「スマホがWi-Fiに繋がらない!」
「今まで問題なかったのに、急に繋がらなくなった」
通常のデータ通信は問題ないのに、スマホでWi-Fi接続だけできなくなることがありますよね。Wi-Fi接続は無線通信ゆえ、トラブルが頻繁に発生します。
そこでこの記事では、スマホがWi-Fiに繋がらないときの原因と対処法を徹底解説。今すぐWi-Fiに接続したい人は、ぜひ参考にして下さいね。
電波はあるのに急にスマホがWi-Fiに繋がらなくなったときの対処法
電波は入っている(4Gや5Gでは接続できる)のにスマホがWi-Fiに繋がらないときは、何が原因なのでしょうか。ここでは、考えられる原因と対処法をまとめました。
対処法
- Wi-Fi接続がONになっているか確かめる
- 機内モードのON/OFFを試す
- スマホまたはWi-Fiルーターを再起動する
- Wi-Fi接続の再設定を行う
- OSを最新バージョンにアップデートする
- セキュリティアプリをOFFにする
- 周囲の家電から距離を離す
- 通信障害の情報を確認する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Wi-Fi接続がONになっているか確かめる
まず最初にチェックしてほしいのが、Wi-Fiマークです。スマホがWi-Fiに繋がっていない状態のときは、スマホ画面にWi-Fiマークが表示されません。
この状態の人は、そもそもWi-Fi接続がONになっていない可能性が高いです。以下の手順でWi-Fi設定を確認してみてください。
設定手順
設定アプリの「Wi-Fi」メニューを開いてONにスライドする
※iPhone・Android共通
機内モードのON/OFFを試す
まず、機内モードがONになっていると、データ通信が遮断されるのでWi-Fiに繋がりません。こちら、設定アプリを開いて機内モードがOFFになっているかを確認してみましょう。
旅行から帰ってきた人は、特に要注意です。設定に問題がなかった場合でも、機内モードをあえてON/OFF切り替えしてみて下さい。
この切り替え動作により、Wi-Fiに接続できるケースがあります。
スマホまたはWi-Fiルーターを再起動する
スマホを再起動させることで、内部のエラーが改善されてWi-Fiの接続問題が解決することがあります。Wi-Fi接続だけでなく、動作の重さも同時に解決されることがありますよ。
なお、自前のWi-Fiルーターを使っている人は、ルーター側の再起動も試してみましょう。Wi-Fiに繋がる確率がさらに上がります。
Wi-Fi接続の再設定を行う
OSのアップデートなどが原因で、Wi-Fi設定がリセットされてしまった可能性があります。その場合には、再設定が必要です。
設定アプリを開いてWi-Fi一覧からネット接続したいWi-Fi設定にアクセスしてください。その際、パスワードも同時に入力しましょう。
また、ルーター側の原因で設定が変わってしまった場合も、再設定が必要です。iPhone・Androidともに以前の接続設定を一度削除してから再設定しましょう。
再設定の方法
現在接続中のSSIDを選んで「このネットワークを削除」をタップ。その後、接続したいSSIDを再度タップして新しいパスワードを入力
OSを最新バージョンにアップデートする
スマホのOSバージョンが古いと、不具合によりWi-Fi接続ができなくなる可能性があります。しばらくアップデートした記憶がない人は見直してみましょう。
OSアップデートの手順
- Android:設定アプリの「端末情報」や「デバイスについて」などの項目を確認。「ソフトウェア更新」の項目があればタップしてインストール
- iPhone:設定アプリを開いて「一般」→「ソフトウェア・アップデート」→「ダウンロードとインストール」を選択
アップデートは設定によっては自動で行われます。Androidは機種によって表示メニューが異なるため、分からない場合は説明書をご確認ください。
セキュリティアプリをOFFにする
セキュリティアプリのファイアウォールがWi-Fi接続を妨げている可能性があります。ファイアウォールとは、外部からの不正アクセスを防ぐ機能のことです。
セキュリティアプリをインストールしている人は、一時的にOFFにしてみて下さい。注意点としてOFFにしている間は、ウイルス感染などを防げません。
問題ないと分かったら設定をONに戻しておきましょう。
周囲の家電製品から距離を離す
