「Webサイトを作りたい。」
「自分でサーバーを運用してみたい。」
このように考える人はVPSやレンタルサーバーなどの利用を検討しているのではないでしょうか?
しかし、VPSやレンタルサーバーの違いがわからない人、種類がありすぎて何を選んでいいのかわからない人も多いでしょう。
そこで本記事では、VPSについて詳しく解説します。
結論から言うと、2025年7月は以下のVPSがおすすめです。
- 1位:Xserver VPS ※国内シェアNo.1、ハイパフォーマンス、NVMeストレージ、高い安定性とサポート
- 2位:ConoHa VPS ※高速SSD、豊富なテンプレート、時間課金・長期割引、初心者向けコンパネ
- 3位:さくらのVPS ※長い運営実績、24時間サポート、安定性と信頼性、豊富なプラン、DDoS対策
- 4位:KAGOYA CLOUD VPS
- 5位:クラウドVPS by GMO
- 6位:ABLENET VPS
- 7位:お名前.com VPS
- 8位:ミライサーバー
- 9位:WebARENA Indigo
- 10位:ServersMan@VPS
その他、Windowsで利用できるサービスや基礎知識など徹底的に解説するため、本記事を読めばVPSへの理解が深まるでしょう。
VPS(仮想専用サーバー)は、専用サーバーと共用サーバーの中間に位置するサービスです。コストを抑えつつ、サーバー環境のカスタマイズ性や拡張性が高い点が特徴です。
Webサイト運用やアプリケーション開発、検証環境など幅広い用途に利用されています。
専用サーバーに近い自由度と柔軟性を、低コストで手に入れられるのが最大の魅力。自分の理想とするサーバー環境を、思い通りに構築できます。
おすすめのVPSを知りたい人は、本記事をぜひ参考にしてくださいね。
- おすすめVPS
- VPSの選び方
- VPSとは何か、メリット・デメリットなど
VPSのおすすめランキング
ここから、おすすめのVPSを詳しく紹介します。
サービス名 | 月額料金(最安) | CPUコア数 | メモリ | ストレージ(種類/容量) | 転送量 | サポート | 無料お試し |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Xserver VPS | 830円~ | 3~24 | 2~64GB | NVMe SSD 50~2400GB | 無制限 | 電話/メール/チャット | なし |
ConoHa VPS | 751円~ | 1~24 | 512MB~64GB | SSD 30~100GB | 電話/メール/チャット | 初月無料 | |
さくらのVPS | 643円~ | 1~10 | 512MB~32GB | SSD 25~1600GB | 電話/メール | 2週間 | |
KAGOYA CLOUD VPS | 550円~ | 1~12 | 1~64GB | SSD 50~1600GB | 電話/メール | 30日間 | |
クラウドVPS by GMO | 545円~ | 1~8 | 512MB~32GB | SSD 50~800GB | 電話/メール/チャット | 14日間 | |
ABLENET VPS | 783円~ | 1~8 | 0.5~16GB | SSD 30~200GB | 電話/メール | 10日間 | |
お名前.com VPS | 985円~ | 2~8 | 1~16GB | SSD 100~800GB | 電話/メール/チャット | 14日間 | |
ミライサーバー | 605円~ | 2~12 | 1~64GB | SSD 70~1800GB | 電話/メール | 14日間 | |
WebARENA Indigo | 319円~ | 1~6 | 768MB~32GB | SSD 20~640GB | メール/チャット | 30日間 | |
ServersMan@VPS | 385円~ | 1~4 | 256MB~8GB | SSD 20~200GB | メール/電話 | 14日間 |
ランキングは、コストパフォーマンス・性能・安定性・サポート体制・拡張性・使いやすさなど、総合的なバランスを重視した順位付けとなっています。
上位ほど「高性能・高安定・高コスパ・サポート充実」を重視しています。
1位:Xserver VPS

- 同等スペックの他社と比べて料金が安く、長期契約でさらに割安
- 第3世代AMD EPYCやNVMeストレージを採用し、I/O・通信速度ともに業界トップクラス
- 高い稼働率と障害の少なさ、24時間365日サポート体制
- 直感的な管理画面や自動バックアップ機能、マルチドメイン・FTP無制限など運用面も充実
Xserver VPSは、国内シェアNo.1※のレンタルサーバーであるエックスサーバーが提供しています。
運用歴20年以上の実績と安定したサーバー環境を提供しているのが特徴で、初心者でも安心して利用可能です。
また、電話、メール、チャットでの問い合わせに対応しており、サポート体制も充実しています。
事業者への安心感や充実したサポート体制を求める人は、Xserver VPSがおすすめです!
2位:ConoHa VPS

- 高いI/O性能と処理速度
- 使いやすいコントロールパネル、豊富なテンプレート、24時間日本語サポート
- 時間課金・長期割引・キャンペーンが豊富でコスパが高い
- WordPressやCMS運用にも最適
ConoHa VPSは、VPSの初心者から上級者まで幅広い層が使いやすいのが特徴です。
管理画面は直感的に操作できるように設計されており、初心者でも問題なく利用できます。
また、KUSANAGIの初期設定やWordPressのインストールをする際に難しい操作が必要ありません。
KUSANAGIを搭載したWordPressの利用を考えている場合は、ConoHa VPSが向いています。
3位:さくらのVPS

