、必要なスペックを検討することが大切です。店舗の運営に必要なスペックと予算を比較して、最もコストパフォーマンスの高いサービスを選ぶと良いでしょう。
店舗や飲食店でWi-Fiを設置するなら同時接続台数も重要なポイントです。それぞれのWi-Fiごとに同時接続台数が決まっており、もし制限を超えるとネットにつながらないお客様も出てきてしまうため注意しましょう。
一般的な家庭向けWi-Fiでは同時接続台数が10台ほどに設定されていることが多く、店舗や飲食店への導入には向いていません。これを知らずに導入してしまい、失敗してしまったというケースも少なくないです。
一方、法人向けWi-Fiの同時接続台数は多めに設定されています。料金や通信速度とあわせて同時接続台数も確認し、自店舗に合ったサービスを導入するようにしましょう。
店舗や飲食店にWi-Fiを導入するのであれば、通信速度も重要です。お客様の待ち時間を快適にするためにWi-Fiを導入しても、「速度が遅くて使い勝手が悪い」となっては元も子もありません。
各Wi-Fiサービスの紹介ページには通信速度が記載されていますが、通信速度の単位は以下のとおりです。
家庭で一般的な使用をする分には50〜100Mbpsほどあれば十分ですが、店舗や飲食店で使用する際はできるだけ速い方が良いでしょう。飲食店や居酒屋などのお客様が長居するような店舗では、通信速度に制限がかからないサービスを選ぶのがおすすめです。
店舗・飲食店のWi-Fiは、さまざまなお客様が利用します。そのため、できるだけ誰でも簡単に使いやすいものであることが大切です。
Wi-Fiの接続方法には、SSIDとパスワードをお客様自らが入力するタイプや、メールアドレスやTwitterなどのSNSで登録するタイプがあります。店舗・飲食店向けWi-Fiは、登録が必要だとお客様が面倒に感じてしまうため、パスワードを公開するなどWi-Fiに接続しやすい環境が望ましいでしょう。
不特定多数の方が利用する店舗や飲食店では、セキュリティ対策が甘いとパスワードが流出してしまい、情報が第三者へ漏れるリスクもあります。悪意のある第三者によるデータ漏えいや改ざんを防ぐためにも、セキュリティ対策が大切です。
暗号化のセキュリティ規格でおすすめなのが、最新のWPA3もしくはWPA2です。Wi-Fiを導入する際はセキュリティ規格を確認し、お客様が安心してWi-Fiを使える環境を構築しましょう。
店舗・飲食店向けWi-Fiは、ゲストWi-Fi設定が可能なものを選ぶようにしましょう。ゲストWi-Fiとは、お客様が一時的にアクセス可能なネットワークのことです。
ゲストWi-Fiからは店舗用のネットワークに接続できないため、セキュリティ対策としても活用できます。また、お客様用と店舗用のネットワークが同じだと通信環境が不安定になるため、ゲストWi-Fiの設定は顧客満足度の向上にも役立ちます。
今回はコンセントを挿すだけで気軽に使える、置き型Wi-Fiのおすすめ4選を紹介します。
1. 「BizAir +5G for WiMAX」
2. 「ドコモhome5G」
3. 「Softbank Air」
法人向け5GWi-Fiサービス「BizAir+5G for WiMAX」の主な特徴は下記のようになっています。
「BizAir+5G for WiMAX」は法人向けに特化して開発されているため、この記事では特におすすめしています。
「BizAir+5G for WiMAX」は最短3日で使い始めることができるため、特に新しく開設した店舗や飲食店など、すぐにネット環境を整えたいという方にぴったりです。
また、BizAir+5G for WiMAXは同時に複数台を設置することもでき、1つのBizAir+5G for WiMAXで最大30台までの端末が接続可能ですので、同時接続台数が多い店舗や飲食店でも快適に使っていただくことができます。
料金はBizAir miniが月額4,378円(税込)、BizAir +5G for WiMAXが6,248円(税込)となっており、初期費用は0円とリーズナブルな設定。
このように法人向けWi-Fiサービス「BizAir+5G for WiMAX」は、設置が簡単、リーズナブルな価格設定、高速な5G回線を提供するなど、多くのご利用者様にとって魅力的なサービスとなっています。
「BizAir+5G for WiMAX」についてさらに詳しく知りたい方は、こちらのサイトをご覧になってください。
ドコモhome5Gは工事不要・データ容量も無制限で通信制限を気にせず利用ができ、5Gにも対応しているため最大4.2Gbpsの高速通信で快適に利用できます。
また申し込みの際に複雑な条件もなく、条件適用・申請手続きもオペレーターに電話をするだけで簡単に申請ができます。
4G・5Gの両方に対応していて、同時接続台数が65台ととても多いため、大きな規模の店舗・飲食店でのWi-Fi環境を検討している方にもおすすめです。
・開通工事不要/データ量無制限/最大64台同時接続
Softbank Air(ソフトバンクエアー)は
コンセントに挿すだけで利用できて、工事不要・データ量無制限のため通信制限を気にせず利用が可能で、同時接続台数は64台と店舗・飲食店での利用にもおすすめです。
通信速度も下り最大で2.1Gbpsと高速通信で、店舗や飲食店でストレスを感じることも少ないです。
店舗や飲食店でWi-Fiが使えると、顧客側のメリットが多いイメージですが、実際にはどのような効果があるのでしょうか?
