NURO光マンションの料金や評判を徹底解説！賃貸アパートでも契約できる

NURO光マンションはコスパ最強の高速回線です。

通常のマンション（集合住宅）向け光回線の料金相場は1ギガプランで4,000円台、10ギガプランで6,000円台です。

NURO光マンションは1ギガの2倍にあたる2ギガプランを3,850円で利用できます。10ギガプランも、月額4,400円と格安。賃貸アパートでも導入できる可能性があります。

工事費は実質無料でソフトバンク、ワイモバイル、NUROモバイルを利用している方は、セット割あり。

この記事では、NURO光マンションについてプラン内容やユーザーの評判を徹底解説。

メリット、申し込み手順、大家さんから工事の許可を取るコツなども具体的に説明していきます。

NURO光 for マンションとの違いもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

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NURO光マンションの料金プラン

まずはNURO光マンションの料金からチェックしていきましょう。

2024年10月10日より、NURO光のマンション向けプランは大幅に刷新され、「NURO光マンションプラン」として新しい2つの高速プランが提供されています。

	NURO光マンション 2ギガ	NURO光マンション 10ギガ
月額料金 （税込）	3,850円	4,400円
最大通信速度 （下り/上り）	2Gbps / 1Gbps	10Gbps / 10Gbps
提供エリア	北海道・関東・東海・関西・中国・九州など一部エリア	2ギガエリアに加え、東北・中部・近畿・中国・九州の一部エリア
契約期間	なし
解約違約金	なし
工事費	実質無料 （44,000円）
事務手数料	3,300円
スマホセット割	ソフトバンク、ワイモバイル、NUROモバイル
ルーターレンタル料 （IPv6対応）	無料

ソニー製ルーター一体型ONU（回線終端装置）が標準提供される

マンションプランの申し込み条件

NURO光マンションは導入条件である、

• 2戸以上の集合住宅（マンション・アパート）
• 提供エリア内（北海道、関東、東海、関西、中国、九州など）

を満たせば申し込み可能です。さらに玄関が2つある2世帯住宅でも申し込めます。

また、旧プランは「設備導入済み」が条件でしたが、現行プランは設備が未導入でも契約OK。申し込み後に設備導入工事が行われます。

賃貸や分譲マンションの設備導入についても、オーナーや管理会社の承諾が得られれば利用可能となります。

2ギガプランが向いている人

NURO光マンション 2ギガは、以下に当てはまる人におすすめです。

• インターネットの利用が主にウェブ閲覧・動画視聴・メールなどの一般ユーザー
• オンラインゲームを快適に楽しみたい方
• 旧プランの導入条件（40戸以上）を満たさず、今までNURO光を諦めていた方

導入条件ですが、2戸以上の集合住宅であれば申し込み可能（旧プランは40戸以上が条件）です。玄関が2つある2世帯住宅でも利用OK。

また、NURO光の設備が未導入の場合でも、オーナーや管理会社の許可があれば導入工事が可能となっています。

従来よりも導入ハードルが下がり、多くのマンションで快適なネット環境を実現できます

10ギガプランが向いている人

NURO光マンション 10ギガは、以下に当てはまる人におすすめです。

• 4K/8K動画やVRなど高画質・大容量通信を快適に楽しみたい方
• オンラインゲームや動画配信、リモートワークなどで安定した超高速回線が必要な方
• 家族や複数人で同時に多くの端末を利用する世帯や事務所

2ギガプランと比較して最大10Gbpsの高速通信が特徴で、動画配信や大容量データのやり取り、複数端末の同時利用など、より高いパフォーマンスを求めるユーザーに最適です。

導入可能エリアが拡大しており、今後さらに利用しやすくなるでしょう。

注意点として、最大通信速度は理論値であり、実際の速度は利用環境や時間帯、接続機器によって異なります。

タイプによって工事内容や開通時期が異なる

NURO光マンションは、建物によって2つのタイプに分かれます。

	タイプS	タイプL
総戸数	主に総戸数29戸以下	主に総戸数30戸以上
NURO光の設備	未導入	導入済み
工事方法	宅内・屋外工事	宅内工事のみ
開通期間の目安	1～3ヶ月	最短1～2週間
口座振替	〇	×

総戸数が29戸以下かつNURO光の設備が未導入の場合は「タイプS」です。宅内工事と屋外工事の2回に渡って工事が実施されるため、開通まで1～3ヶ月ほどかかります。

一方、総戸数が30戸以上でNURO光の設備が導入されている場合は「タイプL」です。宅内工事のみで開通できるため、最短1～2週間ほどで利用できます。

ただし、タイプSと違いタイプLは口座振替に対応していません。クレジットカード決済またはキャリア決済で支払いましょう。

NURO光マンションのタイプは建物によって決まります。自分で選ぶことはできません。

契約縛りや違約金はない

現在のマンション向けプランは、契約期間の縛りがなくいつ解約しても違約金（契約解除料・解約金）は発生しません。

いつでも気軽に解約できるシンプルな料金体系が大きな特徴と言えるでしょう。

参考：旧プランの契約期間・違約金について

参考までに旧プラン（NURO光 for マンション）では、契約期間が選択制となっており2年または3年契約プランを更新タイミング（契約満了月とその翌月/翌々月の3ヶ月間）以外で解約すると違約金が発生していました。

2年契約なら、契約月を1ヶ月目として24ヶ月目、25ヶ月目、26ヶ月目のいずれかに解約すれば、違約金がかかりません。

	契約期間	違約金
2ギガプラン	3年	528円
	2年	363円
	契約期間なし	0円
10ギガプラン	2年	1,078円
	契約期間なし	0円

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NURO光マンションの評判

NURO光マンションは、本当におすすめなサービスなのでしょうか。

ここでは、実際に使っているユーザーの口コミ・評判を集め詳しく検証してみます。

料金に関する口コミ

NURO光マンションの料金に関する口コミをまとめると、一律料金で、契約期間の縛りや違約金がない点が高く評価されています。

他社のマンション向け光回線と比較しても料金が安く、特に10ギガプランは他社より2,000円以上安いケースも多いため、コスパの評価が口コミで目立ちます。

また、工事費が実質無料になるキャンペーンや、キャッシュバック特典が充実している点も好評です。

スマホとのセット割や電気・ガスとのセット割を併用すれば、実質月額2,000円台で利用できる場合もあり、家計に優しいという声が多く見られます。

利用人数や建物条件によって料金が変動する旧プラン（NURO光 for マンション）に対して、新プランは料金体系がシンプルになったことも好意的に受け止められています。

