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法人がWiMAX+5Gを契約する方法は?関連用語やプロバイダ選びのポイントを解説!

2023年09月26日

法人がWiMAX+5Gを契約する方法は?関連用語やプロバイダ選びのポイントを解説!

「WiMAX+5G」はWiMAXの最新サービスとして注目を集めています。しかし、「WiMAX」や「5G」という用語の意味がよくわからず、これまでのサービスと何が違うのか、よくわからない人もいるでしょう。

特にWiMAX関連の用語は、類似のワードが多く、呼び方や種類、回線の接続方法など似た用語に混乱することが多いのも事実です。

そこでこの記事では、法人契約をする前に知っておくべき「WiMAX+5G」の正体や「WiMAX」・「5G」の意味、法人契約のメリット、申し込みの流れなどについて解説します。

WiMAX+5Gって何?

WiMAX+5Gは、「WiMAX」と「5G」の言葉を組み合わせたWiMAXのサービスを意味します。そこで、初めてWiMAXを法人契約する人が知っておきたい基本的な知識やWiMAXの仕組みについて以下に解説します。

WiMAXとは

WiMAXは、国内の広範囲でインターネット利用を可能とする「モバイルWiFiサービス」です。

本来、WiMAXとは「無線通信技術」を指しており、“Worldwide Interoperability for Microwave Access”の頭文字を取った無線LAN規格(5GHz/2.4GHzなど)を意味する通信用語です。

しかし、普通のWiMAXユーザーにとっては、回線の技術名称ではなく、端末を通じてインターネットにアクセスできるサービスそのものを意味します。

例えば、各社いずれかのプランに加入し、WiMAXの端末を利用した場合、パソコンやスマホなどでインターネット通信をエリア範囲内で使えるようになります。つまり、WiMAX回線を使用可能になり、専用端末から無線インターネットを楽しめる仕組みがWiMAX(WiMAX+5G)です。

WiMAXは有線回線の工事が必要ないため、契約後すぐに使えるのが特徴です。

モバイルWiFiとは何か?

先程、WiMAXを定義したときに「モバイルWiFi」と述べましたが、普通のWiFiや他の通信技術とは何が違うのかわかりにくいでしょう。

まず、インターネットに接続するためには、以下のいずれかの無線回線を契約します。

  • NTT光やフレッツ光の「光回線」
  • 「ケーブルテレビ」の有線回線
  • 「ADSL」の電話回線
  • 「WiMAX」の無線回線

このとき、光回線やADSLでインターネット接続していた場合、機器本体からパソコンに有線接続でつなげることができます。

しかし、スマホを利用したい場合は、WiFiにつなげてから、接続できる環境を用意する必要があります。そこで登場するのが「WiFiルーター」です。WiFiはルーターの電波が届く範囲でインターネットが使えます。

一般的に、WiFiルーターは持ち運ぶことができず、回線契約している機器本体の周辺から離すことができません。

なぜなら、WiFiルーターそのものは、インターネット回線に直接接続しているわけではなく、あくまでも「すでに回線接続している機器」とワイヤレスでデバイスの間を中継しているに過ぎないからです。

例えば、自宅のWiFiや公共のWiFiサービスが代表的です。有線でなくても外出先でネット接続ができるという魅力があるのです。

そこで、通常のWiFiルーターに対して、モバイルWiFiルーターも存在します。「モバイルWiFi」は、持ち運べるWiFiのルーターがインターネット通信もできる仕様となった端末です。総じて、WiMAXは数あるモバイルWiFiサービスの中の1つです。

モバイルWiFiは普通のWiFiでは難しいルーターの持ち運びや回線工事不要などのメリットがあります。

ただし、名称が似ているため、WiMAXを普通のWiFiと混同してしまうのです。

  • 「WiMAXはWiFiと同じで有線回線が必要になる」
  • 「WiFi環境があればスマホ(モバイル)契約がなくてもWiMAXが使える」

WiMAXは専用SIMカードと端末で契約できるため、そもそもスマホ(モバイル)契約を必ずしも必要としません。

スマホ本体とモバイル契約でテザリング機能を使えば、モバイルWiFiと同じことができるため似ています。

しかし、キャリア回線はWiMAX回線とは異なり、あくまでも接続方法の中にWiMAXでauのキャリア通信(au5G回線/au4GLTE回線)も使えるだけです。WiMAXがキャリア回線そのものと同じということではありません。