店舗や飲食店にWiFiがあると若者やビジネスマン、テレワークの方、外国人観光客など幅広い層のお客様が快適に過ごせます。
今ではスマートフォンが普及して多くの人がスマートフォンを持つようになったため、SNSや動画視聴やスマホゲームの利用をする人が増えています。そうすると、通信制限を気にする人も増えてくるのです。
なるべく通信制限にならないように、無料の公共Wi-Fiを利用したいと人が多くなり、店舗内でもフリーWiFiを使用できれば、大きなメリットになり需要が高まります。
テレワークをする人や在宅ワーカーの方も増えてきているため、「気分転換に店舗や飲食店で作業がしたい」というお客様も取り込めるかもしれません。
Wi-Fiを設置することで、ネットの書き込みなどで「あの店はWi-Fi環境が整っていたので快適だった」という情報が広まれば、自然と来店数UPにつながる可能性があります。
「Wi-Fi環境が整っていることがお店を選ぶ基準」というお客様もいらっしゃるくらい、Wi-Fi大きな集客効果を生み出しています。
店舗や飲食店でWi-Fiが利用できると、お客様の滞在時間が長くなり一人当たりの顧客単価が上がります。
日本フードサービス協会が出しているデータでは、ファストフード店と比較して滞在時間が長い居酒屋やディナーレストランは、ファーストフード店の5倍近く顧客単価が上昇していることがわかっています。
無料の公共Wi-Fiを取り入れてお客様に長くお店を利用してもらうことで、注文数が多くなり売上UPにつながります。
店舗や飲食店に設置した無料の公共Wi-Fiを使えば、客席にタブレットを設置して、席からの注文が可能なタブレットオーダーが利用できます。
お客様自身が、席に設置された端末から商品をタッチして注文することができます。お客さまにとっては従業員を呼ばずに手軽に注文できて、店舗側にとってはオーダーミスの削減にも効果があるため双方にメリットがあります。
またタブレットオーダーは、「店員さんを呼ぶのに勇気がいる」といったお客様からの需要があります。
お客様を待たせず素早い対応ができるため、客席が多い店舗や従業員が少ない店舗での業務がスムーズになり、お客様満足度UPにも繋がります。
店舗や飲食店にWiFiを設置することで、ケーブルで接続していた機器のごちゃごちゃした配線をなくし、見栄えをすっきりさせることが出来ます。
インターネット回線、防犯カメラの機器、レジの周辺機器など、複数の線が入り乱れることで、お客様に見た目の不快感を与えたり、ほこりが被りやすい上に掃除もしにくいというデメリットがあります。
店内に余計な配線がなくなることで、店舗の見栄えが良くなりレイアウトもしやすくなるため、「綺麗なお店」という印象を与えやすくなります。
飲食店では料理や飲み物が提供されるまでに、待ち時間が生じます。
とくに週末やランチタイムなどの混雑する時間帯では、料理や飲み物を提供されるまでの時間が長くなり、クレームになりやすいです。
そこで、無料で公共Wi-Fiを使うことができれば、「少し仕事を進めよう」「SNSに投稿しよう」「待っている間に動画を見よう」など、お客様は通信量を気にせず提供までの時間を過ごすことができるようになり、退屈をしないのです。
店舗や飲食店でWi-Fiを提供することでお客様が快適に過ごせるようになり、顧客満足度の向上やリピーターの増加につながります。
Wi-Fiを設置することが集客面においてメリットとなりますが、同時にデメリットも存在します。
デメリットがあることも考えて、導入するか検討しましょう。
Wi-Fiの設置と利用には、費用がかかります。
店舗用のWiFiは、大人数の利用を想定した高性能なWi-Fiを利用するため、初期費用や月額費用がかかります。
レンタル・購入の違いで値段は変わってきますが、一般的に初期費用は20,000~30,000円で、月額費用は3,000~5000円ほどが相場です。また、設置するにあたって設置の工賃などがかかる場合もあります。