速度に関する口コミ

多くの利用者が「通信速度が非常に速い」と高評価。実測で500Mbps以上、地域によっては1Gbpsを超えることも。

夜間や混雑時でも速度が安定している、Ping値が低くオンラインゲームやビデオ会議も快適という声が多いのが特徴です。

また、「以前の回線より大幅に速くなった」「複数端末を同時に使っても問題ない」といった体感速度の満足度も高く、他社回線と比較してNURO光マンションの速度に優位性を感じているユーザーが多いことが分かります。

一方で、「地域や建物によっては期待したほど速度が出ない」「まれに不安定になることがある」といった声も一部見られます。

ですが、全体としては実測値が高く他社よりも速いと評価されており、マンション向け光回線の中ではトップクラスの速度と安定性を実感している利用者が多いことが口コミから読み取れます。

住んでいるエリアや利用者数によっては遅くなることもあるようですが、速度に関するネガティブな意見は少なめでした。

工事に関する口コミ

まず、設備導入済みのマンションでは宅内工事のみで済むため、最短1～2週間で開通できたの声が多く見られます。

工事自体も30分～1時間で完了し、担当者の対応や事前連絡が丁寧だったというポジティブな意見もあり。

一方で、設備未導入のマンションでは、宅内工事と屋外工事の2回が必要となり、開通まで2カ月以上かかるケースが多いという不満の声が目立ちます。

特に、2回目の屋外工事の日程がなかなか決まらないことや工事日程の調整が難しいことなどの指摘が多く、一部ではありますが申し込みから5カ月以上待ったというケースも。

工事が遅いことがNURO光マンションの最大の不満点との声もあり。

ただ、申し込みから工事までスムーズに完了した人も多くいます。なるべく早く開通させたい場合は、繁忙期を避けて申し込みましょう。

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NURO光マンションのキャンペーン

NURO光マンションの魅力の1つが、お得なキャンペーンです。2025年6月は、高額キャッシュバックや工事費無特典など利用できます。

キャンペーンには適用条件があるので、事前にしっかり確認しておきましょう。

工事費は特典で実質無料

NURO光マンションの工事費は、特典で実質無料になります。

本来の工事費は44,000円（24回払い）と、他の光回線に比べて割高です。しかし、特典によって工事費相当の月額料金割引を受けられます。

仕組みとしては、44,000円の工事費に対して同額の割引が自動適用されます。

工事費実質無料の仕組み

	1ヶ月目	2～24ヶ月目
工事費	1,841円	1,833円×23回
月額料金割引	-1,841円	-1,833円×23回
実質負担額	0円	0円

割引によって毎月の実質負担額が0円になるため、24ヶ月利用すれば工事費が無料になります。

割引を適用するとなると事実上の契約縛りにはなりますが、光回線は一度開通すると2年以上使うのは当たり前。そう考えると、時間がかかっても高額な工事費がタダになるのは大変ありがたい仕組みです。

最大2ヶ月お試しができる

NURO光マンションでは、解約費用が最大2ヶ月無料になる「2か月お試し特典」が用意されています。

利用開始月を含む2ヶ月目の末日までに解約した場合は、工事費の残債と違約金（戸建てプランのみ）を請求されません。事務手数料と月額料金の負担のみで、NURO光マンションを試せます。

万が一、「契約したけど使い勝手が良くなかった」という場合も、高額な費用を支払う必要がないので安心です。

最大55,000円キャッシュバック

NURO光マンションでは最大55,000円キャッシュバックを実施中。

公式特設サイトから申し込んで申請・受取手続きを行うことで現金がもらえるお得なキャンペーンです。

戸建てプランは最大85,000円キャッシュバックですが、マンションプランは月額料金が安いためやや受け取り額が少なくなっています。

なお、55,000円は10ギガプランの還元額です。2ギガプランは金額が下がりますが、それでも十分すぎるほどの高額キャッシュバックです。

契約窓口は公式特設サイトからの申し込みが最も高額かつオプション不要でおすすめ。ソフトバンク・ワイモバイルなどのスマホセット割も併用可能です。

キャッシュバック受け取りまでの流れ

キャッシュバックは、11カ月後と17カ月後の2回に分けて受け取ります。受け取り手順は以下の通りです。

受取まで解約しないこと、申請手続きの期限に注意することが重要ポイントです。

最初のキャッシュバックは、利用開始から11ヶ月後に受け取れます。登録したメールアドレスに案内メールが届くので、45日以内にマイページから受け取り手続きをしてください。

受け取り手続きをしなかった場合、キャッシュバックが無効になります。カレンダーアプリなどに登録し、手続きを忘れないようにしましょう。

NURO光マンションのメリット・特徴

NURO光マンションのメリット・特徴は以下の通りです。

• 他社マンションプランより料金が安い
• 通信速度が速く安定している
• 回線の品質が良い
• ソフトバンク/ワイモバイル/NUROモバイルとのセット割がある
• ルーターレンタルや設定サポートが無料

他社のマンション向けプランより割安

NURO光マンションは、他の光回線に比べても月額料金が割安です。

実際に、主要な光回線のマンションタイプと、NURO光マンションの月額料金を比較してみましょう。

光回線 （マンションタイプ）	1～2ギガプラン	10ギガプラン
NURO光	3,850円 （2ギガ）	4,400円
ドコモ光	4,400円 （1ギガ）	6,380円
auひかり	3,740～5,500円 （1ギガ）	6,468～6,798円
ソフトバンク光	4,180円 （1ギガ）	6,380円
ビッグローブ光	4,378円 （1ギガ）	6,270円
GMOとくとくBB光	3,773円 （1ギガ）	5,940円
@スマート光	3,630円 （1ギガ）	5,830円