+5Gとは

WiMAXが「モバイルWiFi」のサービスを指すことはわかりました。しかし、+5Gの「5G」がわからない人もいるでしょう。

5Gは“5th Generation”の英語のイニシャルで、「第5世代」を意味する「(第5世代)移動通信システム」という用語の略称です。

1つ前の世代の4Gよりも高速で大容量の同時接続が可能となります。すなわち、+5Gはこの次世代の5Gによる無線回線をWiMAXで一部使えることを指しているのです。

WiMAX+5Gは、「WiMAX2+」の周波数を一部利用して5Gの回線を使えるようにしたサービスです。

【WiMAX2+とは】

WiMAX2+の回線は2013年に登場し、2023年現在の主流となるWiMAX回線の規格です。初期のWiMAX回線から2020年に統合されたことにより、WiMAX2+回線に一本化されています。そのため、WiMAXを契約する場合は、WiMAX2+回線を利用することになるのです。

法人利用を検討している人が聞くと、「WiMAX2+」と「WiMAX+5G」がWiMAXの新旧の違いとして誤解されます。しかし、UQを始めとして「WiMAX2+」は【製品サービス名】と【回線名】の両方に使われています。

そのため、製品サービス・回線はどちらも「WiMAX+5G」が新しいものと間違えてしまうのです。実際は、「WiMAX2+」の回線の周波数帯は変わっておらず、5G回線を別に用意したわけではありません。

あくまでもauの5G回線をWiMAXで利用できるサービスです。間違っても「WiMAX5+」という名称には変更しておらず、WiMAX+5Gのサービスで使う回線は「WiMAX2+」のままです。

しかし、回線は最新のものが異なる一方で、製品サービスは「モバイルルーター」や「ホームルーター」の端末名称やサービス名が「WiMAX2+」から「WiMAX+5G」に変わり、「WiMAX+5G」が最新であることを指します。

結論として、auの5G回線を含むWiMAXの回線は「WiMAX2+」、製品サービスの名称は「WiMAX+5G」が最新となります。

端末だけ既存端末や中古で仕入れて、SIMだけ購入したい場合は、「WiMAX2+」と「WiMAX+5G」の違いを押さえて、5Gが使用可能な端末やSIMを用意することが大切です。

プロバイダの違い

WiMAX+5Gは、複数のプロバイダがサービスを提供しています。

  • UQ WiMAX
  • カシモWiMAX
  • BIGLOBE WiMAX
  • Broad WiMAX
  • GMOとくとくBB
  • DTI WiMAX

など

いずれもWiMAX2+回線でWiMAX+5G対応をしており、ほぼ同じサービスを利用することが可能です。

そこで気になるのが、プロバイダによって通信の内容や質が変わるのかという点です。結論から言えば、プロバイダの違いで通信の質は基本的に変わりません。

実質的に、WiMAXの回線を提供しているのはUQコミュニケーションズ株式会社です。そのため、「UQ WiMAX」に使われている回線と他のWiMAXの回線は基本同じものです。

あくまでも、UQの回線を間借りして通信事業をしているため、どこのWiMAXでも速度は同じです。

WiMAX+5GはWiMAXのサービス会社が、高速通信の1つとして提供し、会社ごとに社名・サービス名を頭につけて「(プロバイダ名)+ WiMAX」となるのが基本です。これを知らないと、WiMAXを検討するときに、「BIGLOBE WiMAX」「Broad WiMAX」を似た名前で間違えやすくなるでしょう。

WiMAXはUQが本家のサービスではありますが、料金プランや特典など、さまざまな点が異なります。通信回線の質が同じなら、どこでも良いというわけではありません。

ポケットWiFiとの違い

WiMAXはモバイルWiFiの1つですが、「ポケットWiFi」という似たサービスがあります。「ポケット型WiFi」と呼ばれることもあり、モバイルWiFiの用語と区別するときに混乱しやすいでしょう。

ポケットWiFiは、WiMAX同様に「モバイルWiFiの1つ」です。しかし、ポケットWiFi(ポケット型WiFi)が意味するのは、Y!mobileが提供するソフトバンクの商品「Pocket WiFi」(Pocket WiFi® 803ZTなど)の商品を指して呼ばれます。

つまり、「Pocket WiFi」以外の商品は、「ポケットWiFi」とは呼びません。誤用でWiMAX全般を「ポケットWiFi」と呼ぶのは間違いです。用語を混同して間違った呼び名が一般に使われてしまった典型例といえます。