- 2010年からの老舗サービスで障害率が低い
- 料金体系が明快で安価、スペックに対するコスパが高い
- ルート権限でカスタマイズ自由、DDoS対策やWAFも標準装備
- 24時間365日有人監視、安定したバックボーン
さくらのVPSは、専用サーバーの自由度とクラウドの拡張性を合わせ持った仮想専用サーバーです。
- 操作性の高いコントロールパネル
- スケールアウトできるローカルネットワーク
- インストールや各種設定作業の自動化
- 豊富なSSDプラン
- セキュリティの高さ
- ハイブリッド接続可能 など
さまざまな魅力のあるさくらVPSですが、サーバーはすべて国内のデーターセンターに収容されており、24時間365日専門の技術者が監視しているため安心して利用できます。
また、ハイブリット接続ができるため、VPSのよさとクラウドのよさどちらも享受できます。
自由度やクラウドのよさも活かしたい場合は、さくらVPSがおすすめです!
4位:KAGOYA CLOUD VPS

- 日額20円から利用でき、短期利用や開発環境にも最適
- 全プランで高速ストレージを標準搭載
- CPU・メモリ・ストレージの増設が容易
- 低遅延・高信頼の国内拠点
KAGOYA CLOUD VPSは、国内データセンターにおける高い稼働率と環境構築の手軽さが特徴です。
運用に10年以上の実績があり、サポート体制も充実しているため初心者や開発環境として利用したい人におすすめのVPSです。
サイトの成長に合わせてスペックを変更できるため、長期間での運用を考えている人に向いています。
5位:クラウドVPS by GMO

- 人気OSを簡単インストール、SSDで快適動作
- 24時間サポート・SLA99.99%保証
- 最大15日間の無料体験が可能
- 最大800GBのディスク容量など拡張性も高い
クラウドVPS by GMOは、サーバー稼働率99.99%保証や24時間365日有人でのサポートが特徴のサービスです。
また、クラウドVPS by GMOには14日間のお試し期間があります。
有料プランを契約前にVPSパネルの操作やサーバーのパフォーマンスを確認でき、問題なければそのまま本契約に移行可能です。
お試し期間を利用してから選びたい人は選択肢の候補の一つにしてみてください。
6位:ABLENET VPS

- 老舗ならではの信頼性と安定性
- 2023年リニューアルでスペック大幅アップ、月額830円~
- 用途に応じた柔軟な運用が可能
- LiteSpeedやWAF標準装備
ABLENET VPSは、レンタルサーバーおよびホスティングサービスを提供しはじめてから25年以上の歴史を誇る老舗レンタルサーバーが提供しています。
月額料金そのままでメモリを増量するなどのキャンペーンを実施していることもあるため、お得に利用を開始できます。
実績が豊富な事業者を選びたい人は、ABLENET VPSを選択肢に入れましょう。
7位:お名前.com VPS

- 完全仮想化と準仮想化の切り替え、ISOイメージアップロード対応
- 99.99%の稼働実績
- 24時間365日対応、初心者にも安心
- ディスク容量が多く、価格と性能のバランスが良い
お名前.com VPSは、完全仮想化と準仮想化を自分の好みのタイミングで切り替えられるのが特徴です。
コントロールパネルやスナップショットなどは使い勝手が良く、エンジニア向けの機能も充実しています。
実質的なハイパフォーマンスを求める人は、お名前.com VPSの利用を検討してみてください。
8位:ミライサーバー

- 月額605円~と低価格
- CentOS、Ubuntu、AlmaLinuxなど豊富なOSラインナップ
- メール・電話対応、回答が早い
- 成長に合わせてプラン変更が容易
ミライサーバーは、全プランSSD搭載で月額605円から利用できるコストパフォーマンスのよいVPSです。
ミライサーバーは、利用目的に合わせてさまざまなOSが選べるのが特徴です。
- CentOS
- Debian
- Ubuntu
- AlmaLinux
- Rocky Linux
- FreeBSD
- Fedora
- KUSANAGI など
また、営業時間内は電話での問い合わせを受け付けているほか、メールでの問い合わせは24時間可能です。
さまざまなOSから選びたい場合やメールでの回答が迅速なサービスがよい場合は、ミライサーバーを検討しましょう。
9位:WebARENA Indigo

- 国内最安水準の料金
- NTTグループ運営で高速・安定した通信
- Windows/Linux両対応
- 技術サポートの質が高く、セキュリティも充実
WebARENA Indigoは、月額料金319円からと低価格ではじめられるのが魅力のVPSです。
OSやスペックの変更も自由にできるため、繁忙期のみ上位プランに変更したり、環境が変わっても簡単にOSが変更できたりと便利です。
使用した分だけ支払いたい、月額料金に上限があることに魅力を感じる場合は、WebARENA Indigoがおすすめです。
10位:ServersMan@VPS

- 月額385円~でVPSを手軽に利用可能
- ライトユーザーや初めてのVPS利用者向け
- 長年のサービス提供で信頼性あり
ServersMan@VPSは、Web、メール、データベースなどさまざまなサーバーとして利用できるのが特徴です。
スペックも問題なく、電話サポートをおこなっているため、初心者の人も安心して利用をスタートできるでしょう。
まずはVPSを試してみたい人は、ServersMan@VPSがおすすめです。
Windowsを利用できるVPSを比較
ここでは、Windowsを利用できるVPSを紹介します。
- ConoHa VPS for Windows Server
- KAGOYA Cloud VPS Windows Server
- ABLENET VPS Windowsプラン
- さくらのVPS for Windows server
- Winserver
- WebARENA Indigo for Windows Server
利用料金を確認しつつ、自分に適したサービスを見つけましょう。
ConoHa VPS for Windows Server