なるべく初期費用と月額料金が安いものを選ぶことで、費用を抑えて導入ができるでしょう。
Wi-Fiを導入すると、Wi-Fi目当てで来店するお客様が増えて、「店舗=ネットを使う場所」になってしまう可能性があります。また、一人当たりの注文数が少なくなるケースがあります。
例えば、ネット使用が目的で飲食をすることが目的ではないお客様がコーヒー1杯で長時間利用すると、顧客単価も上がらない上、飲食目的で来店した他のお客様が利用できず売上が下がる可能性もあります。
飲食を目的として来店するお客様も不快な気分になりますし、従業員も「あの人、もう5時間も居るけどまだ帰らないのかな。」「注文してくれないのに席が空かないから、飲食をしたい他のお客様が利用できない。」などとネガティブな感情になり、働くモチベーションが下がることもあります。
このような事態を避けるために滞在時間に制限を設けたり、最低オーダー数を決めるなど、Wi-Fi利用時のルールを決めておくようにしましょう。
WiFiがあると、ビジネス利用やネットカフェ代わりに利用するお客様が増えるため、店舗の回転率が低下することがあります。
もともと回転率が高い店舗や飲食店の場合、売上低下のリスクもあります。
Wi-Fiを利用することで長時間の利用が考えられるため、混雑時の滞在時間の制限を設けるなどして対策をしたら回転率の低下は防ぐことが出来ます。
店舗・飲食店にWi-Fiを導入するまでの手順は、主に以下のとおりです。
順番に詳しく見ていきましょう。
ここでは、置くだけWi-Fiの「BizAir」を例に紹介します。公式サイトの「WEBお申し込み」ボタンをタップすると、入力フォームが出てきます。
入力フォームには以下の項目があるため、これらを入力します。
入力が完了したら確認画面に進むので、入力内容に間違いがないことを確認して完了を押すと申し込み完了です。
オペレーターから申し込み確認の連絡が来るため、申し込み内容に間違いがないかオペレーターと再度確認をします。「BizAir」では、端末が最短3日で送られてきます。コンセントに挿すだけで使えるWi-Fiなので、届くまでに準備することは特にありません。
一方、光回線などの固定回線では、工事が必要なため工事日程の調整が発生します。店舗のテナントが古い場合などは工事に時間がかかるため、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
店舗・飲食店向けWi-Fiを契約したら、Wi-Fiルーターの設置場所を決めましょう。Wi-Fiの電波には360°に広がる特徴があるため、店舗・飲食店の中央に設置すると最大限のパフォーマンスを引き出せます。
また、床や壁などの障害物があるとWi-Fiの電波は減衰してしまうため、店舗の中でも開けた場所に設置すると良いでしょう。
Wi-Fiルーターの設置が完了したら初期設定をしましょう。Wi-Fiを利用するためには、Wi-Fiを識別するためのSSIDとパスワードを設定する必要があります。
中には自動接続ができたり、スマホやタブレットから接続できたりするものもあるため、簡単に設定できるでしょう。また、設置サポートを実施している会社もあるため、接続の設定に不安がある場合は検討してみても良いかもしれません。
具体的な導入後のイメージができるよう、飲食店、コンビニ、公共機関でのWi-Fi導入事例を紹介します。
ある居酒屋では、従業員の教育を動画で行っています。
動画で調理や接客についてのマニュアルをつくり、さらに店員同士で覚えたことを互いに共有して、お互いのインプット・アウトプットを行っています。
こういった動画共有を行うにあたり、通信環境が悪ければ効果が半減するため、Wi-Fiが導入されました。
Wi-Fiの導入後、従業員はWi-Fiを活用する際に、「データ通信量が心配」と不安に思うことなく、動画の更新や閲覧をできるようになりました。また、動画の更新・閲覧が多くなることで、お店の接客やサービス向上につながり、業績UPにもつながっており好循環が生まれています。