種類商品名一般的な呼び方の有無
ポケットWiFiY!mobile・ソフトバンク商品「Pocket WiFi」一般的な名称としては誤用
モバイルWiFi包括的な一般名称

ポケットWiFiとモバイルWiFiの区別は、一度理解してしまえば混乱することはなくなります。インターネット環境を持ち運んで外で使えるルーター機器(無線LAN)の通信のことを「モバイルWiFi」と大枠で位置付けて、商品名「ポケットWiFi」に由来する名称は誤用の1つと認識しておきましょう。

工事不要な法人向けの置き型ルーターがある

モバイルWiFiのWiMAXには、工事無しで使える法人向けの置き型ルーターもあります。置き型ルーターの特徴は、ルーターをコンセントに差し込むだけですぐに使えて、同時に複数のデバイスを接続できることです。

特に、法人用の「BizAir +5G for WiMAX」は30台もの機器と同時接続が可能で、「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」の製品は、5G(Sub6)通信にも対応しています。

WiMAX+5Gの法人契約のあるプロバイダを選ぶときのポイント

WiMAX+5Gに対応しているサービスを提供しているプロバイダを選ぶときには、以下のようなポイントが挙げられます。

・個人向けサービスとの違い

・料金

・通信容量・速度制限

・機種

・乗り換え

・違約金

・キャッシュバック(キャンペーン各種)

・サポート体制・オプション

・セキュリティ

・海外対応

・法人窓口の有無

各項目について重要なポイントを以下に解説します。

個人と法人で内容に差はあるか?

法人がWiMAXのサービスを契約するときに気をつけるべき事柄として、個人向けサービスとの違いをチェックすることです。

結論としては、個人と法人で料金や端末個数などに違いはあってもサービス自体に大きな違いありません。

通常、サービス内容は公式ページなどで個人向けサービスの紹介がされており、法人は別口で要相談となっています。そのため、検討する際に法人は外部からの情報で調べることが難しいという特徴があるのです。

しかし、事前に明らかな部分として、使用する端末や回線は個人と同じものが使われていることです。法人用の特別な端末があるわけではなく、個人向けの端末を法人向けの料金体系や特典で運用しているに過ぎません。

つまり、料金よりも提供される法人向けの回線が気になる企業にとっては、法人向けでもすぐに端末のスペックや通信回線速度は調べることができるのです。

一方で、料金やキャンペーンは、公式サイトでチェックするか、問い合わせが必要となります。理由としては、個人が1人1個の端末やSIMを提供するのに対して、法人は個数分の確保やサービスに利用する複数の端末・SIMが必要になるからです。

そのため、公式ページや専用ショップに出ている端末価格や月額料金は、個人向けと法人向けで別物として考える必要があります。

しかし、法人専用サービスを提供する「5G CONNECT」や「Broad WiMAX」のように法人プランがある場合は、料金や通信容量制限、特典などを事前に知ることができます。

月額料金や端末、事務費用の違い

法人がWiMAXのサービスを利用する際に必ずチェックしたいのは、月額料金や端末の値段、事務手数料などの諸費用です。

企業にとっては現金によるキャッシュの支出をできるだけ抑えて、営業や借入返済にまわすことが求められます。特に端末代金などを始めとした初期費用は、導入台数が増えるほど負担も大きくなるため、できるだけ安くしたいのはどこの企業も同じです。

問題は、法人の見積もりは実際に問い合わせて資料請求や相談することで金額がわかるという点です。先述の「5G CONNECT」や「Broad WiMAX」などの料金公開しているサービスを除けば、金額を確かめた上で各社比較することが必要になってきます。

個人向けの料金は比較サイトや一括見積りがありますが、法人では調べて比較するという作業をまずはすることから始めましょう。

もちろん、料金の具体的な金額をチェックするだけにとどまらず、支払い方法なども確認が必要です。クレジットカードしか支払いを受け付けない企業もあり、法人の場合に請求書支払い・法人口座の振替支払いが可能かなども問い合わせて確かめます。

通信容量・速度制限

WiMAXはインターネットを利用するための環境を構築するのが目的で導入します。そのため、利用時の通信環境が快適であることが重要です。そこでチェックしたいのが、「通信容量・速度制限」です。

