ahamo(アハモ)のバンドは?ドコモ回線との違いを解説。

目次

ahamoが使用するバンドの特長とドコモとの違いを知りたい

ahamoはプラン料金が月額3千円以下で使えるドコモの料金プランとして、600万人以上のユーザーに親しまれています。

ahamoが使用するバンドはドコモ回線と同じなのか?実用面ではバンドの繋がりやすさが気になります。

出典:ahamo.com

いきなり結論

ahamoとドコモの4Gと5Gのバンドに違いはない。5G SAプラチナバンドなど、快適に通信できるオプションやバンドもahamoで利用できる。ahamoの全バンドの中でスマホが対応必須な重要バンドも解説。

ahamoとドコモのバンドに違いは無い

ahamoが使用するバンドと、ドコモ(eximo、ドコモ MAX、ドコモ mini等)が使用するバンドに差異はありません。

使用回線やバンドに全く差がないのに、月額料金を安くできることは大きなメリットです。

出典:ahamo.com

ahamoはドコモと同じ5G SAやプラチナバンドが使える

ahamoはドコモよりも料金が安いものの、ドコモの先進的な通信技術の利用も制限されていません。

高速通信が可能な5G SAサービスの利用(申込必要)や、4Gのプラチナバンドも制限されていないため、ドコモと同じ使い勝手でモバイル回線が快適に使えます。

通話品質にも違いがない

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ahamoがドコモによるオンライン申込型の格安料金プランとして登場した成り立ちも関係しています。

特に、ドコモの電波が他社より強い地方にお住まいならahamoがおすすめ

 

ドコモの4G(LTE) 5Gエリアマップ

鳥取県 大山(筆者撮影)

ahamoが使用するバンドの特性と重要なバンドを知りたい

4G(LTE)で使用しているバンド

重要度高のバンドはahamoのモバイル通信で使用される頻度が高いバンドです。

重要度高のバンドが一部でもスマホ側に搭載されていない場合、回線速度の低下や圏外頻度の増加が起こります。

バンド番号 周波数帯 特性
Band 1 2.0GHz
  • 重要度高
Band 3 1.7GHz
  • 重要度高
Band 19 800MHz
  • 重要度高

プラチナバンド

Band 21 1.5GHz
Band 28 700MHz プラチナバンド
Band 42 3.5GHz

ahamoの4Gエリアはドコモのエリアと同じです。

ドコモの4Gエリア(2025年1月時点)

出典:docomo.ne.jp

5Gで使用しているバンド

重要度高のバンドはahamoのモバイル通信で使用される頻度が高いバンドです。

重要度高のバンドが一部でもスマホ側に搭載されていない場合、回線速度の低下や圏外頻度の増加が起こります。

バンド番号 周波数帯 特性
n1 2.0GHz 転用5G
n28 700MHz 転用5G
n78 3.4-3.5GHz
3.7GHz
  • 重要度高

Sub6

n79 4.5GHz
  • 重要度高

Sub6

n257 28GHz ミリ波(mmWave)

ahamoの5Gエリアはドコモのエリアと同じです。

ドコモの5Gエリア(2025年1月時点)

出典:docomo.ne.jp

ドコモの転用5Gはahamoでも同じ

ドコモもソフトバンクやauと同様に、4G周波数帯を転用して5G回線を提供する転用5Gが導入されています。

転用5Gは5G専用のバンドと比べると5Gの特性や高速な通信を実現しづらいものの、4G+5G全体の体感品質の向上に役立っています。

ドコモ回線の転用5Gバンドは同じ周波数帯でahamoでも利用されています。

転用5G

  1. n1
  2. n28

ahamoの4G(LTE)はプラチナバンドが強み

プラチナバンドはなぜ需要なのか

プラチナバンドとは、4G回線の周波数帯のうち700MHz-900MHzに割り当てられたバンドを意味します。

プラチナバンドは他の周波数帯と比べて建物や障害物を回り込むように進む特性を持っています。


東京都渋谷区(筆者撮影)

周波数帯が上がるほど回線速度は上がります。

(例) 800MHzよりも3.5GHz(3,500MHz)のバンドの方が高速通信が可能。

一方で、周波数帯が上がるほど障害物に影響されやすく、エリアに穴(圏外)ができやすい特性を持っています。

ahamoが使用するプラチナバンド

ahamoの4G回線では、Band19とBand28がプラチナバンドとして使用されています。

ahamoのプラチナバンドのうち、特に重要なバンドはBand 19です。

バンド番号 周波数帯 特性
Band 19 800MHz
  • 重要度高

プラチナバンド

Band 28 700MHz プラチナバンド

プラチナバンドが効果を発揮する場所

プラチナバンドは障害物を避けるように進む特性と、高速な通信が可能な特性を合わせもつ700MHz-900MHzのバランスの良い周波数帯です。

プラチナバンドは都心部のビル内から田舎・山間部まで、さまざまなエリアで重要です。


群馬/長野県境付近 (筆者撮影)
山間部は観光名所でもつながりづらい場所がまだある

こんなエリアで重要

  • 鉄筋コンクリートの大型ビルがひしめく繁華街
  • 地下街や地下鉄の通路
  • 大型ビルの建物内
  • 人口が少ない田園地帯
  • 地形が複雑な山間部

スマホ回線サービスの品質向上にとって重要や役割を持っている貴重な周波数帯貴金属のプラチナから名前が取られました。

ahamoは5G SAに対応しているのか

5G SAは独立した設備で高速5G通信を実現する

5G SAとは、4G用の基地局設備を全く使用せず、5Gのために整備された独立した基地局ネットワークを使用した5G回線を意味する言葉です。

出典:docomo.ne.jp

SAはStandaloneの略で、独立、自立を意味する英語です。

ahamoは5G SAを当面無料で使える

ドコモの5G SAサービスは月額550円(税込)の有料オプションとして開始されており、ahamoユーザーもオプションへの加入が可能です。

5G SAは発展途上のサービスなので、無料キャンペーンが終了日未定で実施されています。

ahamoユーザーは5G SAを当面の間無料で利用できます。

出典:docomo.ne.jp

5G SAの申し込み方法

ahamoユーザーの5G SAの申し込みはmy docomoから可能です。

現在スマホで使用中のSIMカードが5G SA非対応の場合は、新しいeSIMまたはSIMカードの再発行が必要です。

5G SA対応機種の確認方法

ドコモの5G SAに対応するスマートフォンを持っていない場合、5G SAオプションに申し込んでも高速な5G通信の恩恵を受けられません。

以下ページから、スマホが対応機種として掲載されているか確認してみてください。

ドコモ 5G SA対応機種一覧

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