povoはどこの回線なのか?MNOなのかを解説。

目次

povoはどこのキャリアの回線を使用しているのか

povoは基本料金0円から利用できるKDDIのプリペイドサービスです。

基本料金0円

いきなり結論

povoが使用する回線はauと同じバンド、auの料金プランと同じネットワーク設備のMNO回線を使用しており、格安SIM(MVNO)と比べると回線速度や品質が安定している。

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povoが使用する回線はau回線と同じネットワーク

同じ時間と場所で接続すればpovoとauの回線速度は近い数値になる

スマホ回線の速度や電波状況の良さは、最寄りの携帯基地局の電波の強度や混雑状況に大きく左右されます。

携帯電話基地局(筆者撮影)

povoが使用する回線はau回線です。

スマホを使う場所と時間が全く同じなら、povoとauの回線速度には大きな差は出ません。

au回線を使用したKDDIが運営する通信サービスは3つ

  1. au
  2. UQモバイル
  3. povo

auのギガ無制限プランは割高に感じる

フラッグシップとなるのauバリューリンクプランの月額料金は、ギガが無制限なこともあり割高です。

割引なしの場合月額8,008円

auのギガ無制限プランは、外出先でネットをそんなに使わない人が契約するとコスパが悪いです。

povoの4G/5Gの提供エリアはauと同じ

povo回線の4G/5Gカバーエリアはauのエリアと全く同じです。

auの5Gの電波が使える場所ならpovoでも5G通信が可能

 2025年6月時点

povoは1GBあたりのコスパが優れている

povoなら1GBあたり100円以下で使えるデータトッピングも多く存在します。

プラン 月額料金 1GBあたり
コスト
30GB/30日間 2,780円 約93円
3GB/30日間 990円 約330円
360GB/365日間 26,400円 約73円
300GB/90日間 9,834円 約33円

povoには、上記の他にも多くの種類のデータトッピングがあります。

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MVNO回線の格安SIMは回線速度が安定しづらい

大多数の格安SIMはMVNO

国内モバイル回線市場では、格安スマホプランの新規参入が続々と進んています。

そのうち大多数のモバイル回線ブランドはMVNO(仮想移動体通信事業者)と呼ばれる事業者です。

代表的なMVNO回線の例

  • IIJmio
  • mineo
  • NUROモバイル
  • イオンモバイル
  • BIC SIM
  • LINEモバイル

MVNOはサービスを販売・顧客サポートを行う会社とモバイル回線(基地局とネットワーク設備)を提供する会社が分離したサービス形態を指します。

MVNOは平日の昼休みや夜間に速度が低下しやすい

MVNOはモバイル回線を提供する会社から仕入れる回線のリソースが少ない傾向にあります。

多くの人がスマホを使う時間帯に利用者の回線速度が通常の携帯キャリアよりも遅くなってしまう現象を完全には防ぎづらいことがMVNOのデメリットです。

MVNOは平日の昼休みや平日の夜間は回線速度が安定しづらい

横浜市 企業のオフィスが林立するみなとみらい地区(筆者撮影)

MVNOが速度低下しやすい時間帯

  • 通勤通学時間帯
  • 自宅で過ごす人が多い夜間
  • 平日正午の昼休憩の時間帯

povoはauが提供するMNOのプリペイドサービス

povoはauが直接提供するオンライン申込専用のプリペイドサービスとして約4年前にスタートしました。

povo1.0時代は月間20GBの定額サービスだった

povo1.0は月額2,970円で月間データ容量20GBの1プランで、2021年3月にサービスを提供開始しました。

  • オンライン契約専用
  • 端末販売なし

とすることでコストダウンを計りましたが、

他社キャリアとの明確な違いを打ち出せないまま2021年9月に新規契約受付を終了しました。

現在も契約者前のサービスは継続中

povo1.0(新規契約受付終了)公式サイト

基本料金0円のauのプリペイドサービスのpovo2.0として再出発

povo2.0は、

  • オンライン契約専用
  • 端末販売なし

といったpovo1.0の特徴はそのままに、

より柔軟なプリペイドサービスとしてリニューアルしました。

  • 基本料金0円
  • トッピングを購入しない状態では128kbpsの速度制限がかかる
  • データトッピングを購入することで必要なGB/期間だけで通信データ容量を使える
  • 電話定額や留守電などのサービスは通話トッピングを購入することで利用できる
  • 国や地域別のお得な海外データトッピングを購入できる

