2025年6月のドコモ新プラン登場でirumoとeximoが終了へ
ドコモは2025年6月5日(水)より4つの新しい料金プランを提供開始します。
4つの新料金プラン
- ドコモ MAX
- ドコモ ポイ活 MAX
- ドコモ ポイ活 20
- ドコモ mini
いきなり結論
irumoとeximoが2年足らずで終了する理由はドコモのプランとして認識されづらく、eximoは使い放題プランだと認識されづらい等のブランディング面での問題と、irumoが安すぎてキャンペーン特典目的で利用されることが多かった点、OCNモバイルONEからの受け皿としての役目を終えたと判断したことが理由。
\ irumo申込は6月4日まで /
irumoとeximoが開始からわずか2年足らずで受付終了するのはなぜ?
ahamoよりも遅く登場した2つの料金プラン
2021年3月に提供をスタートしたオンライン専用プランのahamoに続く目的別の料金プランとして注目を集めました。
irumo、eximoも、ahamoのようにドコモのプランっぽさを薄めたブランディングを展開していました。
irumoとeximoは2025年6月4日に受付終了
各プランの提供時期
プラン | 提供開始 | 受付終了 |
irumo | 2023年7月1日 | 2025年6月4日 |
eximo | 2023年7月1日 | 2025年6月4日 |
ahamo | 2021年3月26日 | 終了予定なし |
2021年3月に提供をスタートしたahamoは現在も高い人気が続いており、今後も新規契約の受付を終了する予定はありません。
後から登場したirumoとeximoはなぜ、2年未満で新規受付を終了する料金プランとなってしまったのか?
代表的な理由は以下の2つです。
ブランディング上の問題点
irumoとeximoは名前の意味が分かりづらく、ドコモの料金プランとして認識されづらかった。
料金設定上の問題点
irumoの月額550円(税込)プランがMNPの弾として悪用されていた。
\ irumo申込は6月4日まで /
irumoはドコモの料金プランとして認識されづらかった
UQモバイルやワイモバイルの競合として期待された
大手4キャリアの中で、ソフトバンクはワイモバイル、auはUQモバイルがサブブランドという位置付けで、
- 全国に展開するキャリアショップやオンラインでメインブランドよりも低価格な料金プラン
- スペックは低めだが格安なセットスマホ
を強みに契約者を増加させていました。
メインブランド | サブブランド |
ソフトバンク |
|
au |
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ドコモ |
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楽天モバイル |
|
ドコモはサブブランド不在で顧客流出が続いていた
ドコモはソフトバンクで言うワイモバイルのようなサブブランドが存在しないことから、価格志向の強い顧客の流出が続いていました。
出典:ahamo.com
ahamoは廃止されない

2023年7月に登場したirumoは小容量で低価格な料金プラン、店舗での契約やサポートに対応していることから、ワイモバイルやUQモバイルのライバルとして期待されました。
出典:irumo.docomo.ne.jp
\ irumo申込は6月4日まで /
irumoは他社の格安SIMだと思われることも?
irumoはドコモの料金プランの1つとして登場しつつ、ブランディング面では新しい格安SIMのようなCMと広告戦略を展開していましたが、
かえってドコモが直接提供するプランであるという強みを活かせず、知名度が上がりづらい問題点がありました。
出典:irumo.docomo.ne.jp
irumoは今後どうなる