ConoHa VPS for Windows Serverは初期費用無料でかかる費用はサーバー費用のみです。
利用料金は次の表のとおりです。
プラン名 | 料金(1ヶ月あたり) |
---|---|
WIN1GB | 1,100円 |
WIN2GB | 2,200円 |
WIN4GB | 4,290円 |
WIN8GB | 8,470円 |
WIN16GB | 15,950円 |
WIN32GB | 32,340円 |
WIN64GB | 65,780円 |
Micorosoft Officeが利用できるほか、Hyper-Vも採用しており便利です。
SSD標準、超高速VPS、最新CPUを採用している魅力的なVPSです。
KAGOYA Cloud VPS Windows Server

KAGOYA Cloud VPS Windows Serverは、リモートデスクトップが利用できるのが特徴のVPSです。
利用料金は次の表のとおりです。
プラン名 | 料金(1ヶ月あたり) |
---|---|
1GB | 770円 |
2GB | 1,045円 |
3GB | 1,430円 |
4GB | 3,960円 |
6GB | 6,710円 |
8GB | 12,540円 |
16GB | 22,495円 |
KAGOYA Cloud VPS Windows Serverは、スケールアップが容易であるためスモールスタートに最適のVPSです。
サイトの成長に合わせてプランを変更したい場合に向いています。
ABLENET VPS Windowsプラン

ABLENET VPSのWindowsプランは、MT4やMT5を使ったFX自動売買やクラウド用途に適したVPSサービスです。
Windows Serverが標準でインストールされており、初期設定や環境構築の手間がかかりません。Microsoft Officeもオプションで追加できます。
プラン名 | 料金(1ヶ月あたり) |
---|---|
WIN1(1GB) | 1,587円〜 |
WIN2(2GB) | 2,070円〜 |
WIN3(3GB) | 3,490円〜 |
WIN4(4GB) | 5,325円〜 |
WIN5(5GB) | 14,484円〜 |
VPSの環境構築、面倒な設定は必要ありません。10日間の無料お試し期間も用意されています。
さくらのVPS for Windows server

さくらのVPS for Windows serverはいつでもどこでもWindowsが使え、ビジネスユースにも最適なVPSです。
利用料金は次の表のとおりです。
プラン名 | 料金(1ヶ月あたり) |
---|---|
W1G | 1,485円 |
W2G | 2,750円 |
W4G | 5,390円 |
W8G | 10,780円 |
W16G | 20,790円 |
W32G | 42,240円 |
複数台に対応しており、接続数にも上限はありません。
複雑な操作もクリック一つで操作できる操作性や、上位プランへの変更が容易であることも魅力です。
Winserver

WinserverはWindowsのVPSでサーバーを自由に設定でき、ハイパーバイザーにはMicrosoft社のHyper-Vを使っているのが特徴です。
Windowsが使用できるVPSの中ではコストパフォーマンスが高く、気軽に利用できます。
一番人気は月額3,850円~の「VPS23-4G」プランですが、そのほかにもさまざまなプランが用意されています。
最初は軽めのプランであとから容量を追加したいといったケースも問題なく対応できるため安心です。
また、OSのカスタマイズ性が高い、リソースの拡張や変更が簡単などのメリットもあります。
Windowsに慣れたユーザーにとって直感的なGUI操作が可能。IISやSQL ServerなどWindows系技術に親和性が高いです。
Windowsを利用しているのであれば、Winserverを検討してみてください。
WebARENA Indigo for Windows Server