基本的にWiMAX2+の月間通信データ容量は無制限で、制限対象になるのはGB容量で決まっているハイスピードプラスエリアモードです。標準エリアモードでは明確なGBでの制限がなく、実質無制限扱いとなります。

以前は3日で15GBの制限があり、月間の容量も決まっていましたが、WiMAX+5Gのサービスは制限が2022年以降完全に撤廃された形です。

ただし、法人の場合はデータ量に関して少し注意が必要です。なぜなら、数値による制限はなくなっても、過剰な通信データ量の使用や混雑する時間帯の利用は、制限することをUQが事前に公表しているからです。

具体的な基準があるわけではありませんが100GB以上使う企業は通信制限に気をつけておくことが必要です。

通信速度については、回線が同じである以上、どの事業者のWiMAXでも同じです。ただし、速度は端末やエリア範囲によっても影響があるため、回線だけの問題ではないも押さえておく必要があります。

機種

WiMAXは端末を選んで契約することで初めて利用できます。端末はルーターとなっており、そこにSIMを入れて(あるいは最初から入っている状態で)使用します。当然ながら、最新機種が旧式の機種よりも高性能に作られていて、5GB対応もしているのです。

上記の通り、通信速度についても持ち運ぶ端末タイプとコンセントを差し込んで使うホームタイプでは、ホームタイプのほうが下りの最大速度(規定上の最大値)は速くなります。

WiMAX+5Gは基本的に対応エリアが「au 5G」も入っており、5Gのサービスを使えるのです。

乗り換え

企業の中には、すでにインターネットを利用するための回線契約をしていることも珍しくありません。

WiMAXを改めて契約する場合は、乗り換えと呼ばれます。ここで重要なことは、法人が乗り換える場合に、どのようなメリットがあるかです。

乗り換えには主に3つのパターンがあります。

(1)有線光回線からの切り換え

(2)他のモバイルWiFiからの切り換え

(3)他社WiMAXからの切り換え

乗り換えを推奨している、もしくは特典などを用意しているプロバイダは、乗り換えすることを伝えることで手続きや費用面のメリットがあります。これは乗り換えでしか受けられないサービスです。

また、無線回線ではなく有線回線を契約していて、WiMAX契約に一本化する場合、解約の回線工事などが発生するため、事前に今契約している回線との解約期間や費用(違約金)、工事時期なども確認しておきましょう。

キャッシュバック(キャンペーン各種)

WiMAXは本家のUQ以外にも多くの通信事業者が存在し、さまざまなプランと特典で集客しています。その中には、集客を高めるためにキャッシュバックなどの各種キャンペーンが実施されています。

特に法人が契約する場合は、特典を確認した後、法人との契約でも適用されるかや、他の料金比較の際にキャッシュバックを含めると費用面で最安値が逆転するケースはないかなどのチェックも必要となります。

キャッシュバックがまったくないプロバイダと契約して、実は「キャッシュバックありならこっちのほうが安い」というミスが起こらないようにしたいところです。

そのため、キャッシュバック・割引キャンペーンの存在は、単純な料金比較だけではわからないことが多いといえます。法人向けの価格比較サイトなども少ないため、手軽に情報収集することができません。

キャッシュバックや割引額を調べて、適用した価格で最終決定するという手順を入れるようにしましょう。

サポート体制・オプション

法人では、使い方が不明な場合やトラブルが発生した場合には、サポートが充実しているところが望ましいでしょう。しかし、サポート体制は、プロバイダによって全く異なるため、メールだけの事業者もあれば、電話やLINEなどにも対応している事業者もあります。

メールは文面でサポートを受けられますが、ニュアンスが伝わらなかったり、不十分な回答を受けたりすることも珍しくありません。

メールだけではサポートが足りない場合、電話やチャットなどで柔軟に解決してくれるプロバイダを探すべきです。しかし、料金プランやキャンペーンが最適なプロバイダは、サポート体制がメールだけということもありえます。

その場合、料金や他の項目と天秤にかけて、どちらを優先すべきか法人企業自らが選択することが必要です。

セキュリティ

企業が取引や業務連絡でインターネットを使用する場合に気になるのがセキュリティです。外部に漏れるとまずい機密情報や個人情報(顧客・社員)などを守るためにも、WiMAXを提供する各社のセキュリティ対策について確認します。

近年のWiMAX(暗号規格4以降)では、無線通信の行われる区間に対してAESと呼ばれる暗号技術が使われており、外部に情報が盗み見られないようにする工夫がされています。

