携帯お試し割はいつからなのか?予想に反して始まらない理由は?

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携帯キャリアのお試し割が2025年1月に入っても始まらない訳

総務省のモバイル市場競争促進プランが2024年12月26日に改定され、最大22,000円(税込)分の通信料金の割引が携帯キャリア4社に対して一定の条件で許可されました。

しかし、2025年1月中旬になっても、携帯キャリアの中からお試し割の提供に踏み切るキャリアは出現していません。

2025年1月の記事執筆時点では、お試し割の開始や予告を発表した携帯キャリアはゼロです。


楽天モバイル企業公式サイト

いきなり結論

  • 1社がお試し割を始めると、他社も対抗策やお試し割の提供を考えなければいけないため消耗戦になる懸念があり、4社が互いの出方を注視している状況
  • 携帯キャリア4社はお試し割の導入で本当に自社の売上や利益率が向上するのか疑問を抱いているのでは
  • 携帯キャリア4社の中では、総務省に要望を通した楽天モバイルがお試し割を一番先に始める可能性が高い

本来は2024年12月から携帯お試し割が提供可能になっている

携帯キャリア各社は通信回線の品質を試すことを主旨としたお試し割として、最大22,000円分/最大6ヶ月間の通信プラン料金の割引が2024年12月26日より可能になりました。

 

総務省が定義したお試し割の条件

提供条件
割引できる対象 そのキャリアを初めて契約する消費者に対して
同一キャリア提供の
別ブランドの取り扱い
同一キャリアの別プランは
お試し割の対象としない
割引できる金額の上限 最大で合計22,000円
割引できる期間の上限 最大で6ヶ月間

2025年1月になっても携帯お試し割の提供を発表したキャリアは1社もない

しかし、予想に反して2025年1月中旬になっても携帯お試し割の導入を発表するキャリアは1社もありません。

携帯お試し割制度は新規参入キャリアである楽天モバイルの要望で始まった制度です。

楽天モバイルがお試し割の提供に踏み切らない理由は?

もし、楽天モバイルがお試し割りを導入した場合、楽天最強プランの月額料金は上限でも3,278円(税込)、お試し割を使えば6ヶ月間をまるまる無料で提供できる計算になります。


楽天最強プランの月額料金は段階制

楽天モバイルは2024年に契約者数が800万人を突破して、今後は楽天モバイル事業単体での黒字化が見えてきた段階です。

楽天モバイルはお試し割制度導入前のキャンペーンで、急激な契約者数の増加を実現できています。

楽天モバイルがお試し割の導入に予想外に消極的な理由は、収益化や顧客獲得効率を下げそうなお試し割を今更導入したくない…というような声が聞こえてきそうです。

お試し割の提供開始は一部キャリアでさらに先になる可能性が出てきた

総務省に直接要望した楽天モバイルがは、規制緩和を通した責任もあり、今後お試し割を提供に踏み切る可能性があります。

 

一方で、当初予想されていた4キャリア全社がお試し割の導入に踏み切る可能性は低いです。

 

携帯キャリア名 お試し割を導入する確率
楽天モバイル 高い(楽天最強プラン)
ドコモ 低い(ahamoなど一部で導入される可能性がある)
KDDI(au) 低い(UQモバイルなど一部で導入される可能性がある)
ソフトバンク 低い(ワイモバイルなど一部で導入される可能性がある)

 

4社の回線を半年ずつ使用すれば2年間ほとんどコストをかけずに携帯回線を利用できる…といった節約テクニックは実現できない可能性が高いです。

 

楽天モバイルの契約者数を伸ばした三木谷キャンペーンがお得

今後楽天モバイルでお試し割がスタートしたとしても、恩恵を受けられるユーザーは楽天モバイルを契約したことが一度もない人が1回線分契約する時だけです。

 

現在開催されている三木谷キャンペーンなら、過去に楽天モバイルを契約したことがある人でもキャンペーン対象で、同一名義で2回線目の契約にもキャンペーンが適用できます。

 


出典:楽天モバイル

三木谷キャンペーンとお試し割制度の比較

条件 三木谷社長紹介
キャンペーン
お試し割が
導入された場合
同一名義での
複数回線契約
1回まで
再契約
楽天モバイルユーザーの
回線追加も対象
1回線分のみ
過去に
楽天モバイルを
利用した経験がある場合
キャンペーン適用 対象外
割引/還元の内容 乗換で14,000円相当
新規で7,000円相当
楽天ポイント還元
プラン料金の割引
制度上は22,000円が上限
だが未発表
開催状況 現在開催中
今申し込みできる
開催されていない

 

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