カフェのような飲食店は、若者やビジネス目的の利用が多いためWiFiの需要が高いです。
スターバックスやタリーズ、ドトールといった有名カフェチェーン店のほか、個人経営のカフェなどでも全国的に広くWiFiが導入されています。
あるカフェでは、日本人だけでなく、外国人のお客様など幅広い利用者に気楽に滞在してもらえるようにと、Wi-Fiを設置。
さらにWi-Fi利用の説明書を英語をはじめとした多言語にも対応、内容もシンプルにしたため、従業員が説明するまでには至らず、手軽に利用してもらうことができる環境になっています。
また、制限時間など接続時の利用制限を設定することができるため、長時間滞在も防止可能。
これにより、一定の回転率を維持しながら顧客満足度を向上させることができて、集客アップやリピートにつながっています。
コンビニは店舗数が多くどこにでもあるため、急にWiFiを利用したくなった時に便利です。
セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンといった大手のコンビニで導入がされています。
Wi-Fiの導入により、お客様にとって以前に増して快適にコンビニを利用でき、来店率が高まるのは良い傾向です。
しかしコンビニ内の飲食スペースからずっと離れなかったり、コンビニを利用せずに駐車場に車だけ停めて長居されたりすることもあるため、あまりに長時間の利用をされているお客さまにはお声がけをするなど対策が必要です。
無料の公共Wi-Fiは、空港や地下鉄などの施設で導入が進んでおり、利便性が向上しています。
企画のために様々な場所に出かけるYoutuber、仕事が忙しかったり出張が多かったりするサラリーマン、外国人観光客が使うことが多いため、主な公共施設では、Wi-Fiがほぼ行き渡っています。
Wi-Fiを導入することで、利用者が快適に過ごすことができ、ビジネスやインバウンド(訪日外国人旅行)の需要につながっています。
店舗でWi-Fiを利用する際には、店舗側とお客様側で使うWi-Fiは別のものにしましょう。
ゲストWiFi機能やSSIDが2つ以上あるWiFiであれば、複数契約するなどの費用がかからず簡単に分けることができます。
お客様が安心してWiFiを使うことができるよう、店舗側・お客様側が使うWi-Fiを分けておきましょう。
店舗でWi-Fiを提供する場合は、セキュリティ設定は欠かさず行いましょう。
店舗の利用者だけが知ることができるパスワードを設定することで、利用者以外の不正なアクセスを防ぐことができます。
情報の流出や改ざんを防ぐためにも、セキュリティ対策は万全にしましょう。
店舗にWi-Fiを導入すると、速度制限を気にせずくつろげるため、利用時間が長くなり、回転率が落ちてしまうこともあります。
店舗の回転率が落ちると、Wi-Fiではなく飲食が目的のお客様が案内できる回数が減ったり、顧客単価が減ったりして、売上の低下につながってしまいます。
ランチタイムや週末などの混雑が予想される時は、滞在時間の制限を設けておくと良いです。
「BizAir」です。
工事不要で高速Wi-Fiが無制限に使用でき、コンセントを挿すだけで設置できます。
特に自営業の飲食店、キッチンカーなど、インターネットをたくさん使うわけではないけど、開通したいという方に適しています。
Wi-Fiサービスを提供している会社によっては、開通工事や取り付けを無料で行っているところもあります。
Wi-Fiサービスを提供している会社にお問い合わせしていただくと確かな情報が得られるかと思います。
今回の記事の内容を簡単にまとめます。
店舗・飲食店向けのWi-Fiは個人のWi-Fi以上に多くの方が同時に利用するため、考慮する点が多いです。
しかし、インターネットが普及している今の時代は、Wi-Fiを導入するとお店の需要が高まるので、Wi-Fi導入を前向きに検討されることをおすすめしています。
この記事が店舗・飲食店にWi-Fi導入を考えられている方の参考になれば幸いです。