マンションタイプの料金相場は1ギガプランで月額4,000円台、10ギガプランで月額6,000円台です。

NURO光マンションは2ギガの通信速度に対応しながら、月額3,850円で利用できます。GMOとくとくBB光や@スマート光よりは少し高いものの、通信速度の速さやスマホとのセット割を含めれば、コスパはナンバーワンです。

10ギガプランは、他の光回線に比べても圧倒的に安いのが分かります。他の光回線で10ギガプランを利用する場合、月額料金は戸建てタイプと同じです。

NURO光マンションは10ギガプランもマンション用の月額料金が設定されているため、他社より1,500～2,000円ほど安く利用できます。

一部の光回線は契約縛り＆違約金がありますが、NURO光はいずれもなし

通信速度が速く安定している

NURO光マンションは、月額料金が安いだけでなく、通信速度や安定性でも高い評価を得ています。

「みんなのネット回線速度」などの実測データによると、NURO光マンションプラン（2ギガ/10ギガ）は、他社主要光回線と比較しても下り・上りともに高速です。

執筆時点の平均実測値は下り約800Mbps、上り約640Mbps、Ping値約10msと非常に優秀な数値を記録しています。

光回線 （マンション）	下り平均	上り平均	Ping値
NURO光	802.38Mbps	640.23Mbps	10.36ms
ドコモ光	459.76Mbps	416.46Mbps	18.12ms
auひかり	438.06Mbps	357.7Mbps	14.71ms
ソフトバンク光	463.64Mbps	363.1Mbps	17.07ms
ビッグローブ光	435.52Mbps	351.58Mbps	17.68ms
GMOとくとくBB光	386.55Mbps	350.23Mbps	17.88ms
@スマート光	301.44Mbps	252.88Mbps	17.39ms

下り速度も上り速度も、NURO光が圧倒的ですね。Ping値も他の光回線より低いので、オンラインゲームやビデオ会議なども、ラグを気にせず利用できます。

一般的な光回線の最大通信速度は1Gbpsですが、NURO光では下り最大2Gbpsの高速インターネットを利用できます。

回線の品質が良い

マンションタイプの光回線は全部で3種類の配線方式があり、同じ光回線でも配線方式によって通信速度が異なります。

光回線の配線方式

• VDSL方式（もっとも遅い）
• LAN配線方式
• 光配線方式（もっとも速い）

VDSL方式やLAN配線方式になってしまった場合は通信速度が最大100Mbpsになることもあります。

しかし、NURO光は光配線方式のみを採用しているため、そのような心配はありません。誰でも最大2Gbpsの高速通信を利用できますよ。

NURO光は独自回線を利用しており、NTT回線を使う「光コラボ」系と比べて混雑が少なく、速度が安定しやすいのも特徴です。

ソフトバンク/ワイモバイル/NUROモバイルとのセット割がある

NURO光では、戸建て・マンションプランのいずれも、ソフトバンク・ワイモバイル・NUROモバイルと契約者名義が一致していればセット割を適用できます。

ソフトバンク・ワイモバイル×NURO光

NURO光マンションは、ソフトバンク・ワイモバイルのスマホとセットで「おうち割 光セット」「おうち割 光セット（A）」が適用可能です。

割引額は1回線あたり月額1,100円～1,650円で、1契約につき最大10回線まで割引されます。たとえば家族5人でソフトバンクのスマホを利用しているなら、毎月最大5,500円の割引を受けられます。

割引期間に決まりはなく、永年割引となります。

NUROモバイル×NURO光

NURO光マンションプランとNUROモバイルをセットで契約すると、NUROモバイルの月額料金が最大1,100円割引される特典があります。

割引期間は、6カ月間または12カ月間（申込方法やキャンペーンにより異なる）です。

NUROモバイルの小容量向けプランなら、スマホ代が０円になることも。

注意点として、セット割対象外のプラン（データ専用SIMやお試しプランなど）もあるため、申込時に必ず確認してください。

ルーターレンタルや設定サポートが無料

NURO光マンションプランは、Wi-Fiルーターレンタルが無料です。

また、インターネット初期設定や光電話設定などの「設定サポート」が1回無料で受けられる特典もあります。

他社で上記のようなサービスを使うとオプション料がかかりますが、NURO光マンションなら追加料金は一切かかりません。

とくに、Wi-Fiルーターを自分で用意する必要がないのはうれしいですね。設定に不安がある方でも、専門スタッフが代行してくれるため安心です。

インターネット初心者でも安心

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NURO光マンションのデメリット・注意点

NURO光マンションのデメリット・注意点は以下の通りです。

• 開通まで時間がかかる
• 途中で解約すると工事費の残債を請求される
• フレッツ光および光コラボより対応エリアが狭い
• 引っ越し（移転）手続きができない

開通まで時間がかかる

NURO光マンションは、申し込みから開通まで時間がかかる場合が多いです。

特に、タイプS（NURO光設備未導入の建物）の場合は、宅内工事と屋外工事の2回が必要となるため、開通まで1～3カ月程度、エリアや工事状況によってはさらに長引くこともあります。

タイプL（設備導入済みの建物）の場合は宅内工事のみで、最短1～2週間で開通します。

さらに、関東以外のエリア（北海道・東北・東海・関西・中国・九州など）では、開通まで2～4カ月かかるケースも珍しくありません。

工事日程の調整や建物側の承諾などで、さらに遅れることもあるため、早めの申し込みが重要です。

口コミの傾向から、特に中国エリアと東北エリアが開通まで時間がかかりやすいと予想されます

途中で解約すると工事費の残債を請求される

NURO光マンションは、工事費が実質無料になるキャンペーンを実施していますが、24カ月以内に解約した場合は工事費の残債を一括請求されます。

たとえば、24回払いで工事費を分割している場合、利用月数に応じた残額を支払う必要があります。

12ヶ月目に解約したら、1,833円×12ヶ月=21,996円の残債がかかる計算に。解約時の費用が高くなる点に注意が必要です。

工事費をかけたくない場合は、最低でも2年以上は利用しましょう。

ただし、「2カ月お試し特典」などのキャンペーン期間内（利用開始月を含めて2カ月目の末日まで）に解約した場合は、工事費残債が免除されるため、短期間の「お試し利用」も可能です。