WebARENA Indigo for Windows Serverは、いつでもWindows環境に接続できる上、利用料金も安めに設定されているのが特徴です。
WebARENA Indigo for Windows Serverの利用料金は次の表のとおりです。
プラン名 | 料金(1ヶ月あたり) |
---|---|
1GB | 825円 |
2GB | 1,650円 |
4GB | 3,190円 |
8GB | 6,490円 |
16GB | 13,200円 |
32GB | 26,400円 |
※料金は税込表示です。
新規申し込みで1年間利用料金が40%オフになるキャンペーンなどを実施しているため、お得に利用をはじめられます。
ただし、キャンペーンは期間が決まっていることがあるため、利用したい場合はあらかじめ内容を確認しましょう。
目的別でおすすめVPSを比較
どのVPSを選んでいいのかわからないと悩んでいる人は、目的に合わせてVPSを選んでみてください。
最安料金で選ぶ
主要VPSサービスの最安料金プランを比較しました。
サービス名 | プラン名・スペック | 月額料金 |
---|---|---|
WebARENA Indigo | 768MBプラン(1コア/768MB) | 297円 |
ServersMan@VPS | Petitプラン(256MB) | 385円 |
クラウドVPS by GMO | V0プラン(512MB/1コア) | 545円 |
KAGOYA CLOUD VPS | 1GBプラン(1コア/1GB) | 550円 |
ミライサーバー | 1GBプラン(2コア/1GB) | 605円 |
シンVPS | 512MBプラン(1コア/512MB) | 620円 |
さくらのVPS | 512MBプラン(1コア/512MB) | 643円 |
ConoHa VPS | 512MBプラン(1コア/512MB) | 751円 |
Xserver VPS | 2GBプラン(3コア/2GB) | 830円 |
お名前.com VPS | 1GBプラン(2コア/1GB) | 985円 |
Winserver | VPS23-1G(3コア/1GB) | 1,045円 |
ABLENET VPS | V0プラン(1コア/512MB) | 783円 |
最安値はWebARENA Indigo(297円)、次いでServersMan@VPS(385円)など、月額500円以下で利用できるVPSも複数あります。
とにかく料金を安く抑えたい人は、1ヶ月あたりの料金が500円以下のVPSの中から検討するとよいでしょう。
ただし、スペックはそれぞれ異なるため料金だけに注目しすぎるとスペック不足に陥る可能性があります。用途や必要な性能も考慮して選ぶことが重要です。
2GBプランで選ぶ
各社2GBメモリプランの料金比較は以下の通りです。
サービス名 | プラン名・スペック | 月額料金 |
---|---|---|
Xserver VPS | 2GBプラン(3コア/2GB) | 830円 |
KAGOYA CLOUD VPS | 2GBプラン(2コア/2GB) | 660円 |
WebARENA Indigo | 2GBプラン(2コア/2GB) | 814円 |
ConoHa VPS | 2GBプラン(2コア/2GB) | 1,065円 |
さくらのVPS | 2GBプラン(1コア/2GB) | 1,594円 |
ミライサーバー | 2GBプラン(2コア/2GB) | 1,375円 |
クラウドVPS by GMO | V2プラン(2GB/1コア) | 2,035円 |
Winserver | VPS23-2G(3コア/2GB) | 2,090円 |
お名前.com VPS | 2GBプラン(2コア/2GB) | 1,446円 |
ABLENET VPS | 2.5GBプラン(1コア/2.5GB) | 1,706円 |
ServersMan@VPS | Standardプラン(2GB) | 1,027円 |
2GBプランでもKAGOYA CLOUD VPS(660円)やXserver VPS(830円)、WebARENA Indigo(814円)など、1,000円未満で利用できるサービスが複数あります。
2GBプランはスペック・コストのバランスが良いため、初心者のプランやどのプランを選んでいいかわからない人は2GBプランからはじめてみましょう。
契約期間やキャンペーンによって料金が変動する場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
マイクラをするなら
マインクラフトをするのであれば、さくらのVPSがおすすめです。
さくらのVPSにはマインクラフトのサーバーを自動構築できる機能があるため、コマンドを使用せずに簡単にサーバーを構築できます。
また、さくらのUPSは価格も安く、コストを抑えながらマインクラフトを楽しみたい場合に選択肢に入れたいVPSの一つです。
ARKのマルチプレイをするなら
ARKのマルチプレイをするのであれば、KAGOYA CLOUD VPSがおすすめです。
ARKのアプリケーションセットアップ機能があるため、煩雑な作業をすることなく簡単にマルチサーバーの構築ができます。
月額料金制に加えて日額の設定もあるため、使用したい場合のみサーバーを立てて1日単位で利用することも可能です。
ARKのマルチプレイをする人で1日単位の利用に魅力を感じる人は、KAGOYA CLOUD VPSを検討してみてください。
WordPressのKUSANAGIを利用するなら
WordPressのKUSANAGIを利用するのであれば、ConoHa VPSがおすすめです。
ConoHa VPSには「かんたんKUSANAGI」のテンプレートが用意されており、煩雑な操作をすることなくKUSANAGIを搭載しているWordPressを構築可能です。
また、コントロールパネルが使用しやすいというメリットもあり、初心者の人にもおすすめできるVPSです。
FXの自動売買トレードをするなら
FXの自動売買トレードをするのであれば、ABLENET VPSがおすすめです。
ABLENET VPSは回線の速度が速いのが魅力で、MT4やMT5の処理スピードも速く、EAによる売買処理に関するタイムラグが小さく快適にトレードをおこなえます。
FXの自動売買ソフトであるMT4もインストール可能で、24時間365日自由に動かせます。
FXの自動売買をおこないたいのであれば、ABLENET VPSを選択肢に入れてみましょう。
VPS選びの重要ポイント

