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bizair
2023年11月30日
法人の方がポケットWi-Fiを選ぶ際は、法人向けのものを選ぶのがおすすめです。法人向けの相談窓口や法人専用の割引プランなどのメリットがあります。ただし、法人向けWi-Fiに限ったことではありませんが、契約期間の縛りがあるサービスが多いです。
しかし、中には少しの間だけWi-Fiを利用したいという法人の方もいるでしょう。そこでこの記事では、おすすめのレンタルできる法人向けポケットWi-Fiを5つ紹介します。選び方やレンタルの申し込み手順も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
まず、インターネットを利用する方法である「モバイルルーター」「ポケットWi-Fi」「WiMAX」の違いを紹介します。
モバイルルーター | ポケットWi-Fi | WiMAX | |
通信方式 | LTE回線 | LTE回線 | WiMAX2+ |
回線事業者 | au、docomoなど | ワイモバイル、ソフトバンクなど | BizPLUS、UQ WiMAXなど |
それぞれ細かな違いはありますが、無線を通してインターネットを利用するという点は共通しています。詳細な違いについて、以下で詳しく解説していきます。
モバイルルーターとは、無線を通してスマホやパソコン、タブレットなどの端末をインターネット(Wi-Fi)に接続するための小型端末です。
カバンやポケットの中に治まるサイズ感であるため、簡単に持ち運びができます。有線接続ができない場所でもインターネットに接続できるようになるため、出張・営業などの外出先でパソコン作業をすることが多い方におすすめです。
一方、モバイルルーターとほぼ同じ意味の言葉として使われているのがポケットWi-Fiです。
ポケットWi-Fiとは、ワイモバイルが商標登録する「Pocket WiFi」のことを指します。ワイモバイルが提供するモバイルルーターサービスの中に「Pocket WiFi」が、ソフトバンクが提供するモバイルルーターの機種の中に「Pocket WiFi」が存在します。
このように、ポケットWi-Fiはモバイルルーターのサービス・機種の1つです。そのため、モバイルルーターもポケットWi-Fiも「無線を通してスマホやパソコンなどの端末をインターネットに接続するための小型端末」という点で共通しています。
便宜上、この記事では、ポケットWi-Fiとモバイルルーター(WiMAXを含む)を同等のものとして扱っています。なお、この便宜上の扱い方は、他の大多数の記事においても同様です。
WiMAXとは、LTE回線の他にWiMAX2+の回線を用いてスマホなどの端末をインターネットに接続する小型端末のことです。
モバイルルーターおよびポケットWi-Fiは、スマホでも使われているLTE回線を用いてインターネットに接続しています。一方、WiMAXはLTE回線に加えて「WiMAX2+」という独自回線もインターネット接続に用いています。
2つの回線を併用することによって、より広い地域で安定した高速の通信速度を提供しているのが特徴です。なお、WiMAXはUQコミュニケーションズが提供するサービスで、その他の「○○WiMAX」はWiMAX2+回線を間借りして提供しているサービスです。
レンタルできる法人向けWi-Fiを選ぶ際は、以下のポイントに注目しましょう。
それぞれについて詳しく解説します。
法人向けWi-Fiでは、複数台のレンタル契約が可能です。レンタルできる台数は契約するサービスによって異なるため、自社に必要な台数に合わせて利用するサービスを検討しましょう。数台で良いのであればどのサービスでも問題ありませんが、数百台必要な場合などは大口割引のあるサービスを選ぶとお得です。
1台からの契約に対応しているサービスがほとんどですが、稀に「〇台以上」といった最低契約台数が設けられているケースもあるので注意しましょう。また、今後契約台数を増やす見込みがある場合は、途中で契約台数を追加できるか確認しておくことが大切です。