ドコモ miniがirumoのポジションになる
irumoは月額料金が安くてデータ容量が少ないタイプの料金プランでした。
- irumo→ドコモ mini
- eximo→ドコモ MAX
月間 データ容量 |
4GB/月 | 10GB/月 |
月額料金 | 2,750円(税込) | 3,850円(税込) |
dカードお支払割 | -550円 | -550円 |
ドコモ光 セット割 home 5G セット割 ※どちらか片方のみ |
-1,210円 | -1,210円 |
ドコモでんきセット割 | -110円 | -110円 |
全ての割引適用時 月額料金 |
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eximoもデータ使い放題なことが名前ではわかりづらい
irumoとeximoはどっちが使い放題なのかわかりづらい
eximoはドコモショップでメインで案内される料金プランだったことから、ドコモのプランだと思われない…
という問題点は少なかったようです。
しかし、ギガ使い放題の料金プランであることが、eximoという名前からは分かりづらい印象を受けました。
出典:docomo.ne.jp
irumoとeximo、どっちが高額でデータが使い放題な料金プランなのかが名前からは分かりづらいです。
2025年6月4日までの受付プラン
ahamo |
データ容量が大容量で |
irumo |
データ容量を0.5GB〜9GBまで |
eximo |
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eximo ポイ活 |
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eximoはプラン廃止

後継プランのドコモ MAXは直球のネーミング
eximoの後継プランの名前はドコモ MAXですが、プラン名にドコモが入り、MAXという単語が使い放題であることがわかりやすいです。
2025年6月5日以降の受付プラン
ahamo |
データ容量が大容量で |
ドコモ mini |
データ容量を4GBと10GBの |
ドコモ MAX |
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ドコモ ポイ活 MAX |
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ドコモ ポイ活 20 |
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irumoの0.5GBプランは「MNPの弾」として使われる問題点があった
0.5GBで月額550円(税込)は格安SIMでも珍しい破格の料金だった
irumoが登場した当初、最も注目を集めたのは月間データ容量が0.5GBで月額550円(税込)で使えるプランでした。
プラン | 月額料金 各種割引適用時 |
0.5GB | 月額550円(税込) |
3GB | 月額880円(税込)から |
6GB | 月額1,540円(税込)から |
9GB | 月額2,090円(税込)から |
出典:irumo.docomo.ne.jp
NTTドコモのコンシューマーサービスカンパニー長の斎藤氏は、月額料金の安さが逆にMNP乗り換えで割引特典を受け取るための弾として一部のユーザーに利用されてしまっていたとコメントしています。
また、irumoの0.5GBは安価に契約できることから、MNPの弾として使われていた部分があったことも齋藤氏は認めた。
出典:https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2504/24/news184.html
ドコモ社内では会社の利益に繋がらないMNPの弾としての利用を抑制するために、0.5GBプランの受付終了を求める声が高まったのではないでしょうか。
格安すぎるプランを提供し続けることで、長期的にはドコモ回線を実際に利用している重要な顧客に提供する通信回線やサービスの品質が低下していく懸念もあります。
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OCNモバイルONEからの移行客の受け皿としての機能がひと段落した
irumoはOCNモバイルONEの後継サービスとしての側面も
irumoは、NTTグループの子会社(NTTコミュニケーションズ)が提供している格安SIMのOCNモバイルONEからの移行促進を目指していました。
OCNモバイルONEは有名ネット回線プロバイダOCNが展開する格安SIMで、ドコモ回線を借り受けて使用するMVNOでした。
出典:OCNモバイルONE
NTTドコモとNTTコミュニケーションズの合併によって、OCNモバイルONEの新規契約受付は終了しました。
OCNモバイルONEにも月額550円(税込)で使えるプランがあった
irumoも同額の0.5GBで月額550円(税込)の格安プランを用意して提供をスタートさせました。
出典:OCNモバイルONE
\ irumo申込は6月4日まで /
irumoとeximoのサービス終了はまだまだ先
現在irumoやeximoを契約していて利用中の方は、2025年6月5日の受付終了後も引き続き同額の料金プランを利用し続けることができます。
今後2年以上はirumoやeximoの契約は廃止されないのでは?
消費者にとって不利益かつドコモのブランドイメージにとってもダメージとなる、プランの強制変更がirumo、eximoで行われる可能性は非常に低いです。
irumo、eximoは新規受付を終了してから最低でも2年以上は利用し続けられる可能性が高いです。
\ irumo申込は6月4日まで /