VPSは、多くのサービスが存在するため、自分の用途や条件に合ったサービスを選ぶにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。
WindowsかLinux系か
サーバーOSは、Windows系とLinux系の大きく2つにわけられます。
・Windows系OS:Microsoft社が販売するサーバーOS
・Linux系OS:Unix系ともいわれるOS(オープンソース)
自分の利用状況によって、どちらにするかを選びます。
たとえば、動かしたいアプリがWindows系にしか対応していない場合、Linux系を選ぶと希望するアプリが利用できないためWindows系を選ぶ必要があります。
また、パソコン側のシステムがWindowsであればWindows系の方が適しているでしょう。
今後の利用目的や環境に合わせて選択するのが賢明です。
料金
料金は、VPSを選ぶ際に多くの方が注目するポイントの一つです。
とにかく費用を抑えたい場合は、一番安いVPSを選べば問題ありません。
ただし、単純に安いというだけでVPSを選ぶとサービス内容が求めているものと合わないことがあります。
料金に注目する場合はコストパフォーマンスを意識するのがおすすめです。
サービス内容と料金を比較して、安いと感じるなら後悔することも少ないでしょう。
必要なスペックに対して無駄のないプランを選ぶことで、コストを最適化できます。多くのVPSはプラン変更やリソース追加が柔軟に行えるため、最初は控えめな構成から始めるのも一つの方法です。
サーバースペック
VPSを選ぶ際は、サーバーのスペックも意識する必要があります。
適当に選んでサーバーのスペックが不足している場合、望んだ用途でVPSを利用できず再契約しなければならなくなります。
また、オーバースペックのVPSを選ぶと必要のない部分に対しても料金を払うことになり損です。
VPSを選ぶときはサーバーのスペックも確認しましょう。
着目すべきスペック項目
まず、Webサイトの公開、アプリケーション開発、メールサーバー運用など、用途を明確にし、必要なCPU、メモリ、ストレージ、転送量を確認しましょう。
アクセス数が多い場合や高負荷な処理が必要な場合は、上位プランを選ぶことが重要です。
CPU:
Webサーバーやアプリケーションの処理速度に影響します。高負荷な処理を行う場合は、高クロックのCPUを搭載したプランがおすすめです。
メモリ:
サーバーの同時処理数に影響します。アクセスが集中するサイトなら、大容量のメモリを積んだプランを選びましょう。
ストレージ:
動画など大容量コンテンツを扱う場合は、ストレージ容量の大きいプランが必要です。
転送量:
月間の通信量の上限となります。Webサイトのアクセス数が多い場合は、転送量の大きいプランを選ぶと安心です。
セキュリティ
どこからでもアクセスできるサーバーは、セキュリティ性能が重要な役割を果たします。
セキュリティの低いサービスを選ぶと、サイバー攻撃を受けサーバーがダウンし運用に大きな影響を与えることがあります。
ファイアウォールやDDoS対策、SSL証明書の提供などが充実しているかも重要な比較ポイント。個人情報や機密データを扱う場合は特に重視しましょう。
セキュリティが高いVPSを選べば安定してサーバーを運用可能です。
使い勝手の良さ
使い勝手の良さもVPSを選ぶ際に重要な要素です。
VPSは管理者権限を持ちカスタマイズを柔軟におこなえるのが魅力です。
しかし、使い勝手が悪いとカスタマイズするのが億劫になり、VPS本来の良さを最大限活かせません。
また、サーバー設定に不安がある場合、使い勝手が悪いとサーバーを適切に構築できない可能性があります。
適切にサーバーを構築し、カスタマイズも柔軟におこないたい場合は使い勝手の良さを重視しましょう。
クラウド関連機能の有無
VPSを選ぶ際は、クラウド関連機能の有無に注目してもよいでしょう。
ハイブリッドクラウドを利用できると、VPSとクラウドの両方の強みをうまく組み合わせることができ、コスト削減やセキュリティの向上につながります。
ただし、多数の仕組みを組み合わせると管理が難しくなることもあるので、注意しましょう。
ネットワーク回線の品質
回線速度はサーバーのパフォーマンスやユーザー体験に直結します。
特に画像や動画など大容量データを扱う場合は、1Gbps以上の高速回線や10Gbpsポート対応などもチェックしましょう。
Webサイトの表示速度は、ユーザビリティやSEOの面でも重視すべき指標です。回線速度は「100Mbps」「1Gbps」などと表記されていることが多く、数字が大きいほど高速になります。
サポート体制
サーバーの運用・管理は基本的にユーザー自身が行いますが、トラブル時に頼れるサポートがあるかは重要です。
24時間365日対応や、電話・チャット・メールなど複数のサポート手段、ドキュメントやFAQの充実度も確認しましょう。
サポートにあたるスタッフがどの程度の専門知識を持っているかも、重要なポイントです。単なるオペレーターではなく、技術に詳しいエンジニアが対応してくれるサービスなら、より頼もしいでしょう。
VPSの基礎知識