フレッツ光および光コラボより対応エリアが狭い

NURO光マンションの提供エリアは24都道府県です。全国対応しているフレッツ光や光コラボに比べると、使える場所が限られています。

NURO光マンションの対応エリア

• 北海道
• 東北（10ギガのみ）：宮城、福島、山形
• 関東：東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬
• 東海：愛知、静岡、岐阜、三重
• 関西：大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良
• 中国：広島、岡山
• 九州：福岡、佐賀

東北の3県で申し込めるのは10ギガプランのみであり、2ギガプランは利用できません。

エリア内でも建物未導入の場合は申し込めません。申し込み前に公式サイトで必ずエリア・建物状況を確認しましょう。

引っ越し（移転）手続きに対応していない

NURO光マンションプランは、引っ越し（移転）手続きに非対応です。

引っ越し先で継続利用したい場合も、一度解約して新居で新規契約が必要です。この際、24カ月以内の解約だと工事費残債が発生し、キャンペーンの特典も引き継げません。

また、引っ越し先がNURO光マンションの提供エリア外・設備未導入の場合は再契約自体ができないため、引っ越しの多い方には不向きです。

解約・新規契約の手続きは必要となりますが、引っ越し向けの特典を利用して金銭的な負担はほぼなしで継続利用することは可能です

旧プラン（NURO光 for マンション）との違い

NURO光マンションは、集合住宅向けの旧プラン「NURO光 for マンション」と何が違うのでしょうか。

ここでは、現プランのNURO光マンションとNURO光 for マンションの違いをまとめました。

	NURO光マンション	NURO光 for マンション
利用できる建物	・2戸以上の物件 ・30戸以上かつ設備未導入の場合は1名以上のエントリーが必要	・40戸以上かつ設備導入済みの物件 ・設備未導入の場合は4名以上のエントリーが必要
月額料金	・2ギガ：3,850円 ・10ギガ：4,400円	・2ギガ：2,540～4,080円 ・10ギガ：3,090～4,630円
事務手数料	3,300円	3,300円
工事費	44,000円 （24回払い）	44,000円 （24回または36回払い）
契約期間	なし	3年/2年/定期契約なし
違約金	なし	・3年：528～1,078円 ・2年：363円 ・定期契約なし：なし
提供エリア	・2ギガ：21都道府県以上 ・10ギガ：24都道府県以上	・2ギガ：21都道府県 ・10ギガ：宮城、福島、山形

NURO光 for マンションの概要

NURO光 for マンションは契約年数や同じマンションのユーザー数に応じて月額料金が変動するため、やや複雑です。

料金プランは最大2Gbpsの2ギガプランと、最大10Gbpsの10ギガプランの2種類です。

利用するには任意団体「Hands-up」に加入し、毎月Hands-up会費を支払う必要があります。会費は同じマンションにおけるNURO光 for マンションの利用者数に応じて変動する仕組みです。

そして、Hands-up会費はNURO光 for マンションの月額料金に含まれています。つまり、同じマンションでNURO光 for マンションを利用するユーザー数に応じて、月額料金も変動するわけですね。

それを踏まえて、まずは2ギガプランの料金を見てましょう。

2ギガプラン

		3年契約	2年契約	契約期間なし
月額料金	6人以下	2,750円	3,190円	3,630円
	7人	2,640円	3,080円	3,520円
	8人	2,530円	2,970円	3,410円
	9人	2,420円	2,860円	3,300円
	10人以上	2,090円	2,530円	2,970円
工事費 ※特典で実質無料		44,000円 （36回分割）	44,000円 （24回分割）	44,000円 （24回分割）
契約の自動更新		あり（2年）	あり（2年）	なし
違約金		528円	363円	0円

2ギガプランは3年契約、2年契約、契約期間なしの3種類があります。利用者が10人以上になれば、契約期間なしのプランでも月額2,000円台ですし、3年契約なら2,090円と格安です。

3年契約と2年契約は月額料金が安くなりますが、更新タイミング以外で解約すると違約金が発生するので注意しましょう。

10ギガプランは3年契約と契約期間なしの2種類です。

10ギガプラン

		3年契約	契約期間なし
月額料金	6人以下	3,300円	4,180円
	7人	3,190円	4,070円
	8人	3,080円	3,960円
	9人	2,970円	3,850円
	10人以上	2,640円	3,520円
工事費 ※特典で実質無料		44,000円 （36回分割）	44,000円 （24回分割）
契約の自動更新		あり （3年）	なし
違約金		1,078円	0円

10ギガプランも、同じマンションの利用者数に応じて月額料金が変動します。10人以上になれば、契約期間なしでも3,520円です。最大10Gbpsに対応する高速プランとしては、破格の安さです。

旧プランと比べて導入条件は大幅に緩和された

NURO光マンションは、旧プラン（NURO光 for マンション）と比べて利用できる建物の条件が大幅に緩和されています。

旧プランは「40戸以上かつ設備導入済みの集合住宅」が基本条件で、設備未導入の場合は同じ建物の住人4名以上のエントリーが必要でした。

住居戸数が39戸以下のマンションではエントリーすらできず。

しかし、新プランでは「2戸以上の集合住宅」であれば申し込み可能に。30戸以上かつ設備未導入の場合のみエントリーが必要ですが、エントリーするのは自分一人でもOKです。従来よりも、利用できる物件がグッと多くなりました。

たとえば、6戸の小規模マンションや2世帯住宅でもNURO光マンションは導入可能です。旧プランでは申し込み自体ができませんでした。

新プランでは月額料金が固定化された

	現プラン （NURO光マンション）	旧プラン （NURO光 for マンション）
2ギガ料金/月	3,850円	・3年：2,540～3,200円 ・2年：2,980～3,640円 ・契約期間なし：3,420～4,080円
10ギガ料金/月	4,400円	・3年：3,090～3,750円 ・契約期間なし：3,970～4,630円

NURO光マンションの月額料金は、2ギガプラン3,850円、10ギガプラン4,400円と「固定制」になりました。

一方、NURO光 for マンションは建物内の利用者数によって料金が変動し、2ギガプランで2,540円～4,080円、10ギガプランで3,090円～4,630円と幅がありました。