そのため、プロバイダのセキュリティ問題は、パスワードや契約企業情報の保護がメインとなります。

過去にセキュリティ問題を起こしていないかや流出問題が起きていないかなどをチェックし、特になければWiMAXでのセキュリティ対策はおおむね大丈夫です。

むしろ、社内で使用するスマホやデバイスの接続時の安全性のほうが問題になるため、こちらは自社でセキュリティ対策をするに限ります。

海外対応

出張のある企業では「海外での接続は可能か?」という疑問が出ることでしょう。しかし、結論から言えば、現在WiMAXには海外対応の機種や通信(WiMAX2+回線)は一切なく、海外では使えません。

過去に海外(韓国など)で使える「WORLD WiMAX」というものが存在しましたが、それは古い情報です。いまのところ世界に対応したWiMAXの通信規格はないため、海外でインターネット通信をする際は、現地のWiFiやスマホを使用することが必要です。

法人窓口の有無

法人がWiMAXを利用契約する際に重要となるのが法人窓口の有無です。WiMAXを利用するのは一般消費者がほとんどを占めるため、契約時やサポート時は消費者を対象に相談や契約・購入を受け付けています。

法人が利用する場合、専用の窓口がないと「間違った情報(一般向けの価格や契約内容)」が伝えられるケースもあり、トラブルの原因となります。

例えば、本家のUQは法人用窓口を設置しており、問い合わせを企業から受け付けています。Broad WiMAXには「法人専用Webフォーム」があり、気軽に相談できます。特に、Broad WiMAXの法人向け特典は、通常の「法人」とは呼ばれない登記のない個人事業主にも法人特典を適用するサービスがあります。

しかし、他のプロバイダには法人窓口がある場合とない場合があるため注意が必要です。法人限定サービスでない限り、通常の問い合わせでは一般向けと考えられてしまうでしょう。

Broad WiMAXの法人特典は複数台割引なども影響してくるため、価格比較などをする際には一般向け価格や割引特典では正確にわからないことを知っておきましょう。

WiMAX+5Gを法人契約するメリット

5Gのインターネット通信が使えるWiMAX+5Gを法人が契約する場合のメリットは以下の3つです。

メリット1.回線工事が必要ない

WiMAXが無線通信の技術で有線が必要ないため、回線工事が不要となります。

回線工事が要らないのは一般向けのWiMAX契約でも同じですが、利用者にとって大きなメリットです。

特に法人契約では、社内の回線設置工事の日程を調整したり、外部の人間を社内で作業させるなどさまざまな配慮や対応が必要となります。工事前後の手間がなく、端末が届いた段階で利用をすぐに開始できるのです。

短期間にインターネットの通信環境を構築したい企業にとっては魅力でしょう。

メリット2.社内にいなくても使用できる

法人企業が業務用にインターネット環境を構築する際に、有線回線では社内のケーブルや中継機の電波が届く範囲に利用が限られます。

しかし、WiMAXはモバイルWiFiサービスのため、端末さえ用意してしまえば、社員がどこにいてもインターネット通信を行うことができます。

最近では、公共施設のWiFiやスマホの通信、個人の自宅インターネットなどが増えて、どこでもインターネット通信は可能です。しかし、セキュリティの問題や通信費の問題が発生します。

さらに、リモートワークなどで業務連絡をするにも関わらず、通信を行う際は個人の回線契約に任せる形になりがちです。

WiMAXでは、公共施設のオープンなインターネット環境を使う必要がなく、出先(出張先や営業先など)でセキュリティを心配せずに利用できます。

また、自宅(在宅勤務)の場合も端末さえあれば自宅の通信環境に依存せず、会社が用意した設備で業務の通信を行えるのです。

メリット3.料金を安く抑えるプランが揃っている

WiMAXには、光回線のような月額料金の高いプランで利用する必要がないこともメリットの1つです。

工事を必要とする光回線は、初期費用に加えて、月額料金が5,000円程度となっており、1年で6万円近いランニングコストが発生します。

しかし、WiMAXは月額料金が年額の割引なども含めて、3,000円前後~4,000円に収まるため、経理上の支出を最小限に抑えることが可能です。

また、WiMAXを複数台用意する場合、契約する台数が増えるほど割引プランが適用されるなど、WiMAXならではの価格を下げる特典を受けられます。

メリット4.端末がコンパクトで持ち運びに便利

WiMAXでは、ホームルーターだけでなく、モバイルルーターの契約も可能です。片手サイズのため持ち運びしやすく、営業回りはもちろん、出張でも重宝します。

固定回線と近い最大通信速度で、5Gにも対応済みです。フリーWi-Fiを使用するより、セキュリティ対策が整っていて、ネット環境へのストレスも減ります。荷物を少しでも減らし、仕事の環境を整えられる点は大きなメリットです。