VPSとは仮想プライベートサーバーのことで、「Virtual Private Server」の略称です。
ここでは、VPSの基本的な概念から、専用サーバーや共用サーバーとの違いまで詳しく解説していきます
VPSとは自由度の高い仮想専用サーバー
VPS(Virtual Private Server/仮想専用サーバー)は、1台の物理サーバーを仮想化技術で複数の独立したサーバー環境に分割し、各ユーザーに専用サーバーのような自由度と管理権限を提供するサービスです。
簡単に言うと・・
構築した仮想サーバーを各ユーザーが専用のサーバーとしてレンタルできるサービスがVPSです。
VPSは仮想専用サーバーであり、自由度が高いのが特徴でしょう。
専用サーバーよりもコストを抑えつつ、OSやミドルウェアのインストール、各種設定など、サーバー環境を柔軟にカスタマイズできます。
1台の物理的なサーバーを複数人で借りる共用サーバーと1台の物理的なサーバーを丸ごと借りるサービスの中間的なサービスです。
VPSの仕組み
ホスティング事業者は物理サーバー上に仮想化ソフトウェア(ハイパーバイザー)を導入し、複数の仮想マシン(VM)=VPSを作成します。
各VPSには独立したリソース(CPU、メモリ、ストレージ)が割り当てられ、利用者はSSHやコントロールパネル経由でサーバーを管理します。
最近はWebブラウザから操作できる直感的な管理ツールを標準搭載する事業者も増えています。
VPSとAWS(クラウドサービス)の違い
AWSはクラウドサービスの一つで、Amazonが提供しています。
VPSとAWSの特徴を次の表にまとめました。
VPS | AWS | |
リソース | 仮想化技術を用いての仮想サーバーの提供 | 仮想化技術を用いての仮想サーバーの提供 |
契約方法 | 仮想サーバー1台単位での契約 | 1契約で自由にサーバーを構築可能 |
リソースの拡張 | ホスティング事業者へ依頼 | 自分で拡張可能 |
カスタマイズ性 | 比較的高い | 高い |
オプション | 少ない | 多い |
料金 | 安い | やや安い(VPSよりは高い) |
支払い | 月額制 | ・月額制 ・従量課金 |
リソースについてはVPSもAWSも違いはありませんが、リソースの拡張やカスタマイズ性、オプションなどについて両者は異なります。
いずれの項目もAWSの方が自由度が高い印象を受けますが、料金についてはVPSの方が優れています。
ある程度自由度の高いサーバーを求めているけど価格は抑えたい場合は、VPSがおすすめです。
VPSとレンタルサーバーの違い
レンタルサーバーは、複数のユーザーが1つの物理的なサーバーを共有してWebサイトやアプリケーションを公開できるサービスです。
VPSとレンタルサーバーの特徴を次の表にまとめました。
VPS | レンタルサーバー | |
リソース | 仮想化技術を用いての仮想サーバーの提供 | 物理的なサーバーの提供 |
カスタマイズ性 | 柔軟なカスタマイズが可能 | 柔軟なカスタマイズは難しい |
セキュリティ | 独立しているためセキュリティリスクが低い | 共有環境であるためほかのユーザーのセキュリティに影響を受ける可能性がある |
料金 | やや安い(レンタルサーバーよりは高い) | 安い |
VPSとレンタルサーバーは、いずれの項目も特徴が異なります。
カスタマイズを柔軟におこないたい場合やセキュリティリスクを抑えたい場合は、レンタルサーバーよりもVPSの方がよいでしょう。
一方で料金はレンタルサーバーの方が低く抑えられる傾向にあるため、料金のみに注目するのであればレンタルサーバーも検討するとよいでしょう。
VPS・専用サーバー・共用サーバーの違いまとめ
専用サーバー | VPS | 共用サーバー | |
---|---|---|---|
カスタマイズ性 | 非常に高い | 高い | 低い |
管理権限 | あり | あり | なし |
コスト | 高い | 中~低 | 低い |
他ユーザーの影響 | なし | あり | あり |
主な用途 | 大規模サイト、業務用 | 中小規模サイト、開発 | 個人ブログ、名刺サイト |
専用サーバーは物理サーバー1台を占有し、パフォーマンス・自由度ともに最高ですが、コストが高く高度な管理スキルが必要です。
共用サーバーは複数ユーザーで1台を共有し、低コスト・管理不要ですがカスタマイズ性は限定的です。
VPSと共用サーバーはどちらがおすすめか
自由度の高さやほかのユーザーの影響を受けにくいサーバーを希望する場合は、VPSがおすすめです。
共用サーバーとは異なり、VPSには管理者権限があります。
また、共用サーバーは一部のユーザーがサーバーの負荷にかかる運用をするとほかのユーザーに影響が出ます。
そのため、メールの送受信ができなかったり、ホームページが表示されなかったりといったデメリットが生じますが、VPSではそのようなデメリットは生じません。
カスタマイズを自由におこないたい人や、ほかのユーザーからの悪影響を抑えたい人はVPSの利用を検討しましょう。
海外のVPSは危険なのか
怪しいサービスを利用するのは論外ですが、海外VPSは利用条件に気をつければ危険ではありません。
たとえば、円安の影響で利用料金が想定と異なったり、サポートが英語のみしかなかったりといった点に注意して利用することで大きなトラブルを回避できます。
日本での利用であれば海外のVPSを積極的に利用する必要はありませんが、FXなどで利用する際は海外のVPSも検討するとよいでしょう。
VPSがおすすめの人
VPSが向いている人の特徴は、次のとおりです。
どちらか一方にでも当てはまる人は、ぜひVPSの利用を検討してみてください。
自由にカスタマイズして楽しみたい人
VPSの特徴の一つに、カスタマイズ性の高さがあります。
たとえば、専用サーバーのように自由にアプリケーションをインストールできるほか、インストールするOSも選択可能です。
レンタルサーバーは、「.htaccess」に書き込む設定が制限される、利用できるデーターベースの数が制限されるなど自由が制限されます。
その点、VPSであればレンタルサーバーにある上記ような制限はなく、カスタマイズを柔軟に楽しめます。
自由にカスタマイズして楽しみたい人は、VPSを選びましょう!
費用を安く抑えたい人
VPSは、費用を安く抑えたい場合にもおすすめです。
1台のサーバーに仮想的なサーバーを構築して複数人で共有して利用するVPSは、専用サーバーと比較して利用料金が安く済みます。
コストパフォーマンスのよいサービスを希望するのであれば、VPSを検討してみてください。
VPSのメリット・特徴