Wi-Fiサービスは、月毎に使えるデータ容量に比例して料金が高くなります。しかし、安いからと言ってあまりにもデータ容量が少ないプランで契約してしまうと、業務に支障をきたす可能性があります。
そのため、どのくらいのデータ容量が必要なのか把握しておくことが大切です。以下の表は各項目とそれに必要なデータ容量をまとめたものなので、ぜひ参考にしてみてください。
20GB | 50GB | 100GB | |
オンライン会議(ZOOM) | 33時間 | 83時間 | 166時間 |
メールの送受信 | 41,800通 | 104,500通 | 209,000通 |
動画の再生 | 20~30時間 | 60~80時間 | 100~150時間 |
Wi-Fiサービスを法人契約する際は、クレジットカード以外に請求書払いや口座振替といった支払方法を選べます。例えば、請求書であれば担当者が契約しやすく、経理の手続きもしやすいです。
可能な支払方法は契約するWi-Fiサービスによって異なるため、事前に確認しておきましょう。そのうえで自社の経理にマッチした支払方法を選べるサービスを選ぶのがおすすめです。
契約するWi-Fiサービスごとに対応しているエリアが異なります。全国で利用可能なサービスであっても、山間部などで利用できないケースもあるので事前に確認しておきましょう。
また、海外出張の機会がある法人の方は、海外利用ができるかの確認が必要です。ただし、国内利用と海外利用では料金体系が異なる場合もあるので注意しましょう。
Wi-Fiサービスを利用していると、「機器が故障してしまう」「通信ができない」といったトラブルが発生することも少なからずあります。法人利用の場合、トラブルの際に適切なサポートを受けられないと、業務に支障が出てしまうでしょう。
そのため、法人向けWi-Fiを選ぶ際は、法人専用の相談窓口があるかなどのサポート体制に注目しましょう。レンタルできる法人向けWi-Fiの中には、24時間のサポート体制を敷いているサービスもあります。
法人向けWi-Fiサービスを契約する際は、違約金の有無にも注目しましょう。Wi-Fiサービスには契約期間の縛りがあることが多く、契約期間内に解約をすると違約金が発生するケースが多いです。しかし、レンタル可能なWi-Fiサービスを利用している際、「つながりにくい」「通信が不安定」といった不満が出てくることもあります。
そのような場合に違約金があると、解約しづらくなってしまいます。そのため、レンタルできる法人向けWi-Fiを選ぶ際は、違約金のないサービス、もしくは違約金があっても安いサービスを選ぶのがおすすめです。
短期出張やリモートワークなどで一時的に法人向けWi-Fiをレンタルしたいといったこともあるでしょう。そのような場合、短期間のレンタルが可能なWi-Fiサービスを選ぶと便利でしょう。
一時的にWi-Fiが欲しいという法人の方には、短期間のレンタルが可能なWi-Fiサービスがおすすめです。逆に年単位などの長期利用を検討している場合は、長期間の契約プランを選択した方がお得になります。
月額料金は経費として落とすことを考えると、月額料金は少しでも安く抑えたいでしょう。そのため、ポケットWi-Fiを選ぶ際は、複数のサービスを比較することが大切です。
ただし、月額料金がいくら安いとしても、データ容量や対応エリアが求める基準に達していることが大前提です。ここまで紹介した項目でポケットWi-Fiを絞り込み、最後に月額料金の安さとコストパフォーマンスを比較して選ぶと良いでしょう。
以下の表は、この後詳しく紹介するレンタル可能な法人向けWi-Fiを比較したものです。詳細については、この後詳しく解説します。
サービス名 | 料金 | 通信速度 | データ容量 | 最低契約期間 |
①BizPLUSMobile+5G | 月額5,478円【WEB限定】初月無料 | 下り:2.7Gbps、上り:183Mbps | 無制限 | 37か月(契約解除料:1,100円) |
①BizPLUSMobile+5G for WiMAX | 月額6,248円【WEB限定】初月無料 | 下り:3.9Gbps、上り:183Mbps | 無制限 | 37か月(契約解除料:1,100円) |
②WiFiレンタル本舗 | ・1泊2日:720円・30泊31日:2,160円 | 回線によって異なる | 5GB | 1日~ |