WiMAX+5Gを法人契約する注意点

WiMAX+5Gを法人契約する前に、押さえておきたい注意点が2点あります。

  • データ容量無制限のプランでも通信制限にかかることがある
  • 接続台数が多いと速度が落ちる

詳しくみていきましょう。

注意点1.データ容量無制限のプランでも通信制限にかかることがある

注意点1つ目が、Wi-Fiルーターのデータ容量は、完全無制限ではないことです。普段の生活では快適にインターネットを使用できますが、大量通信してしまった際には、一時的な通信制限がかかる可能性があります。

しかし、どの程度のデータ容量を使用すると通信制限がかかるかについては、明確にはされていません。今まで通信制限がかかったことがなければ、少なくともデータ容量無制限プランで引っかかることはないでしょう。

注意点2.接続台数が多いと速度が落ちる

注意点2つ目が、接続台数を増やすと速度が落ちることです。Wi-Fiルーターには、以下のように接続台数に限りがあり、上限に近いほど通信速度は低下します。

  • ホームルーター:最大40台
  • モバイルルーター:最大16台

会社によって従業員の働く場所がオフィス中心のパターンもあれば、外出が中心のパターンが多いこともあるでしょう。オフィスが中心であればホームルーターを、外出が多ければモバイルルーターの契約台数を増やす方法がおすすめです。

コストはかかるかもしれませんが、スムーズなインターネット環境は使用時のストレスが減り、仕事効率にもつながります。仕事の環境を整えるためにも、最適な接続台数の契約が大切といえます。

キャンペーンで比較してWiMAX+5Gを法人契約するのにおすすめのプロバイダはどこ?

WiMAX+5を法人契約する際に、6つのプロバイダからキャンペーンで比較していきます。以下の表をみていきましょう。

プロバイダキャンペーン
GMOとくとくBB・月額データ容量制限なしプランが、5,302円/月のところ3,784円/月で利用可能
BroadWiMAX・最大2ヶ月分の月額料金が無料
・1台につき、1年目の利用料が最大5,170円割引
・初期費用(通常:20,743円)が無料
カシモWiMAX・端末代を36回払いに変更で、770円/月が0円/月
UQ WiMAX・15日間の無料お試しキャンペーン
BIGLOBE・サービス開始月の翌月から12ヶ月間670円/月の値引き
BIC WiMAX・指定端末に限り、最大22,220円分の特典あり
※料金は税込です

プロバイダごとにキャンペーンがあり、端末代が0円になったり、一定期間の月額料金が安くなったりします。毎月の支出を抑えるためには、キャンペーンを併用して申し込む方法がおすすめです。

料金で比較してWiMAX+5Gを法人契約するのにおすすめのプロバイダはどこ?

キャンペーンではなく、料金から6つのプロバイダを見比べると、以下のようになります。

プロバイダ料金
GMOとくとくBB申し込み~12ヶ月目:3,784円/月
13ヶ月目~35ヶ月目:4,334円/月
36ヶ月目以降:5,104円
(端末代金・事務手数料・オプションなど別途あり)
BroadWiMAX【ギガ放題年払いコスパDXプラン】
申し込み~12ヶ月目:3,193円/月
13ヶ月目~36ヶ月目:3,773円/月
37ヶ月目以降:4,818円/月
【ギガ放題コスパDXプラン】
初月:商品の発送日から日割り計算で請求
1ヶ月目~36ヶ月目:3,773円/月
37ヶ月目以降:4,818円/月
(端末代金・事務手数料・オプションなど別途あり)
カシモWiMAX【縛りなりSA端末プラン】
1ヶ月目:1,408円
2〜35ヶ月目:4,818円/月
(端末代金・事務手数料・オプションなど別途あり)
UQ WiMAX【WiMAX +5G ギガ放題プラスS】
加入日~13ヶ月目:4,268円/月
(端末代金・事務手数料・オプションなど別途あり)
BIGLOBE【ギガ放題プラスS】
サービス開始月:0円
翌月~12ヶ月目:3,971円
13ヶ月目以降:4,708円
(端末代金・事務手数料・オプションなど別途あり)
BIC WiMAX【BICギガ放題プラスS】
契約後~13ヶ月間:4,268円/月
14ヶ月以降:4,950円/月
【BICギガ放題プラス】
契約後~25ヶ月間:4,268円/月
26ヶ月以降:4,950円/月
(端末代金・事務手数料・オプションなど別途あり)
※料金は税込です