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povoはMVNO回線じゃないから回線品質が安定する

基地局やネットワーク設備を保有する携帯キャリアが直接提供するモバイル回線サービスをMNOと呼びます。

MNOはMVNOと比べ回線速度や回線の安定性が優れています。

au
  • MNO
UQモバイル
  • MNO
povo2.0
  • MNO
povo1.0
  • MNO
BIGLOBEモバイル
  • MVNO
J:COM MOBILE
  • MVNO
マイネオ
  • MVNO
IIJmio
  • MVNO

povo2.0はauが直接提供するプリペイドサービスなので、MNOに該当します。

povoは通話品質も良い

povoで通話時の音質まとめ

音質 通話料

スマホの電話機能
(電話アプリ)
  • 安定して良い
22円(税込)/30秒ごと

LINE通話
  • 概ね安定 まれに安定しないことがある
無料

通話品質も良好

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iPhoneの標準電話アプリのダイヤルパット画面

auとpovoの回線の違いは?

povoはau 5G Fast Laneが利用できない

auバリューリンクプランではより高速な通信が可能なau 5G Fast Laneが利用できますが、povoでは提供されていません。

au 5G Fast Lane

au 5G Fast Laneとは、auバリューリンクプラン利用者限定で、5G通信を他のau回線ユーザーよりも優先的に割り当てて混雑する場所で通信速度の低下を抑えるサービスです。

効果のある場所

  • 満員電車
  • 大型イベント会場

povoが使用するバンドはauと同じ

povoが使用するバンドはauと全く一緒です。

povoのバンド

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4Gバンド

重要度高のバンドはpovoのモバイル通信で使用される頻度が高いバンドです。

重要度高のバンドが一部でもスマホ側に搭載されていない場合、回線速度の低下や圏外頻度の増加が起こります。

povoの4Gバンド

バンド番号 周波数帯 特性
Band 1  2.0GHz帯
  • 重要度高
Band 3  1.7GHz帯
  • 重要度高
Band 18/26  800MHz帯
  • 重要度高

プラチナバンド

Band 11  1.5GHz帯
Band 28 700MHz帯
Band 41  2.5GHz帯
Band 42  3.5GHz帯

5Gバンド

重要度高のバンドはpovoのモバイル通信で使用される頻度が高いバンドです。

重要度高のバンドが一部でもスマホ側に搭載されていない場合、回線速度の低下や圏外頻度の増加が起こります。

povoの5Gバンド

バンド番号 周波数帯 特性
n77 3.5GHz帯
3.7GHz帯
  • 重要度高

Sub6

n78 3.5GHz帯
  • 重要度高

Sub6

n28 700MHz帯
  • 重要度高

転用5G

n3 1.7GHz帯
  • 重要度高

転用5G

n40 2.3GHz帯 転用5G
n41 2.5GHz帯 転用5G
n257 28GHz帯 ミリ波(mmWave)

au回線のプラチナバンドに繋がる

povoの4G回線では、Band18/26がプラチナバンドとして使用されています。

プラチナバンドは障害物を避けるように進む特性と、高速な通信が可能な特性を合わせもつ700MHz-900MHzのバランスの良い周波数帯です。

プラチナバンドは他の周波数帯と比べて建物や障害物を回り込むように進む特性を持っています。


東京都渋谷区(筆者撮影)

プラチナバンドは都心部のビル内から田舎・山間部まで、さまざまなエリアで重要です。


群馬/長野県境付近 (筆者撮影)
山間部は観光名所でもつながりづらい場所がまだある

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