③NETAGE | 月額1,980円~(端末によって異なる) | 下り最大300Mbps | 7G | 1日~ |
④縛りなしWiFi | 月額1,980円~ | 下り最150Mbps、上り最大50Mbps | 10G~ | 1日~ |
⑤WiFiレンタルJAPAN | 月額2,900~7,300円(短期利用の場合は1日650円) | 回線によって異なる | 31日45GB~無制限 | 1日~ |
ここでは、おすすめのレンタルできる法人向けWi-Fiを5つ紹介します。それぞれ特徴を解説しているので、ぜひ自社に合ったWi-Fiサービスを見つけてみてください。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
「BizPLUSMobile+5G」は、高速・大容量通信の5Gに対応したポケットWi-Fiです。レンタルサービスではありませんが、契約解除料が1,100円であるため利用しやすいでしょう。持ち運びが可能なため、外回りの営業や出張が多い法人の方におすすめです。
容量無制限で使うことができ、工事も必要ありません。安定した高速通信のWiMAX2+回線とau 5Gに対応しており、光回線よりも安い料金で契約できます。WEB限定の割引キャンペーンを実施しているので、気になる法人の方はぜひ一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。
【BizPLUSMobile+5G】
料金 | 月額4,378円(WEB限定) 初月無料 |
通信速度 | 下り:2.7Gbps 上り:183Mbps |
データ容量 | 無制限 |
最低契約期間 | 37か月(契約解除料:1,100円) |
【BizPLUSMobile+5G for WiMAX】
料金 | 月額6,248円(WEB限定) 初月無料 |
通信速度 | 下り:3.9Gbps 上り:183Mbps |
データ容量 | 無制限 |
最低契約期間 | 37か月(契約解除料:1,100円) |
引用元:WiFiレンタル本舗公式HP
「WiFiレンタル本舗」は、短期間〜長期間のレンタルに対応しているサービスです。ネットで注文して端末を受け取ったらすぐに利用できます。返却も便利で、ポストに投函するだけで完了です。
配送料は全国一律1,100円で、最短翌日に受け取れます。様々なレンタル商品があり、そのラインナップは以下の通りです。
料金 | 1泊2日:720円 30泊31日:2,160円 |
通信速度 | 回線によって異なる |
データ容量 | 5G |
最低契約期間 | 1日〜 |
引用元:NETAGE公式HP
「NETAGE」では、豊富なWi-Fiルーターから選んでレンタルできます。「安い」「早い」「簡単」が特徴のサービスで、最短翌日に利用可能です。
配送料は全国一律1,100円で、5G通信に対応したWi-Fiルーターもあります。海外利用が可能で、海外出張や旅行に便利なサービスです。
料金 | 月額1,980円~(端末によって異なる) |
通信速度 | 下り最大300Mbps |
データ容量 | 7G |
最低契約期間 | 1日〜 |
引用元:縛りなしWiFi公式HP
「縛りなしWiFi」は、4つのプランから選べるレンタルサービスです。10・30・60・90Gの4つのプランがあり、データチャージでギガを追加することもできます。
2021年の実績では、9分に1台売れています。豊富な支払方法を選択でき、海外で利用できるのも縛りなしWiFの特徴です。
料金 | 月額1,980円~ |
通信速度 | 下り最大150Mbps 上り最大50Mbps |
データ容量 | 10G〜 |
最低契約期間 | 1日〜 |
「WiFiレンタルJAPAN」では、豊富なWi-Fiルーターと料金プランが用意されています。au WiMAX・SoftBank・docomoの機種から自分に合ったものを選べます。
インターネット経由であれば24時間365日いつでも申し込み可能です。平日月~金の14時までに申し込むと、最短翌日から利用できます。
料金 | 月額2,900~7,300円(短期利用の場合は1日650円) |