プランごとに契約期間の縛りや支払方法により、月額料金に若干の差が出てきます。Wi-Fiは仕事上での必要経費になると思いますが、なるべく安くできるように検討していきましょう。

法人が契約するときの流れ・手順

法人契約は回線・プロバイダ契約の際に、いくつかの手順を踏んで申し込みから契約完了までの手続きをする必要があります。以下に、契約時の大まかな流れを解説します。

(1)プロバイダの選定とプラン・端末の決定

最初に、WiMAX+5Gを利用するプロバイダを比較して決めます。プロバイダを決めたら、プランや端末を選んで申し込みに進みます。

このとき、WiMAXの端末で利用が可能なエリアをあらかじめチェックしておくことです。

対応エリアに入っていない場合、利用することができないため、端末選定やWiMAXの利用そのものを再検討する必要が出てききます。

特に会社周辺地域を色分けしたエリア地図で視覚的に見極めましょう。

(2)法人専用窓口・フォーム申し込み

次に、法人専用窓口・フォームからの申し込みを行います。WiMAXのプロバイダの多くはWEB申し込みが可能です。しかし、法人申込が可能なプロバイダは限られており、専用窓口を探す必要があります。

法人利用できるプロバイダの公式サイトには法人ページを設置しているケースも多いため、トップページから大手のWiMAX提供プロバイダは法人の可否をすぐに確認できるでしょう。

(3)本人確認と契約の完了

申し込みに折り返しの連絡が来て、電話などを通じての契約手続きが進行します。契約の際に本人確認を行うことが決まっているため、法人の場合は社員証や名刺などと合わせて本人確認書類の提示が必要です。

身分証明に何を提示するかはプロバイダの規定によって異なるため、申込むプロバイダ先の要項を確認します。

基本は簡単な身分証明のみですが、複数台を申し込む場合には、簡単な審査が行われることもあります。審査内容の詳細は公開されておらず、プロバイダごとの基準があるため要注意です。

(4)契約完了、端末が手元に届く

本人確認書類の確認と審査に通過した後は、指定した日程や時間に端末が発送されます。

WiMAXは先述の通り有線回線の工事が必要なく、端末の到着がそのまま利用の開始日となります。そのため、到着が2~3日(最短翌日など)であれば、申込後数日以内に使い始められるのです。

(5)WiMAXやデバイス接続の設定

最後に、到着したWiMAXのデバイスは使い方を覚えて、社内に必要なデバイスとの連携や接続の確認などを行います。

上手く通信ができない場合や接続の問題が発生した場合には、サポートに聞くか、自社で対応することが必要です。

WiMAX+5Gを法人契約するのに必要な書類

法人契約をするには、会社に関する書類が必要になります。必要な書類は下記のとおりです。

  • 本人確認証明書(担当者の名刺or社員証)
  • 履歴事項全部証明書
  • 法人印
  • 法人確認書類(登記簿謄本or現在/履歴事項証明書or印鑑証明書)
  • 金融機関の届け印(支払い方法を口座振替にした場合)

法人確認書類は、発行した日から3ヶ月以内であり、現住所が記載されている書類に限ります。また、書類に不備があると再提出の必要があるため、不備がないように確認して提出しましょう。

WiMAX+5Gの利用を試したいときは基本をまず押さえよう

今回は、WiMAX+5Gに関連したWiMAXまわりの用語やプロバイダ選びのポイント、利用の流れなどを取り上げました。

WiMAXは、モバイルWiFiの1つで、無線回線を利用できる代表的なインターネット接続に使えるサービスの名称です。

WiMAX2+やWiMAX+5G、ポケットWiFiなど言葉を混同しやすく、先にそれぞれの意味を押さえることで、選定時の混乱を防ぐことができます。

工事回線が必要なく、高速通信ができるというメリットがあり、上手くプロバイダを選定できればお得に法人が利用可能です。契約前のポイントなども押さえて、プロバイダ契約やプラン選定を検討しましょう。

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