現行のNURO光マンションはその仕組みが撤廃され、人数に限らず固定の月額料金となりました。シンプルで分かりやすくなった一方、以前のような人数に応じた格安利用はできなくなっています。

契約期間と違約金の違い

NURO光マンションは契約期間の縛りがなく、違約金もありません。

対して、NURO光 for マンションは3年・2年契約などがあり、途中解約時は違約金（最大1,078円）が発生していました。

転勤や引っ越しが多い方、短期間だけ利用したい方には新プランの「縛りなし・違約金なし」の方が利用しやすいでしょう。

提供エリアの違い

NURO光マンションの提供エリアは、2ギガプランが21都道府県以上、10ギガプランが24都道府県以上に拡大しています。

旧プランの10ギガは宮城・福島・山形の3県限定でしたが、新プランでは関東や東海、関西、中国、九州など主要都市部でも10ギガが選べます。

愛知や大阪のマンションでも10ギガプランが申し込めるようになり、より多くのエリアで超高速通信が利用可能です。

提供エリア内でも、NURO光の設備が導入されていないと申し込めません

既存ユーザーはどちらを選べばいいのか

すでにNURO光 for マンションを利用している方は、利用者数が多ければ旧プランの方が月額料金が安いケースが多いので、基本的には継続利用がおすすめです。

通信速度やセット割の内容などは同じです。

ただし、利用者が減るなどで料金が上がった場合や、契約期間の縛りが気になるときは新プランへの移行も検討しましょう。

たとえば、引っ越しや退去で利用者が減り、旧プランの料金が上がった場合は、新プランの固定料金の方が割安になることもあります。

旧プランから新プランに切り替える場合は、解約・新規契約が必要となるため、違約金や工事費の一括請求に注意。また、NURO光 for マンションは新規受付を終了しているため、一度解約すると再契約はできません。

NURO光マンションがおすすめな人

ここまでに解説したメリット・デメリットや評判を踏まえると、NURO光マンションは次のような人におすすめです。

通信品質を重視する人

NURO光マンションは最大通信速度が2Gbps（さらに10ギガプランも選択可能）と非常に高速で、実測値でも他の主要光回線を大きく上回っています。

たとえば、オンラインゲームやテレワークでの大容量ファイルの送受信、ビデオ会議など、通信の安定性と速度が求められる用途に最適です。

実測値では、下り平均速度は約800Mbps、Ping値は約10msと、快適な通信環境を実現。

FPSや格闘ゲームなどリアルタイム性が求められるオンラインゲームでもラグを感じにくいのが特徴です。

毎月の固定費を抑えたい人

NURO光マンションは、マンション向け光回線の中でもトップクラスの料金設定です。他社から乗り換えれば通信費を大きく節約できるでしょう。

2ギガプランは月額3,850円、10ギガプランは月額4,400円で、他社の1ギガプランや10ギガプランと比較しても1,500～2,000円ほど安く利用できます。

他社の10ギガプランが月額6,000円台であるのに対し、NURO光マンションは4,400円で利用可能。

速度と料金のバランスを重視する方や、家計を見直したい方におすすめです。

スマホセット割を利用できる人

ソフトバンクやワイモバイルのスマホを利用している方は、NURO光マンションのセット割を活用することで、スマホ代が毎月最大1,650円割引されます。

家族で複数回線を利用している場合は、最大10回線まで割引が適用されるため、通信費全体の節約効果が大きくなります。

セット割の適用にはNURO光でんわオプション（月額330円または550円）の加入が必要ですが、それを考慮してもお得なプランです。

仮に家族4人でソフトバンクスマホを利用していれば、毎月最大6,600円の割引が受けられます。

なお、格安SIMのNUROモバイルでもお得な割引を受けられます。

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NURO光マンションがおすすめでない人

次のような人には、NURO光マンションはおすすめできません。

なるべく早くインターネット環境を整えたい人

NURO光マンションは、申し込みから開通まで時間がかかる場合が多いため、すぐにインターネットを使いたい方にはあまり向いていません。

特にタイプS（NURO光設備未導入の建物）の場合、宅内工事と屋外工事の2回が必要で、開通まで1～3カ月程度かかります。関東以外のエリアでは、さらに工事が長引くケースもあります。

一方、タイプL（設備導入済みの建物）であれば宅内工事のみで、最短1～2週間で開通できるため、急ぎの場合はタイプLの物件かどうかを事前に確認しましょう。

どうしても早くネット環境が必要な場合は、ホームルーターやポケット型WiFiなど、工事不要のサービスも検討すると良いでしょう。

新生活や転勤ですぐにネットが必要なケースでは、工事待ちが長く感じることがあります。引っ越し直後のリモートワークやオンライン授業が控えている方は、他の選択肢も視野に入れるのがおすすめです。

短期間だけ利用したい人

NURO光マンションは契約期間の縛りがなく、違約金もありませんが、工事費（44,000円）を24回分割で支払う仕組みがあります。

24カ月以内に解約すると、残りの工事費残債を一括で支払う必要があるので要注意。たとえば12カ月で解約すると、約22,000円の工事費が請求されるため、短期利用には向きません。

半年や1年だけの短期利用を考えている場合、工事費の残債負担が大きくなります。

短期間の利用を希望する方は、工事費が完全無料の光回線（ドコモ光など）や、契約縛りのないモバイルWi-Fiなども検討しましょう。

NURO光マンションの申し込み方法

NURO光マンションの申し込みから開通までの流れは以下の通りです。

1. 建物タイプと対応状況を確認する
2. 公式サイトから申し込み、工事に立ち会う
3. ルーターの設定を行う
4. キャッシュバック・特典を受け取る

開通までの期間は、タイプSは1～3カ月、タイプLは最短1～2週間が目安です。工事費や月額料金はタイプによる違いはありません。

ステップ①建物タイプと対応状況を確認する

まず、NURO光マンションが利用できるかどうか確認しましょう。

公式サイトにアクセスしたら申込みボタンをタップ。その後、住所・郵便番号を入力して提供エリア内か確認します。

建物の候補が表示されるので、お住まいのマンション・アパートをタップしてください。

「提供エリアを確認する」をタップ。

この時、NURO光の設備が導入されていれば住んでいる建物が「タイプS（主に29戸以下の集合住宅・設備未導入）」か「タイプL（30戸以上・設備導入済み）」かが判定されます。