周囲に家電製品があると、電磁波によって干渉を受けてしまう可能性があります。特に気を付けたいのが電子レンジです。
電子レンジは、Wi-Fiで使用される2.4GHz帯が使われることがあり、電波干渉を引き起こしやすいです。
Wi-Fiルーターと電子レンジの位置が近い場合は、距離を離してみましょう。あるいは、電子レンジを使用中なら停止した後に、Wi-Fi接続できるか確かめてみて下さい。
その他、BluetoothもWi-Fiとの干渉が起きやすいため、近くにBluetooth接続中の機器がある場合は離してみましょう。
通信障害の情報を確認する
スマホまたはWi-Fiルーター側に通信障害の情報が出ていないか確認してみて下さい。通信障害は街中の無線LANでも起こりえます。
障害情報は、サービス会社の公式サイトに掲載されています。その他、公式Twitterにも情報が載っている場合が多いので確認しておきましょう。
特殊な状況でWi-Fiが繋がらないときの原因と対処法
やや特殊な以下の例について、原因や対処法を解説します。
- 5GHz帯が繋がらない
- 一台だけ(特定端末のみ)繋がらない
- 電波を通しにくいケースを使用している(iPhone)
- 非公式アプリインストールによるウイルス感染を起こしている(Android )
5GHz帯が繋がらない
Wi-Fiの周波数帯は、2.4GHzと5GHzの2つが使われています。このうち、5GHz帯が繋がらないときは、電波干渉を受けているか電波が障害物を回り込めていない可能性があります。
また、5GHz帯は近距離しか届かない特性があるため、スマホとWi-Fiルーターとの距離が離れすぎているケースも考えられます。
対処法としては、いったんスマホとWi-Fiルーターの距離を近づけてみましょう。解決した場合は、障害物や電波干渉が問題なので通信環境を見直してみて下さい。
どうしても5GHz帯で繋がらないときは、2.4GHzで繋ぐのも一つの手段です。
Wi-Fiルーターによっては、2.4GHzと5GHzの両方の電波が送信されています。2.4GHzのSSIDを選んで接続してみましょう。
一台だけ(特定端末のみ)繋がらない
複数のスマホのうち特定の一台だけ繋がらない、またはタブレットやパソコンは繋がるのにスマホだけ繋がらない場合は故障を疑いましょう。
見た目では問題ないように思えても、機器の内部で問題が発生しているかもしれません。
例えば、iPhoneにはWi-Fiアンテナという部品が組み込まれており、この部品が故障するとWi-Fi接続ができません。スマホを落としたとき、当たり所が悪いと衝撃で壊れることがあります。
故障の場合、対処法としては修理を依頼する他ありません。まずは端末保証に入っているか確かめて下さい。
保証に入っていない場合は、スマホ専門の修理業者に頼ってみましょう。
電波を通しにくいケースを使用している(iPhone)
iPhoneケースは非常に数が多く個人が作成したものも少なくありません。電波を通しにくい素材でケースが作られている可能性が考えられます。
特に、電波を通しにくい原因として多いのがアルミケースです。アルミや鉄製のケースを使っている人は、一度外してからWi-Fi接続できるか試してみることをおすすめします。
非公式アプリインストールによるウイルス感染を起こしている(Android )
AndroidはiPhoneと違い、公式ストアのGoogle Play以外からもアプリをインストールできます。
可能性としては低いのですが、 非公式アプリインストールによるウイルス感染でWi-Fi接続できない可能性が考えられます。
非公式アプリは誰が作ったのか分からないものも多く、悪意のある不正プログラムが仕込まれていることも。
スマホ機能の根幹部分を破壊する恐れもあるため、Wi-Fi接続できなくなるケースも十分にあり得ます。
対処法として、危険性が高いと思われるアプリは削除(アンインストール)しましょう。アンインストール後も挙動がおかしい場合は、データをバックしたうえで初期化することをおすすめします。
まとめ
スマホがWi-Fiに繋がらないときは、必ず何か原因があります。スマホ側・Wi-Fiルーター側のいずれかに問題があるので、焦らずに対処していきましょう。
具体的な対処法については、いくつかの手段があります。まずは再起動など簡単なことから試して下さい。
機内モードをON/OFFするだけで改善されることもありますよ。