VPSを利用するメリットは、大きく4つあります。
- 他のユーザーの影響を受けにくい
- 専用サーバーよりコストが安い
- 自分の好きなようにカスタマイズができる
- 拡張性・スケーラビリティがある
それぞれの詳細を確認しましょう。
他のユーザーの影響を受けにくい
VPSは、独立しているためほかのユーザーの影響を受けにくいのが魅力です。
たとえば物理的なサーバーを共有している場合、セキュリティ面でほかの共有しているユーザーの影響を受ける可能性があります。
その点、VPSであればほかのユーザーの影響は受けにくく、メモリやCPUなどのリソースも利用状況に合わせて設定できます。
各VPSには専用のリソースが割り当てられるため、共用サーバーに比べて他ユーザーの影響が少なく、安定したパフォーマンスを維持しやすい傾向があります。
専用サーバーよりコストが安い
VPSは、専用サーバーよりもコストが安く抑えられるのがメリットです。
月額数万円の専用サーバーと比べると、専用サーバーと同程度の自由度を確保しながらも月額数百円から利用できるものもあり、非常に安価です。
また、必要なリソースに応じて柔軟にプランを変更できるため、無駄なコストを抑えやすいです。
専用サーバーのようにサーバー1台を丸ごと借りる必要がないため、割安な料金設定が可能になっています。
コストパフォーマンスの高さを求める場合は、VPSを選ぶのがおすすめです。
自分の好きなようにカスタマイズができる
自分の好きなようにカスタマイズできることも、VPSのメリットの一つです。
仮想的な専用サーバーを構築するため、OSやミドルウェアなどを自由に選べます。
また、管理者権限(root権限)が与えられるため、利用状況など自分のニーズに合わせた自由な運用が可能です。
OSやミドルウェア、アプリケーションのインストール・設定が自由に行えます。
カスタマイズ性の高い、自由度の高いサービスを求める場合はVPSが向いています。
独自のサーバー環境を構築したい場合や、特定の開発要件にも柔軟に対応できます。
共用サーバーでは、複数のユーザーでサーバーを共有するため、他のユーザーに影響を及ぼさないよう、インストールできるソフトウェアに制限がかけられています。
拡張性・スケーラビリティがある
サイトやサービスの成長に合わせて、CPU・メモリ・ストレージなどのリソースを後から追加・拡張することが可能です。
多くのVPSサービスでは、契約後でもプランのアップグレードやストレージの増設が簡単に行えるため、初期費用を抑えて小規模にスタートし、アクセス増加やサービス拡大に合わせて段階的にリソースを増やすことができます。
また、複数台構成やロードバランサーを活用した冗長化・負荷分散も簡単で、システムの拡大や安定運用にも対応OK。
さらに、定期バックアップやスナップショット機能など運用面での安全性も向上しており、変化するニーズに柔軟に対応できる点が、大きな魅力です。
VPSのデメリット・注意点
VPSは、低コストで高い自由度を持つサーバー環境を構築できるサービスですが、運用にはいくつかの重要な注意点があります。
- サーバーに関する知識が必要
- 専用サーバーと比較して拡張性・自由度は制限される
- 物理サーバーの性能やリソース制限に依存する
- セキュリティ対策は利用者の責任となる
- 用途に合ったプラン選定が必要
- 永久無料で利用できる国内のVPSサービスはない
知らなかったと後悔しないようにあらかじめ把握しておきましょう。
サーバーに関する知識が必要
VPSを利用する際は、サーバーに関する知識が必要です。環境構築や運営、管理などを自分でおこなう必要があるため、専門的な知識がないまま利用することは困難です。
OSやミドルウェアなどを自由に選べるのは魅力ですが、利用状況に適したVPSを自分で選択しなければならず、専門的な知識は欠かせません。
最低限必要な知識とは?
VPSを利用するためには、最低でもアプリケーションやOS、ミドルウェアなどの専門的な知識が必要です。
OSのインストールやミドルウェアの設定、アプリケーションのデプロイなど、サーバー管理の全工程を利用者自身が行う必要があります。
Webサーバー(例:nginxやApache)の設定やSSL証明書の導入、セキュリティ設定など、Linuxやネットワークに関する基礎知識も不可欠です。
知識や経験に不安がある場合は、マネージドVPSやサポート付きプランの利用も検討できますが、それでも最低限の管理スキルは必要です。
知識がない初心者の場合は、選ぶVPSによっては導入へのハードルがやや高いかもしれません。
トラブル対応やアップデート、セキュリティ対策も自己責任となります。最新技術を取り入れつつ運用したり、メンテナンスを継続したりするのは負担になる可能性があります。
コマンドラインの操作やネットワークの知識に不安があるなら、VPSの利用は難しいかもしれません。サーバー管理の知識に自信がない方は、共用サーバーを選ぶのも1つの選択肢だと言えるでしょう。
専用サーバーと比較して拡張性・自由度は制限される
VPSは、専用サーバーと比べると拡張性や自由度が制限される点に注意が必要です。
たとえば、専用サーバーであれば繁忙期に起こる突発的な需要の増加に対してサーバーの台数やリソースを変えることで柔軟に対応できます。
一方でVPSは契約時にリソースを設定しているため簡単に変更ができず、柔軟な対応が難しいケースがあります。
VPSはサーバーを構築する段階で物理サーバーに一定の負荷がかかっており、物理サーバーの性能を100%引き出すのは困難です。
VPSは性能が低いわけではありませんが、拡張性や自由度はやや制限される可能性があることを覚えておきましょう。
物理サーバーの性能やリソース制限に依存する
VPSは物理サーバーを仮想的に分割して利用するため、物理サーバーのスペックや他ユーザーの負荷状況によってはパフォーマンスが低下する場合があります。
また、リソースの上限や制限が設けられているため、急激なアクセス増加などには十分に対応できないこともあります。
性能面の不安を避けるには、信頼できるVPSサービスを選ぶことが重要です。高性能なサーバー機器を導入し、最新技術を積極的に取り入れているサービスなら、VPSの処理能力も申し分ないはずです。
セキュリティ対策は利用者の責任となる
VPSでは管理権限が利用者に委ねられるため、セキュリティパッチの適用やファイアウォール設定、ログ監視など、セキュリティ管理もユーザーの責任となります。
対策を怠ると不正アクセスやサイバー攻撃のリスクが高まります。
主な対策例
- 強固なパスワードや公開鍵認証の利用
- OSやソフトウェアの最新パッチ適用
- 不要なサービスやポートの無効化
- ファイアウォール・WAFの設定
- ログ監視やアクセス制御の徹底
これらを怠ると、不正アクセスや情報漏洩などのリスクが高まります。
近年はAIによる自動運用やセキュリティ機能の強化も進んでいますが、基本的な対策の実施は不可欠です。
用途に合ったプラン選定が必要
VPSは物理サーバーよりコストを抑えられますが、用途に合わないプランを選ぶとリソース不足やコストオーバーの原因となります。
主なチェックポイント
- CPU・メモリ・ストレージ容量
- データ転送量や帯域制限
- 稼働率保証(SLA)
- バックアップ体制やスナップショット機能
リソースは必要十分な範囲で選択し、将来的なスケールアップ/ダウンや自動バックアップ機能の有無も確認しましょう。
また、TCO(総保有コスト)を意識し、ビジネスの成長に応じてプランを見直すことが重要です。
永久無料で利用できる国内のVPSサービスはない
日本では、永久無料で利用できるVPSサービスはありません。
無料のお試し期間を提供しているサービスはありますが、永久に無料で利用できるものは用意されていません。
お試し期間が用意されていないものもあるため、利用する際はあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
無料枠を超えない範囲で永久無料で使用できるのは『Google Compute Engine』
無料枠を超えない範囲で永久無料で利用できるVPSに、「Google Compute Engine」があります。
Google Cloud Platformは従量課金ですが、Always Freeという無料の枠が用意されており、その中にGoogle Compute Engineが含まれています。
Google Compute Engineは、無料で運用できる大手サービスの中では唯一のVPSです。
クレジットカードの登録は必須で、無料枠を超えてしまうと課金されるため注意しましょう。
VPSを活用したシステム構築事例