• タイプS：設備未導入の小規模集合住宅。導入にはオーナーや管理会社の許可が必要です。
• タイプL：設備導入済みの大規模集合住宅。申し込み後、すぐに工事予約が可能です。

具体例として、6戸の賃貸アパートならタイプS、50戸の分譲マンション（設備導入済み）ならタイプLと判定されます。

設備未導入と判定されたときはエントリーが必要です

賃貸アパートでも、公式サイトで住所検索→申し込みが基本です。公式サイトや物件情報で「NURO光対応」と記載があれば、すぐに申し込み可能です。

ステップ②公式サイトから申し込み、工事に立ち会う

公式サイトから申し込むのが最もお得で、キャッシュバック特典も受けられます。

電話や家電量販店経由でも申し込めますが、キャッシュバック額が少ない場合が多いので注意しましょう。

申込みの流れとしては画面の指示に従って契約者情報やオプション、支払い情報などを入力すればOKです。

申し込みから数日後を目処にSMS、LINE通知または電話で工事日調整の連絡がきます。建物によっては、申し込み完了後にそのままオンラインで工事日予約が可能です。

以下、建物のタイプ（S/L）・設備未導入マンションのケースに分けて詳細を解説します。

自分がどのタイプになるのか、設備導入済みかどうかは前手順のエリア判定で分かります

タイプS（設備未導入・小規模集合住宅）の申し込み・工事手順

1. 公式サイトから申し込み
2. オーナーや管理会社の承諾を得る（賃貸の場合は必須）
3. 宅内工事日の予約・調整
4. 宅内工事の実施（立ち合い必須）
5. 屋外工事日の予約・調整
6. 屋外工事の実施（立ち合い必須）

タイプSでは、宅内工事と屋外工事の2回に渡って開通工事が実施されます。申し込みが終わったら、そのまま宅内工事日を予約してください。日程が決まっていない場合は、後日予約してもOKです。

予約した工事日になったら宅内工事が実施されます。当日は、ルーターの設置場所を決定できる人（もしくはその人と連絡を取れる人）の立ち合いが必要です。スケジュールを調整しておきましょう。

宅内工事が終わったら、次は屋外工事です。工事の準備が整い次第、NURO光から屋外工事日の予約連絡が届きます。都合の良い日を予約しましょう。屋外工事も立ち合いが必要です。

工事にはオーナーや管理会社の許可が必要です。工事の際に壁に穴を開ける場合もありますが、解約時に現状回復（穴埋め）も可能です。

宅内工事では、部屋まで光ケーブルを引き込み、ONU（ルーター一体型）を設置します。屋外工事では、電柱から建物まで光ケーブルを引き込み、宅内配線と接続します。

タイプL（設備導入済み・大規模集合住宅）の申し込み・工事手順

• 公式サイトから申し込み
• 申し込み後1～2日で工事日調整の連絡（SMS/LINE/電話等）
• 宅内工事の実施（立ち合い必須）

申し込みから1～2日後に、SMS/LINE/電話のいずれかで工事日調整の連絡が届きます。工事は立ち合いが必要なので、都合の良い日に予約しておきましょう。

宅内工事のみ（屋外工事は不要）で、最短1～2週間で開通可能です。工事は1時間程度で完了します。

宅内工事では、マンションの共有施設にある光キャビネットから、部屋の中へ光ケーブルを導入します。コンセントプレートに光コンセントが設置されるため、壁に穴は空きません。

光コンセントとONUを光コードで接続し、無線接続機器テストが終われば、開通工事は完了です。

設備未導入マンション（30戸以上）のエントリー手順

住戸数が30戸以上でNURO光設備が未導入の場合、エントリー（導入希望登録）が必要です。

1. エントリーフォームから必要事項（管理会社名、マンション名、住所、戸数など）を入力
2. 管理会社やオーナーに要望書を提出（任意だが提出推奨）
3. NURO光側で現地調査・設備導入可否を判断
4. 設備導入が決定したら、タイプLの流れで申し込み・工事

流れとしてはエントリーが終わったら、マンションの管理会社に要望書を提出してください。要望書の提出は任意ですが、提出しない場合は設備導入までかなりの時間がかかります。可能な限り、要望書も提出しましょう。

その後、設備の導入が承諾されたら、現地調査と設備導入工事が実施されます。どちらも立ち合いは不要です。

設備の導入が完了したら、「タイプLの申し込み手順」に従って申し込みを進めましょう。

注意点としてエントリーしても必ずNURO光が導入されるとは限りません。物件状況や管理会社の意向により、設備が導入できない可能性もあります。また、導入まで数カ月かかるケースもあります。

ステップ③ルーターの設定を行う

NURO光はONUがルーター機能を備えています。そのため、別途ルーターを用意したり、設定したりする必要はありません。

配線を完了し、ONUを起動すると自動的に設定が実施されます。

ONU前面の「LINE」「WAN」ランプが緑色に点灯したら、LANケーブルでパソコンやゲーム機を接続するか、無線LAN（Wi-Fi）でスマホやタブレットなどを接続すればOKです。

無線接続に必要なSSIDと暗号化キーは、ONU本体の側面などに記載されています。

ステップ④キャッシュバック・特典を受け取る

公式サイト経由で申し込んだ人は、開通月を含む11カ月後に専用フォームから申請してください。約1カ月後に現金が銀行口座に振り込まれます。

申請忘れには注意しましょう。なお、工事費無料特典は自動適用されるため申請の必要はありません。

NURO光マンションの工事について

NURO光導入済み物件の探し方

NURO光公式サイトのエリア検索から入済み物件を検索できます。

その他の方法で、NURO光導入済みの賃貸物件を探すには、不動産情報サイトを活用するのがおすすめです。

例えばSUUMOなら、こだわり条件で「NURO光」と検索することで、NURO光対応物件に絞り込んで探すことができます。ホームズやアットホームなどの大手不動産情報サイトでも、同様の検索が可能です。