通信速度 | 回線によって異なる |
データ容量 | 45GB~無制限/31日 |
最低契約期間 | 1日 |
法人向けWi-Fiのレンタルを申し込む手順は、以下の流れです。
まずは契約したいWi-Fiサービスのホームページにアクセスし、法人向けのページに飛びましょう。契約の前に見積もりを依頼できることが多く、見積もりの際は以下のような情報が必要になります。
見積もりは書類やPDFですぐにもらえるか、プロバイダーからメールや電話で伝えてくれます。見積もりからそのまま契約まで手続きすることも可能ですが、悩んでいる場合は他社の見積もりと比較して検討してみると良いでしょう。
契約するWi-Fiサービスが決まったら、申し込みの手続きに進みます。レンタル業者によって必要な提出書類が異なるため、事前に確認しておきましょう。
契約プランや料金、契約台数に問題がなければ、申し込みを済ませて手続き完了です。
Wi-Fi端末を受け取ったら、初期設定をしましょう。特別な設定は必要ないため、PCやスマホなどの接続デバイスでパスワードを入力すれば利用を開始できます。
Wi-Fiの法人契約と個人契約には様々な違いがあり、法人が利用する場合は法人契約がおすすめです。ここでは、Wi-Fiの法人契約と個人契約の違いを紹介します。
Wi-Fiを法人契約する際は、大口割引を適用してもらえることがあります。法人契約と個人契約には、それぞれ以下のようなキャンペーン・割引があります。
Wi-Fiを法人契約する際は、個人契約と比べて豊富な支払方法から選べます。法人契約と個人契約の支払い方法には、以下のような違いがあります。
法人向けのプランを提供している業者は、法人専用の相談窓口を設けていることが多いです。法人専用の相談窓口では、個人契約よりも幅広いサポートを受けられます。また、個人契約だとWEB経由でしか問い合わせできないことが多いですが、法人契約ではチャット・専用窓口・電話・見積フォームなど豊富な問い合わせ手段が用意されています。
法人の事情に合わせた柔軟な対応が可能な場合が多く、細かい注文にも対応してくれるのが特徴です。また、デモ機の貸し出しや資料請求、相談も可能なため、導入検討中の法人の方はうまく活用すると良いでしょう。
最後に、レンタルできる法人向けポケットWi-Fiに関する以下の3つのよくある質問とその回答を紹介します。
それぞれ詳しくみていきましょう。
法人向けポケットWi-Fiの料金相場は、4,000~6,000円が目安です。
月毎のデータ容量によって異なり、10~50GBの小容量で4,000円ほど、100GBで4,000~5,000円ほど、無制限で5,000~6,000円ほどと見積もりましょう。
なお、基本料金だけでなく、総合的なコストで判断することが大切です。オプション料金や大口契約による割引、口座振替手数料など総合的に比較しましょう。
ポケットWi-Fiを法人契約する際に必要な書類は、主に以下のとおりです。
なお、登記簿謄本などの書類は、基本的に発行されてから3ヶ月以内かつ現住所が記載されたものである必要があります。書類に不備があると手続きがスムーズに進まないので、事前に確認しておきましょう。
ポケットWi-Fiを法人契約する際は、できるだけ複数のサービスで見積もりを取って比較しましょう。
なぜなら、法人契約の場合は、契約年数や台数ごとに非公開の契約プランが用意されていることがあるためです。このような法人限定の割引や契約プランは場合によってさまざまなため、検討の候補に挙がっているサービスで一度それぞれ見積もりを出してもらうと良いでしょう。
この記事では、おすすめのレンタルできる法人向けポケットWi-Fiを5つ紹介しました。Wi-Fiをレンタルする際は、個人契約よりも法人契約がおすすめです。先述した選び方を参考にして、自社に最適なポケットWi-Fiを見つけてみてください。
中でも、5Gに対応した高速安定通信の「BizPLUSMobile+5G」がおすすめです。データ容量が無制限なうえに、光回線よりも安い料金で安定した高速通信を実現できます。少しでも興味を持った方は、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。