以下に、代表的なVPS活用事例を紹介します。
ECサイトやWebサービスの運営
VPSは、ECサイトやWebサービスの運営に最適です。
専用サーバーより低コストでありながら、CPU・メモリ・ストレージなどのリソースを柔軟に割り当てられます。
MagentoやShopify、独自開発のECサイトをVPS上に構築することで、トラフィックの増加や高負荷な処理にも安定して対応できます。
パフォーマンスチューニングやセキュリティ設定も自由に行えるため、ビジネスの成長に合わせてスケールアップが可能です。
「ECサイトの表示が遅くて、お客様に迷惑をかけてしまっているかも…」
そんな悩みをお持ちの方も、VPSを使ってボトルネックを解消できるはずです。
WordPressサイトの高速化・安定運用
WordPressなどのCMSをVPSで運用することで、共用サーバーよりも高いパフォーマンスと安定性が得られます。
VPSでは、PHPのバージョンやキャッシュ、Webサーバー(Nginx/Apache)の設定、データベースの最適化などを自由に調整でき、サイトの表示速度やセキュリティを強化できます。
CDNやキャッシュプラグインの活用も容易で、大規模サイトや高トラフィックのブログにも適しています。
Webサイトの表示速度は、SEOやユーザー体験に直結する重要な要素。サイトパフォーマンスを高めることは、大きなアドバンテージとなるでしょう。
開発・テスト・ステージング環境の構築
VPSは、開発・検証・ステージング環境の構築にも広く利用されています。
本番環境と同様の構成をVPS上で再現できるため、デプロイ前の動作確認やパフォーマンステストが効率的に行えます。
スナップショット機能や自動バックアップ、Infrastructure as Code(IaC)ツール(Terraform、Puppet等)を活用することで、環境の再現性や運用自動化も実現できます。
チーム開発にも向いている
複数の開発者が同時に作業する場合、VPS上にGitやCI/CDツール、テスト用サーバーを構築することで、効率的なチーム開発が可能です。
ユーザー権限やアクセス制御も柔軟に設定でき、セキュリティや運用管理の自由度が高い点もVPSの特徴です。
セキュリティ・バックアップ・災害対策
VPSは、ファイアウォールやSSL、DDoS対策などのセキュリティ機能を独自に強化できるほか、バックアップや災害復旧用サーバーとしても活用されています。
重要データの保護やシステムの冗長化にも有効です。
まとめ
VPSは、低コストで自由度の高いサーバー環境を実現できる魅力的なサービスです。
VPSにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や料金が異なります。料金をはじめサーバースペックやセキュリティなどについて事前に確認してから選びましょう。
何も考えずに選ぶとスペックが不足していたり、セキュリティが求めている条件を満たしていなかったりと後悔する可能性があります。
どれを選んでいいかわからない場合は、本記事で紹介したおすすめサービスから選んでみてください。
いずれもスペックやセキュリティは十分で、安心して利用できるでしょう。
不安な方は、小規模なプロジェクトから活用してみるのがおすすめです。 徐々にスキルを磨きながら、より大規模で本格的なシステム構築に挑戦していきましょう。
自分に適したVPSを選ぶことで、ストレスなくサーバーを運用できますよ!