また、不動産会社に直接問い合わせるのも1つの方法です。NURO光対応物件の有無を尋ねれば、おすすめの物件を紹介してもらえるかもしれません。

ただし、不動産情報サイトに掲載されている物件情報は、必ずしも最新の状態とは限りません。念のため、不動産会社に確認を取るようにしましょう。

一般的なアパートの作業内容

一般的なアパートには、MDF（配電盤）が設置されています。

MDF（主配線盤）がある場合、電柱からMDFへ光ケーブルを引き込み、MDFから各部屋へ配線します。光ケーブルの引き込み口や引留金具は既設されているケースが多く、作業はすぐに終わります。

MDFが設置されていないアパートは、外壁に光キャビネットを設置しエアコンダクトなどを利用して光ケーブルを引き込みます。

光キャビネット設置時にビス止めが必要な場合もありますが、両面テープでの対応も可能。作業員に相談しましょう。

ビス止めしない屋外工事が可能

以下のケースで、屋外工事の際にビス止めする可能性があります。

• アパートに引留器具が設置されていない
• 引留器具から引き込み口まで距離がある
• MDF未設置で、外壁に光キャビネットを設置

賃貸アパートでビス止めしたくない場合は、両面テープを使うよう作業員にお願いしましょう。特に、光キャビネットの設置については融通が利きやすいです。

そもそもビス止めされることは滅多にない（MDFが設置してあるアパートは特に）

工事に関してよくあるトラブル

NURO光の工事でよくあるトラブルとして、以下のようなものが挙げられます。

• 工事の日程調整がうまくいかない
• 宅内工事が完了しても、屋外工事に時間がかかる
• 開通後、速度が遅く不安定である

工事日程の調整がつかない場合は、担当者に相談してみましょう。混雑状況によっては調整が難しいこともありますが、できる限り柔軟に対応してもらえるはずです。

宅内工事から屋外工事までに時間がかかるのは、工事の特性上やむを得ない部分もあります。

開通後の速度や接続の問題は、様々な原因が考えられます。ルーターの設定や端末の不具合、回線の障害などが考えられます。サポートに連絡して問題解決を試みましょう。

大家さんにNURO光導入の許可を取るコツ

NURO光未導入のマンションや賃貸アパートにお住まいの方は、管理会社や大家さんから許可を貰う（電話で伝える）必要があります。無断で工事はできません。

許可を取るコツは、伝え方にあり。具体的な伝え方を見ていきましょう。

ビス止めしない手段があることを伝える

NURO光マンションの工事では、外壁や共用部に光キャビネットやケーブルを設置する際、通常は既存の配管や設備を活用します。

しかし状況によってはアパートの壁に穴を開けてビス止めを行います。3～4mmと小さな穴で防水処理や撤去時の穴埋め（現状回復）もしてくれるため、建物への影響は小さいです。

とは言え、建物に傷を付けることになるため、大家さんが嫌がる可能性もあります。

念のため、両面テープや既存の引留器具を利用する方法を選べること、壁に穴を開けずに済むケースも多いことを伝えるといいでしょう。

大家さんには、「ビス止めが必要な場合もありますが、両面テープや既存の配管を使う方法も相談できます。もしビス止めしても、撤去時には元通りに修復してもらえるのでご安心ください。」といった感じで、

• ビス止めしない手段があること
• 仮にビス止めになっても影響は非常に小さいこと

の2点を伝えておきましょう。

工事ではなく作業と伝える

工事という言葉を使うと「建物に大きな変更を加える」といった印象を持たれるかもしれません。

NURO光マンションの導入は、主に光ケーブルの引き込みや機器の設置といった小規模な配線作業が中心です。

多くのケースで、大掛かりになることはありません。

大家さんに許可を取るときは、工事ではなく配線作業などの言葉に置き換えましょう。

インターネットに疎い大家さんだと、ONUや光キャビネットなど専門用語も通じません。「ネットを繋げるために配線の作業が必要」と分かりやすく表現するのがコツです。

大家さんではなく仲介の不動産会社に伝える場合は工事と言ってもOK

アパートの価値が上がることを伝える

丁寧に説明しても断られたときは、最後の手段としてNURO光導入でアパートの価値が上がることを伝えてみてください。

自分だけでなく大家さんにとってもメリットがあることを説明してみましょう。

NURO光マンションは、他社と比べて通信速度が非常に速く、入居者に人気の高いインターネット回線です。しかし、他の光回線と比べるとアパートへの導入状況は少ないのが現状です。

NURO光対応物件は不動産サイトでも検索条件になるほど希少性が高く、入居希望者の増加や空室対策にもつながります。

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NURO光マンションに加入できないときの代替案

NURO光マンションに加入できないケースとして、以下のような項目が挙げられます。

・提供エリア外である
・管理会社や大家さんの許可が得られない
・MDF（主配線盤）がない、またはMDFに空きがない
・建物の構造上、工事が困難である

代替案としては、提供エリアが他の光回線サービスを利用するなどがあります。

通常プランを検討する

NURO光には戸建てプランとマンションプランがあり、建物の構造によって申し込めるプランが決まります。

マンションプランが利用できない場合（例：棟内にNURO光設備が未導入・導入予定なし、世帯数や申込数の条件未達成など）でも、通常プラン（戸建て向け）で申し込めるケースがあります。

建物の構造や管理規約によっては申し込めませんが検討する価値はあるでしょう。特に、4世帯未満の小規模マンションなどで利用できる可能性があります。

ただし、建物が集合住宅と判定されるときは、たとえ戸建てプランを選んでも申し込みが受理されない、または工事不可となることがあります。

また、工事には管理会社や大家さんの許可が必要です。建物の配線や共有部の工事が認められないときも、戸建てプランの導入はできません。

実際に導入できるかはサポートデスクに連絡して確認しましょう

他の光回線を選ぶ

候補となる光回線は、フレッツ光回線を利用する光コラボです。フレッツ回線が通っている賃貸アパートなら、工事無し（配線の確認のみ）で開通できます。NURO光の対応エリア外に住んでいる人でも、使える可能性は高いでしょう。

また、光コラボではありませんがauひかりも提供エリアが広くおすすめです。

ドコモユーザーの方はドコモ光を選びましょう。ソフトバンク光は、NURO光と同じくソフトバンク/ワイモバイルとのセット割が利用できます。

auユーザーの方は、auひかりかビッグローブ光でスマホセット割を適用できます。

東海エリア限定にはなりますが、NURO光に匹敵する通信速度を求めるならコミュファ光がおすすめです。平均速度でNURO光を上回るほどの速さを誇ります。

また、関西エリア限定のeo光もNURO光と同等以上の速度で通信ができます。

工事不要のネット回線を選ぶ

そもそも光回線を通せない賃貸アパートなどは、工事が要らないネット回線を選びましょう。

工事不要のネット回線は、

• ホームルーター
• ポケット型WiFi

の2択です。

ホームルーター・ポケットWi-Fiの違い

	ホームルーター	ポケット型WiFi
電源	ACアダプタ	バッテリー
持ち運び	不可	可
有線接続	可	原則不可※

工事不要のサービスは、引っ越しや短期利用にも便利です。通信速度や安定性は光回線に劣りますが、最近は5G対応で以前と比べて非常に快適になっています。

ホームルーターのおすすめ

ホームルーターを選ぶなら、ドコモhome5Gがおすすめです。工事不要でコンセントに挿すだけで利用OK。

ドコモhome5Gは、全ホームルーターの中で最速を誇る5G対応の通信サービスです。65台以上の同時接続が可能で、有線LANポートも搭載されています。

おすすめホームルーター → ドコモhome5G

ポケット型WiFiのおすすめ

外出先でもネット回線を持ち運びたいならポケット型WiFiです。ポケット型WiFiで最もおすすめはWiMAXです。

WiMAXは、ホームルーターや他のポケット型WiFi（クラウドWi-Fiサービスなど）より速度が速いです。また、クレードルを付ければ有線接続も可能です。

申し込みは、WiMAXプロバイダのGMOとくとくBBを経由すると、最高額のキャッシュバックを受け取れます。

おすすめポケット型WiFi → GMOとくとくBB

NURO光マンションに関するよくあるQ&A

最後に、NURO光マンションに関するよくある質問をまとめました。

NURO光マンションの解約方法は？

NURO光マンションの解約は、以下のいずれかの方法で手続きできます。

1. マイページから解約手続き
2. 回線解約申請フォームから申請
3. サポートデスクへ電話で申請

解約時の注意点として、解約日は「翌日」または「月末」から選択可能ですが、他の日付を希望する場合は電話で相談が必要です。

オプションサービスも原則として回線解約と同時に解約されますが、一部は個別手続きが必要な場合もあります。

また解約後、ONU（光回線終端装置）などのレンタル機器を指定された方法で返却する必要があります。

指定業者が集荷に来るため勝手に返却しないよう注意。引き取りまで保管しておいてください。光ケーブルはONUに巻き付け、スタンドは取り付けたままでOKです。

撤去工事は必要？

解約時の撤去工事は必須ではなく、賃貸物件で大家さんや管理会社から「原状回復」を求められた場合や、利用者が希望した場合にのみ発生します。

撤去工事費は通常のマンションプランなら11,000円（税込）です。

撤去工事を行わない場合は、ONU（モデム）などのレンタル機器返却のみで済みます。

戸建てプランやNURO光 for マンションからNURO光マンションへ変更できる？

NURO光（戸建て）やNURO光 for マンションから、現行のNURO光マンションへの変更はできません。いったん現在契約しているNURO光を解約した後に、NURO光マンションを新規契約する必要があります。

解約タイミングによっては、違約金や工事費の残債がかかるので注意してください。

NURO光マンションの問い合わせ方法は？

NURO光マンションの問い合わせは、電話（0570-099-118 または 03-6705-5839）、マイページ、チャットなどから可能です。

受付時間は9:00～18:00（土日・祝日・年末年始・メンテナンス日を除く）となっています。

なお、旧「NURO光 for マンション」専用窓口は新プラン統合により閉鎖されているため、通常のNURO光サポート窓口を利用します。

急ぎでなければ公式Q&Aページなどもご活用下さい。

外部参照：問い合わせ先に関するQAページ

引っ越し先でもNURO光マンションを使える？

NURO光マンションのタイプLや旧「NURO光 for マンション」は移転手続きができません。一度解約し、引っ越し先で新規契約が必要です。

タイプSプラン（2G/10G）では、移転手続きが可能な場合があります。ただし、引っ越し先がNURO光の提供エリアであることが条件です。

移転特典やキャッシュバックの有無はプランや時期によって異なるため、最新の公式情報を確認してください。

マイページにログインできないときの対処法は？

マイページにログインできない場合は、ログイン画面の「IDまたはパスワードをお忘れの方」から再設定手続きを行いましょう。

本人認証を経て新しいパスワードを設定でき、ユーザーIDも確認可能です。再設定でも解決しない場合は、サポートセンターに電話やチャットで問い合わせてください。

まとめ

NURO光マンションは、月額3,850円（2ギガ）または4,400円（10ギガ）という業界最安級の料金で、最大2Gbpsまたは10Gbpsの高速インターネットを利用できる集合住宅向け光回線サービスです。

従来の「NURO光 for マンション」は2024年10月9日で新規受付を終了し、現在は2戸以上の集合住宅であれば新マンションプランを申し込めるようになり、導入条件が大幅に緩和されています。

通信品質も高く、実測値でも他社回線より優れた速度が出ているとの口コミが多く、速度重視の方にもおすすめ。また、ソフトバンクやワイモバイルのスマホユーザーはセット割が利用でき、通信費全体を抑えられます。

賃貸アパートでも契約可能ですが、開通工事の際は管理会社や大家さんの許可が必要なケースがあります。

工事方法は、既存の配管やエアコンダクトを利用するなど、ビス止めや穴あけを避ける方法も選択できるため、建物を傷つけたくない場合でも安心です。

もし工事許可が得られないときは、他社の光回線や工事不要のネット回線も検討しましょう。

＼ 一番お得な契約窓口 ／